リーボック
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 東京都新宿区矢来町78 |
設立 | 1998年 |
業種 | その他製品 |
事業内容 | アディダス・ブランド製品等の生産、輸出入、販売、またそれに付帯する一切の事業 |
代表者 |
パスカル・マルタン代表取締役 クリストフ・ベズ取締役会長 |
資本金 | 4億9900万円 |
従業員数 | 867名(2006年5月末時点) |
特記事項: リーボックジャパン http://www.reebokjapan.com/ アディダスジャパン http://www.adidas.com/jp/ |
リーボック(英語:Reebok)はイギリス発祥のスポーツ用品ブランド。1900年創業のJ・W・フォスター社に端を発し、1990年代のスニーカーブームのきっかけとなった「THE PUMP TECHNOLOGY」「INSTA PUMP SYSTEM」や衝撃吸収の「DMX」「3DMX」の開発により「機能性の高い製品開発に長けた企業」という認知を得る。また、エアロビクスシューズ「フリースタイル」などのヒットによって、最盛期には北米の大手スポーツ用品ブランドの中で1、2位を争うまでの規模を誇った。現在はアディダス・グループ傘下としてブランド展開している。
グローバルのブランドメッセージは「YOUR MOVE」。スポーツ用品を取り扱う以外に、フィットネスプログラムの提供なども行う(2009年に世界的エンターテイメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ」と共同開発したジムワークアウト「Jukari Fit to Fly(ジュカリ・フィット・トゥ・フライ)」を発表[1])。日本国内では「タイカン」「リーボック・ハローキティ」など独自製品の開発・販売も行うとともに、消費者参加型のランニング・ウォーキングイベント「リーボック・ランナーズ」を開催する。
歴史
- 1895年 陸上選手でもあったジョセフ・ウィリアム・フォスターが靴底に釘を打ち付けた「フォスター・デラックス・スパイク」を制作。
- 1900年イギリスで「J・W・フォスター社」を設立。イギリスの陸上大会で同社のスパイクを履いたアルフ・シュラブが三つの世界記録を打ち立てる。
- 1924年 「フォスター・ポンプ」を履くイングランドのハロルド・エイブラハムスとスコットランドのエリック・リデルがパリ五輪でそれぞれ金メダルを取る。これによりシューズメーカーとしての地位を固める。
- 1958年 社名を「リーボック(俊敏さをイメージさせるガゼルのアフリカ現地名)」に変更するとともに、陸上競技以外のシューズも手がける。
- 1979年 アメリカにおける販売権を得てランニングシューズの販売を開始。
- 1982年 エアロビクスシューズ「フリースタイル」をリリース。世界的なヒット商品となった。
- 1986年 スポーツ用品ブランドとして全米ナンバーワンの売り上げを達成する[2]。
- 1989年 ジン・ミラーと共同開発のフィットネスプログラム「ステップリーボック」を発表。バスケットシューズ「ザ・ポンプ」をリリース。
- 1994年 ランニングシューズ「インスタ・ポンプ・フューリー」をリリース。
- 2002年 フットウェア&アパレルコレクション「RBK」を発表。
- 2005年 アディダス社の傘下に入る。以降同社のブランドとして展開。
- 2007年 ランニングシューズ「タイカン」をリリース。
- 2009年 ウォーキングシューズ「イージートーン」をリリース。ジムワークアウトプログラム「Jukari Fit to Fly(ジュカリ・フィット・トゥ・フライ)」を発表。ハローキティとのコラボアイテム「リーボック・ハローキティ」をリリース。
- 2012年 前年までNFLの公式アパレルであったが、この年よりナイキに変更された2012年よりリーボックに代わってNFLの公式アパレルとなった[3]。
主なシューズ
この節の加筆が望まれています。 |
フリースタイル(FREESTYLE)
1982年、アッパーに衣料用のガーメントレザー(天然皮革)を初めて採用したエアロビクスシューズ「フリースタイル」をリリース。これ以前に同競技の使用に満足できるシューズはなく、当時のエアロビブームとあいまって、リーボックを代表するヒット商品となった。また、当時タイアップ契約を結んでいた女優のシビル・シェパードが、鮮やかなオレンジのフリースタイルを履いて1985年のエミー賞授賞式に出席して話題を呼んだことや[4]、ニューヨークのOLの通勤靴としても支持されたことなどをきっかけに「普段も履ける靴」という認知が広まった。これまでにも数多くのデザインが誕生しており、シンプルなものからポップ、さらには奇抜なものまでと、豊富なバリエーションにより幅広いターゲットやさまざまな利用シーンへの対応を可能にしている。
ザ・ポンプ(THE PUMP)
1989年リリース。靴本体に装着されたポンプを指で押して空気を送り込む機構「THE PUMP TECHNOLOGY」を取り入れることで、足全体(ただし、つま先を除く)で高いフィット感が得られるとしたバスケットシューズが「ザ・ポンプ」。機構名がそのままモデル名となっている。発売当初、同様の機構を持つ他社製品の8~10倍の売り上げを記録し[2]、当モデルのスマッシュヒットをきっかけにランニング・テニス・エアロビクス・クロストレーニング・アウトドアシューズでもTHE PUMP TECHNOLOGYを採用した製品がリリースされた。2009年には発売20周年を迎える。
インスタ・ポンプ・フューリー(INSTA PUMP FURY)
ポンプチェンバー(空気室)がアッパーの一部となることで、フィット感の向上と軽量化を達成したとする「INSTA PUMP SYSTEM」を発表。同機構を備えた「インスタ・ポンプ・フューリー」が、1994年にランニングシューズとして初登場した。機能とともに奇抜なデザインも消費者に受け入れられ、ナイキの「エア・マックス」とともに「90年代に興ったハイテクスニーカーブームの立役者」という評価を得る。現在もさまざまなデザインの製品がリリースされている。
タイカン(TAIKAN)
2007年12月にリリースされたランニングシューズ「タイカン」は、日本陸上競技連盟女子長距離マラソン強化部長・金哲彦が推奨するランニング法「体幹ランニングをサポートするシューズ」というコンセプトのもとに開発された。シューズと走法のマスターで「地面からの反発力が利用できる」「脚の筋肉だけに負担が集中しないので足腰の故障が防げる」「体の筋肉をフル稼動できスピードアップする」「消費エネルギーが増えダイエットに効果的」という4つの効果[5]が得られるほかに、美しいランニングフォームが身につくとしている。
イージートーン(EASYTONE)
美脚、ヒップアップなどの美容効果を前面に押し出した女性向けシューズ「イージートーン」を2009年2月に全世界に向けてリリース。ショッピングや通勤・通学、散歩など日常生活でのより多くのカロリー消費を可能にするとしている。最大の特徴は「バランスポッド」と呼ばれる空気が注入されたソールで、ソフトなクッションの上に載ったような微妙な不安定さは、ハムストリング筋、ふくらはぎ、大臀筋など美脚、ヒップアップに欠かせない筋肉を鍛えるとしている。しかしアメリカ連邦取引委員会(FTC)は、リーボックが2009年から展開した「イージートーンを履いて歩くと、他の運動靴と比べヒップが28%引き締まり、ふくらはぎの筋肉が11%多くつくことが証明された」という広告には科学的根拠がなく、機能を過大に表示していると指摘し、2011年9月にリーボックは2500万ドル(約19億円)を支払うことで和解した。 リーボックはイージートーン製品を購入した人への返金に応じている。
ウェア
他のスポーツ用品ブランド同様、吸湿発熱・衣服内温度調整・帯電防止などの高機能繊維を多くの製品で採用している。競技カテゴリに分類される製品は「フィットネス」「ランニング」「バスケットボール」があり、このほかに「スポーツファッション」「ストリートファッション」など幅の広いカテゴリに分類される製品もある[6]。特徴的なものとしては「タイカン」のランニング時の姿勢をサポートするウェアや、「ハローキティー」や「シルク・ドゥ・ソレイユ」とのコラボ製品などが挙げられる。
ウェアの主な機能表示について
名 称 | タグの色 | 概 要 |
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PLAY SHIELD | 外気に対して壁の役割を果たす表地と通気性が高く摩擦を抑える裏地などの採用により、悪天候下においてもユーザーの運動性能を最大限引き出すとした製品。 | |
PLAY WARM | 湿気の分散と熱エネルギーの消費を抑える機能・構造により、身体を暖かく衣服内環境を快適に保つとした製品。 | |
PLAY DRY | 汗や余分な熱の発散を促進することで、体力の消耗を抑えるとした製品。 |
リーボック・ハローキティ(Reebok×Hello Kitty)
ハローキティ生誕35周年を記念して生れたコラボレーションライン。キャラクターやリボンをあしらった「リーボック・ハローキティ」を2009年9月にリリースした。スポーツカジュアルのラインナップには、「パーカー」「ワンピース」「Tシャツ」「パンツ」「シューズ」がある。販売は日本国内のみとなっている。
逸話など
- DA PUMPは、全員がゴールドカラーのEX O FIT CLEANを履いて、2009年10月5日放送のしゃべくり007(日本テレビ)に出演、ダンスを披露した(YouTubeに動画がUPされている)。
- リーボックランナーズの初回イベントは2008年12月に神奈川県鎌倉市七里ヶ浜で行われた[7]。
- 1924年のパリ五輪においてJ.W.フォスター社のシューズを履いたハロルド・エイブラハムスとエリック・リデルが金メダルを獲得するストーリーは「Chariots of Fire(邦題:炎のランナー)」として映画化、1981年に公開された[2]。
- 2010年、「TAIKAN」の宣伝のためにラジオ体操のパロディである「ラヂオ体操第4」の動画を配信したところ、大変話題になった。NHKには許可を得ないで作成したとのことだが、あさイチで取り上げられ、本家のお墨付きを得た(参照)。
スポンサーシップ
※西暦は契約年
人物
2005年
- ニコル・バイディソバ(テニス)[8], スティービー・ウィリアムス(スケートボード)[9], ネリー(歌手)[10]
酒井”ウィリアム”悠真
2006年
- 山本“KID”徳郁(格闘家)[11], アンドリー・シェフチェンコ(サッカー)[12], ティエリ・アンリ(サッカー)[13], スカーレット・ヨハンソン(女優,歌手)[14],安田愛(元NFLチアリーダー)
2007年
組織・大会
2007年
2009年
- シルク・ドゥ・ソレイユ(エンターテイメント)[1]
脚注
- ^ a b リーボックとシルク・ドゥ・ソレイユによる女性のための革新的なジム・ワークアウト JUKARI(ジュカリ) Fit(フィット) to(トゥ) FLY(フライ) TM~パートナーシップによる新商品が3月下旬より発売~ , 2009年3月27日のリリース
- ^ a b c Reebok BRAND HISTORY BOOK
- ^ “ナイキ社製の新ユニフォーム発表、選手たちがお披露目” (2012年4月4日). 2012年4月4日閲覧。
- ^ FREESTYLE FOREVER! リーボック、大ヒットウィメンズシューズコレクションFreestyle(フリースタイル)25 周年記念イベントを開催 , 2007年5月3日のリリース
- ^ 講談社モウラ「東京マラソン、金哲彦 体幹ランニング特集」
- ^ Apparel Fall&Winter2009
- ^ 鎌倉でのランナーズイベントを撮影した動画
- ^ テニス界の新星ニコル・バイティソバ リーボックブランドパートナーへ , 2005年1月27日のリリース
- ^ スケートボート界へ参入 カリスマ スティービー・ウィリアムス リーボックブランドパートナーへ , 2005年1月27日のリリース
- ^ リーボックがグラミー受賞のラップスター、ネリーと契約 世界的に大活躍中のネリーがRbKブランドキャンペーン“I am What I am”に参加 , 2005年1月27日のリリース
- ^ リーボック、格闘家山本“KID”徳郁とパートナー契約締結 , 2006年11月27日のリリース
- ^ アンドリー・シェフチェンコがReebokと契約 Rbkが素顔のシェフチェンコの素顔を紹介 , 2006年9月5日のリリース
- ^ ティエリ・アンリがReebokのサッカーキャンペーンで世界の代表に アンリが素顔でReebokパートナーの本当の理由を語る , 2006年9月5日のリリース
- ^ リーボック、映画スター スカーレット・ヨハンソンとのパートナー提携 でセンセーショナルなファッション・コレクションSCARLETT "HEARTS" RBKを発表 , 2006年9月5日のリリース
- ^ リーボック、トップモデル道端ジェシカと広告出演パートナー契約を締結 , 2007年8月1日のリリース
- ^ 日本のバスケットボールを再興隆リーボックジャパンとストリートバスケットボールリーグ「LEGEND」が提携全国展開を全面サポート , 2007年4月10日のリリース
関連情報
プロダクト
その他
外部リンク
Reebok Japan
- YOUR MOVE , 製品情報サイト
- Reebok Runners , ランニング、ウォーキングのイベントサイト
- Reebok ONLINE SHOP , オフィシャルECサイト
- Reebok×Hello kity , リーボック・ハローキティのオフィシャルサイト
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