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ベンジャミン・アゴスト

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オリンピック
フィギュアスケート
2006 アイスダンス
ベンジャミン・アゴスト
Benjamin AGOSTO
フィギュアスケート選手
タニス・ベルビンとベンジャミン・アゴスト
2009年世界選手権でのベルビンとアゴスト
生誕 (1982-01-15) 1982年1月15日(42歳)
アメリカ合衆国 シカゴ
身長 175 cm
選手情報
パートナー タニス・ベルビン
コーチ ナタリア・リニチュク
ゲンナジー・カルポノソフ
所属クラブ Iceworks SC
引退 2010年
ISUパーソナルベストスコア
ダンス221.262005 世界選手権
CD44.002005 四大陸選手権
OD67.542005 世界選手権
FD111.542005 世界選手権

ベンジャミン・アレクサンドロ・アゴスト英語: Benjamin Alexandro Agosto, 1982年1月15日 - )は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身の男性フィギュアスケートアイスダンス選手。2006年トリノオリンピックアイスダンス銀メダリスト。パートナーはタニス・ベルビン

経歴

スケートを始めたのは6歳の時。1999年より、現在のパートナーであるタニス・ベルビンと組み、アイスダンスの選手として本格的にスタート。その後、2000年世界ジュニアフィギュアスケート選手権にて銅メダルを獲得、2002年の同選手権では金メダル、同年の全米選手権では銀メダルを獲得し、トップスケーターとしての頭角を表してきた。しかし、全米選手権2位という成績を収めていながら、パートナーのベルビンがまだアメリカ国籍を取得出来ていなかった為、同年ソルトレイクシティにて行なわれたオリンピックに出場は叶わなかった。

その後も、主要の大会において好成績を収め、通常20代後半にアイスダンスの世界でトップクラスの選手となるのに対し、20代前半という以上に若い年齢で、アイスダンス界のトップ選手となった。2004年より大人っぽさを強調する為、顎鬚を伸ばすようになった。

その後、ベルビンが特例により通常より早くアメリカ国籍を取得し、2006年トリノオリンピックに出場。アメリカの国民の期待に答え、見事銀メダルを獲得した。

2006-2007シーズン、中国杯で優勝、ロシア杯で2位となった。全米選手権で5連覇を果たし、四大陸選手権では2位、2007年世界選手権では2年連続の銅メダルを獲得した。

2007-2008シーズン、スケートアメリカと中国杯で優勝、グランプリファイナルでは2位となった。全米選手権では6連覇を果たした。、2008年世界選手権ではコンパルソリーダンスでベルビンの転倒があり5位、オリジナルダンスでは4位、フリーダンスでは3位と巻き返しを図ったが総合4位に終わり、4年ぶりに世界選手権の表彰台を逃した。シーズンオフにはイゴール・シュピルバンドとの師弟関係を解消し、新たにナタリア・リニチュクゲンナジー・カルポノソフをコーチに迎えた。

2008-2009シーズン、スケートアメリカと中国杯で2位、グランプリファイナルではオリジナルダンスの後にアゴストのケガにより棄権した。その後の全米選手権もグランプリファイナルで自身のケガにより棄権をしたが、2009年世界選手権ではコンパルソリーダンス2位、オリジナルダンス1位、フリーダンス2位で総合2位となり、世界選手権で2つ目の銀メダルを獲得した。

2009-2010シーズン、中国杯とスケートアメリカの両方で優勝して、グランプリファイナルの出場権を獲得したが、ベルビンの親知らずの治療のために出場を辞退。2年ぶりの出場となった全米選手権では前年優勝者のメリル・デイヴィスチャーリー・ホワイトの3つのダンスのいずれのスコアも上回ることはできず、7度目の優勝を逃した。2度目のオリンピックとなったバンクーバーオリンピックでは4位に終わった。五輪後に現役引退を表明し、現在スターズ・オン・アイスでプロスケーターとして活動している。

主な戦績

大会/年 99-00 00-01 01-02 02-03 03-04 04-05 05-06 06-07 07-08 08-09 09-10
冬季オリンピック 2 4
世界選手権 17 13 7 5 2 3 3 4 2
四大陸選手権 2 2 1 1 1 2
世界国別対抗戦 1
全米選手権 1 J 2 2 2 1 1 1 1 1 2
GPファイナル 3 2 2 棄権
GPスケートアメリカ 5 3 1 1 1 1 2 1
GP中国杯 1 2 1 2 1
GPエリック杯 6 3 4
GPロシア杯 2 1
ネーベルホルン杯 1
世界Jr.選手権 3 2 1
JGPファイナル 4 1
JGPメキシコ杯 1
JGP B.シュベルター杯 1
JGPモントリオール 1
JGPSBC杯 2
  • J = ジュニアクラス

詳細

2009-2010 シーズン
開催日 大会名 CD OD FD 結果
2010年2月19日-22日 バンクーバーオリンピックバンクーバー 4
40.83
4
62.50
4
99.74
4
203.07
2010年1月21日-23日 全米フィギュアスケート選手権スポケーン 2
45.02
2
66.89
2
106.60
2
218.51
2009年11月13日-15日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカレークプラシッド 1
39.28
1
60.95
1
95.62
1
195.85
2009年10月30日-31日 ISUグランプリシリーズ 中国杯北京 1
38.33
1
60.33
1
95.85
1
194.51
2008-2009 シーズン
開催日 大会名 CD OD FD 結果
2009年4月16日-17日 世界フィギュアスケート国別対抗戦2009東京 - 1
64.27
1
98.71
1
162.98
2009年3月24日-27日 2009年世界フィギュアスケート選手権ロサンゼルス 2
39.65
1
65.16
2
100.27
2
205.08
2008年12月11日-14日 2008/2009 ISUグランプリファイナル高陽 - 4
57.33

- 棄権
2008年11月6日-9日 ISUグランプリシリーズ 中国杯北京 2
37.15
1
58.08
2
91.18

2
186.41
2008年10月23日-26日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカエバレット 2
37.63
3
57.47
1
91.43

2
186.53
2007-2008 シーズン
開催日 大会名 CD OD FD 結果
2008年3月17日-23日 2008年世界フィギュアスケート選手権ヨーテボリ 5
35.02
4
64.69
3
103.29

4
203.00
2007年12月13日-16日 2007ISUグランプリファイナルトリノ - 1
63.64
2
100.5

2
164.14
2007年11月8日-11日 ISUグランプリシリーズ 中国杯ハルビン 2
35.89
2
60.81
1
98.41

1
195.11
2007年10月25日-28日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカレディング 1
36.03
1
59.24
1
97.68

1
192.95
2006-2007 シーズン
開催日 大会名 CD OD FD 結果
2007年3月19日-25日 2007年世界フィギュアスケート選手権東京 5
37.17
2
61.85
4
96.41

3
195.43
2007年2月5日-11日 2007年四大陸フィギュアスケート選手権コロラドスプリングス 2
37.72
1
60.45
2
98.81

2
196.98
2006年11月23日-26日 ISUグランプリシリーズ ロシア杯モスクワ 2
36.56
1
58.02
2
91.75

1
186.33
2006年11月9日-12日 ISUグランプリシリーズ 中国杯南京 2
36.75
1
58.9
2
91.5

2
187.15
2005-2006 シーズン
開催日 大会名 CD OD FD 結果
2006年3月20日-26日 2006年世界フィギュアスケート選手権カルガリー 3
37.59
4
59.65
4
99.5

3
196.74
2006年2月10日-26日 トリノオリンピックトリノ 6
37.36
2
60.53
4
98.17

2
196.06
2006年1月23日-28日 2006年四大陸フィギュアスケート選手権コロラドスプリングス 1
38.23
1
59.28
1
102.22

1
199.73
2005年10月20日-23日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカアトランティックシティ 1
36.73
1
58.37
1
95.35

1
190.45
2005年9月29日-10月2日 ネーベルホルン杯オーベルストドルフ 1
36.57
1
59.04
2
90.32

1
185.93
2004-2005 シーズン
開催日 大会名 CD OD FD 結果
2005年3月14日-20日 2005年世界フィギュアスケート選手権モスクワ 2
42.18
2
67.54
2
111.54

2
221.26
2005年1月14日-20日 2005年四大陸フィギュアスケート選手権江陵市 1
44
1
65.2
1
110.09

1
219.29
2004年12月16日-19日 2004ISUグランプリファイナル北京 - 2
62.37
2
108.16

2
170.53
2004年11月10日-14日 ISUグランプリシリーズ 中国杯北京 1
40.07
1
64.93
1
105.28

1
210.28
2004年10月21日-24日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカピッツバーグ 1
43.71
1
63.4
1
105.76

1
212.87
2003-2004 シーズン
開催日 大会名 CD OD FD 結果
2004年3月22日-28日 2004年世界フィギュアスケート選手権ドルトムント 4 5 5 5
2004年2月19日-25日 2004年四大陸フィギュアスケート選手権ハミルトン 2 1 1 1
2003年12月11日-14日 2003ISUグランプリファイナルコロラドスプリングス - 2
59.81
4
101.44

3
161.25
2003年11月20日-23日 ISUグランプリシリーズ ロシア杯モスクワ 3
38.98
2
62.8
2
107.39

2
209.17
2003年11月14日-16日 ISUグランプリシリーズ ラリック杯パリ 4
34.61
3
59.05
4
101.53

4
195.19
2003年10月23日-26日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカレディング 2
40.02
2
61.27
1
110.79

1
212.08
2002-2003 シーズン
開催日 大会名 CD OD FD 結果
2003年3月24日-30日 2003年世界フィギュアスケート選手権ワシントンD.C. 4 7 7 7
2003年2月10日-16日 2003年四大陸フィギュアスケート選手権北京 4 2 2 2
2002年11月14日-17日 ISUグランプリシリーズ ラリック杯パリ 3 2 3 3
2002年10月23日-27日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカスポケーン 3 3 3 3

プログラム使用曲

シーズン OD FD EX
2009-2010 モルダヴィアの民族舞踊 カッチーニのアヴェ・マリア
スミ・ジョー
スターバト・マーテル
作曲:ロッシーニ
ブリーディング・ラヴ
by レオナ・ルイス
2008-2009 Stepping Out
by John Kander and Fred Ebb
歌劇「トスカ」より
作曲:ジャコモ・プッチーニ
ブリーディング・ラヴ
by レオナ・ルイス
2007-2008 Appalachian Hoedown フレデリック・ショパンセレクション
編曲:Joseph Le Duca
Let's Get Loud
by ジェニファー・ロペス
SexyBack、My Love
by ジャスティン・ティンバーレイク
2006-2007 Concierto Para Quinteto、Oblivion
作曲:アストル・ピアソラ
ザッツ・エンターテインメントより序曲
アメリ
作曲:ヤン・ティルセン
Let's Get Loud
by ジェニファー・ロペス
2005-2006 Salsa Con Coco
by Pochy y Su Cocoband
Let's Get Loud
by ジェニファー・ロペス
Bulenas
Jaleo
by ルイスウィンズバーグ
Duende
by Esteban
Green Acres
American Woman
La Rosa
Let's Get Loud
2004-2005 チャールストン:キャバレー
スローフォックストロット:New York, New York
クイックステップ:キャバレー
Shadritsa
作曲:エドウィン・マートン
Green Acres
作曲:Vic Mizzy
2003-2004 ジルバ:5 months, 2 weeks, 2 days
by ルイ・プリマ
ブルース:Give me Some Money Too
by Leni Hester
スウィング:Hey Pachuco
by Royal Crown Revue
ウエスト・サイド物語
作曲:レナード・バーンスタイン
エルヴィス・プレスリーメドレー
Green Acres
2002-2003 ワルツ:オペラ「椿姫」より乾杯の歌
作曲:ジュゼッペ・ヴェルディ
ポルカ:Jolly Robbers
作曲:フランツ・フォン・スッペ
ハートブレイク・ホテル
ハウンド・ドッグ
監獄ロック
テディベア
by エルヴィス・プレスリー
エルヴィス・プレスリーメドレー

参考文献

外部リンク