バスラットレオン
この記事は現役競走馬を扱っています。 |
バスラットレオン | |||||||||
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2021年東京優駿 | |||||||||
欧字表記 | Bathrat Leon[1] | ||||||||
品種 | サラブレッド[1] | ||||||||
性別 | 牡[1] | ||||||||
毛色 | 鹿毛[1] | ||||||||
生誕 | 2018年3月25日(6歳)[1] | ||||||||
父 | キズナ[1] | ||||||||
母 | バスラットアマル[1] | ||||||||
母の父 | New Approach[1] | ||||||||
生国 | 日本(北海道浦河町)[1] | ||||||||
生産者 | 三嶋牧場[1] | ||||||||
馬主 | (株)広尾レース[1] | ||||||||
調教師 | 矢作芳人(栗東)[1] | ||||||||
競走成績 | |||||||||
生涯成績 |
17戦4勝[1] 中央:14戦3勝 海外:3戦1勝 | ||||||||
獲得賞金 |
1億8763万4600円 中央:1億779万円[1] UAE:58万米ドル[2][注 1] イギリス:5万3600ポンド[3][注 2] (2022年11月12日現在) | ||||||||
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バスラットレオン(欧字名:Bathrat Leon、2018年3月25日 - )は、日本の競走馬[1]。主な勝ち鞍は2021年のニュージーランドトロフィー、2022年のゴドルフィンマイル。
馬名の意味は、母名の一部+英語の獅子。獅子のように強く、走ってほしいという意から。
戦績
2歳(2020年)
7月26日札幌の2歳新馬戦(芝1800m)に藤岡佑介とのコンビでデビュー。好スタートから先手を取ると直線では上がり最速タイ33秒6の脚を使い逃げ切り勝ちを収める[4]。9月5日の札幌2歳ステークスでは2番手追走から4コーナーでソダシとともに先頭に並んだが、直線伸び切れず3着に終わる[5]。秋に入り11月28日の京都2歳ステークスでは6着、12月20日の朝日杯フューチュリティステークスでは4着に敗れ、2歳シーズンを終えた。
3歳(2021年)
1月10日のシンザン記念から始動したが、ピクシーナイトの3着に敗れる。その後、3月13日阪神の3歳1勝クラス(芝1600m)ではスタートからハナを奪うと直線でも脚色は衰えることなくそのまま逃げ切り2勝目を挙げるとともに、鞍上の古川奈穂はJRA初勝利を飾った[6]。4月10日のニュージーランドトロフィーでは好スタートから道中軽快に逃げ、直線に入ると後続に5馬身差突き放して快勝。重賞初制覇を果たすとともにNHKマイルカップへの優先出走権を獲得した[7]。しかし、そのNHKマイルカップではスタート直後に藤岡佑介を振り落として放馬、競走中止した。落馬のため競走後のダメージは残らず、急遽東京優駿に出走、大外枠から先手を取り逃げたが、直線力尽き15着に終わった。休養明けの京成杯オータムハンデキャップ以降のマイル3戦も、いずれも2桁着順であった。
4歳(2022年)
4歳になり、京都金杯に出走。東京優駿以来、先手を取ったが9着に敗れた。
その後、ドバイワールドカップミーティングにて行われるゴドルフィンマイルへの出走を決定。ブックメーカーのオッズではブービー人気と低評価であったが、レースではスタートから先手を奪うとそのまま後続を寄せつけず、2着デザートウィズダムに1馬身1/4差をつけて逃げ切り勝ちを収めた[8]。同競走の日本調教馬の優勝は2006年のユートピア以来16年ぶりとなる。
7月27日にはイギリスのグッドウッド競馬場で行われたG1サセックスステークスに出走。7頭中最低人気ながらレースではスローペースの逃げを展開、直線では一瞬後続を突き放す場面も見せたが、最終的には後方から伸びた断然一番人気のバーイードに屈し、アルコールフリーとハナ差の4着に終わった。
競走成績
以下の内容は、JBISサーチ[9]、netkeiba.com[10]、Racing Post[11]、Racing TV[12]、BHA[13]およびFrance Galop[14]の情報に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上り3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬(2着馬) | 馬体重 [kg] |
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2020. 7.26 | 札幌 | 2歳新馬 | 芝1800m(良) | 7 | 1 | 1 | 2.6 (1人) | 1着 | 1:51.3(33.6) | -0.4 | 藤岡佑介 | 54 | (モリノカンナチャン) | 462 | |
9. 5 | 札幌 | 札幌2歳S | GIII | 芝1800m(良) | 14 | 4 | 6 | 3.9 (1人) | 3着 | 1:48.5(37.2) | 0.3 | 坂井瑠星 | 54 | ソダシ | 462 |
11.28 | 阪神 | 京都2歳S | GIII | 芝2000m(良) | 10 | 2 | 2 | 6.9 (4人) | 6着 | 2:02.1(35.9) | 0.5 | 坂井瑠星 | 55 | ワンダフルタウン | 482 |
12.20 | 阪神 | 朝日杯FS | GI | 芝1600m(良) | 16 | 6 | 11 | 25.0 (8人) | 4着 | 1:32.8(34.8) | 0.5 | 坂井瑠星 | 55 | グレナディアガーズ | 478 |
2021. 1.10 | 中京 | シンザン記念 | GIII | 芝1600m(良) | 15 | 6 | 10 | 4.2 (2人) | 3着 | 1:33.7(35.5) | 0.4 | 坂井瑠星 | 56 | ピクシーナイト | 478 |
3.13 | 阪神 | 3歳1勝クラス | 芝1600m(稍) | 10 | 7 | 7 | 1.9 (1人) | 1着 | 1:34.2(34.6) | -0.4 | 古川奈穂 | 52 | (ビップランバン) | 480 | |
4.10 | 中山 | NZT | GII | 芝1600m(良) | 16 | 3 | 6 | 3.2 (2人) | 1着 | 1:33.1(34.6) | -0.9 | 藤岡佑介 | 56 | (タイムトゥヘヴン) | 480 |
5. 9 | 東京 | NHKマイルC | GI | 芝1600m(良) | 18 | 2 | 4 | 4.6 (3人) | 競走中止 | 藤岡佑介 | 57 | シュネルマイスター | 482 | ||
5.30 | 東京 | 東京優駿 | GI | 芝2400m(良) | 17 | 8 | 17 | 53.9(12人) | 15着 | 2:25.4(36.8) | 2.9 | 藤岡佑介 | 57 | シャフリヤール | 484 |
9.12 | 中山 | 京成杯AH | GIII | 芝1600m(良) | 16 | 6 | 11 | 6.2 (2人) | 15着 | 1:33.3(34.8) | 1.3 | 藤岡佑介 | 54 | カテドラル | 482 |
10.23 | 東京 | 富士S | GII | 芝1600m(良) | 17 | 2 | 4 | 14.7 (7人) | 12着 | 1:34.4(35.4) | 1.2 | 坂井瑠星 | 55 | ソングライン | 486 |
11.13 | 東京 | 武蔵野S | GIII | ダ1600m(稍) | 16 | 4 | 8 | 21.7(10人) | 13着 | 1:36.7(38.1) | 1.7 | 菅原明良 | 57 | ソリストサンダー | 484 |
2022. 1. 5 | 中京 | 京都金杯 | GIII | 芝1600m(良) | 16 | 1 | 2 | 9.9 (5人) | 9着 | 1:33.4(35.6) | 0.5 | 坂井瑠星 | 55 | ザダル | 492 |
3.26 | メイダン | ゴドルフィンM | G2 | ダ1600m(良) | 16 | 1 | 4 | 67.0(15人) | 1着 | 1.36.03 | (-1馬身 1/4) | 坂井瑠星 | 57 | (Desert Wisdom) | 計不 |
7.27 | グッドウッド | サセックスS | G1 | 芝8F(GF)[注 3] | 7 | 5 | 2 | 67.0 (7人) | 4着 | 1:38.33(34.61) | 0.59 | 坂井瑠星 | [注 4] | Baaeed | 計不 |
8.14 | ドーヴィル | ジャックルマロワ賞 | G1 | 芝1600m(BS)[注 5] | 9 | 6 | 1 | [注 6] | 31.0 (9人)7着 | 1:35.40(36.06) | 1.33 | 坂井瑠星 | 59.5 | Inspiral | 計不 |
11.12 | 東京 | 武蔵野S | GIII | ダ1600m(良) | 16 | 4 | 8 | 21.9 (7人) | 3着 | 1:35.7(35.6) | 0.1 | 坂井瑠星 | 58 | ギルデッドミラー | 490 |
- 海外の枠番はゲート番
- 海外のオッズ・人気は現地主催者発表のもの(日本式のオッズ表記とした)
- 競走成績は2022年11月12日現在
血統表
バスラットレオンの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ヘイロー系 |
[§ 2] | ||
父 キズナ 2010 青鹿毛 |
父の父 ディープインパクト2002 鹿毛 |
*サンデーサイレンス | Halo | |
Wishing Well | ||||
*ウインドインハーヘア | Alzao | |||
Burghclere | ||||
父の母 *キャットクイルCatequil 1990 鹿毛 |
Storm Cat | Storm Bird | ||
Terlingua | ||||
Pacific Princess | Damascus | |||
Fiji | ||||
母 バスラットアマル 2010 栗毛 |
New Approach 2005 栗毛 |
Galileo | Sadler's Wells | |
Urban Sea | ||||
Park Express | Ahonoora | |||
Matcher | ||||
母の母 *ザミリア2001 黒鹿毛 |
Cape Cross | Green Desert | ||
Park Appeal | ||||
Angelic Sounds | The Noble Player | |||
Twany Angel | ||||
母系(F-No.) | ザミリア(IRE)系(FN:6-f) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Ahonoora 4×5=9.38%、Northern Dancer 5×5=6.25% | [§ 4] | ||
出典 |
- 母バスラットアマルの半姉に2008年チェヴァリーパークステークス・2010年ニアークティックステークス勝ちのシリアスアティテュード(父ムトト)、その仔に2019年オールカマー勝ちのスティッフェリオ(父ステイゴールド)がいる。
脚注
注釈
- ^ 日本円で、7080万600円。
- ^ 日本円で、884万4000円。
- ^ 「F」はハロンの略号、日付は現地時間。8ハロンをメートル法に換算すると1609.344メートル。日本中央競馬会 (JRA) は、これを「1600メートル」としている[15]。馬場状態の発表は「Good To Firm」[16]。これをJRAでは「良」と発表した[17]。馬場状態#芝馬場参照。
- ^ 斤量は9ストーン10ポンド(=136ポンド)で[16]、メートル法に換算すると約61.69キログラム(小数点第3位以下を四捨五入)。これをJRAでは「61.5kg」と発表した[15]。
- ^ 馬場状態の発表は「Bon Souple」[18]。これをJRAは「稍重」と発表した[19]。馬場状態#芝馬場参照。
- ^ オッズ・人気はフランス場外馬券発売公社のもの[20]。日本国内では、単勝オッズ9.8倍の6番人気であった。
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “バスラットレオン”. www.jbis.or.jp. 2022年11月12日閲覧。
- ^ “2022 ドバイ・ワールドカップ・デイ施行競走 登録要綱(簡易版)”. 2022年3月26日閲覧。
- ^ “2022 サセックスステークス(G1)の登録要綱”. www.jairs.jp. ジャパン・スタッドブック・インターナショナル. 2022年7月27日閲覧。
- ^ “バスラットレオン抜群スタートから逃げ切り/新馬戦”. 日刊スポーツ (2020年7月26日). 2021年4月11日閲覧。
- ^ “【札幌2歳S】1番人気のバスラットレオンは3着 坂井「新馬戦と違って持久力勝負になった」”. スポーツ報知 (2020年9月5日). 2021年4月11日閲覧。
- ^ “【3歳1勝クラス】(阪神6R) バスラットレオンが逃げ切り古川奈穂騎手初勝利”. netkeiba.com (2021年3月13日). 2021年4月11日閲覧。
- ^ “【ニュージーランドT結果】バスラットレオンが5馬身差圧勝! いざGIへ”. netkeiba.com (2021年4月10日). 2021年4月11日閲覧。
- ^ “Race Result”. エミレーツレーシングクラブ (2021年3月26日). 2021年4月1日閲覧。
- ^ “バスラットレオン 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2021年4月12日閲覧。
- ^ “バスラットレオンの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2021年4月12日閲覧。
- ^ “Bathrat Leon | Race Record & Form | Racing Post”. www.racingpost.com. 2022年5月29日閲覧。
- ^ “Bathrat Leon - Racing TV”. www.racingtv.com. 2022年7月28日閲覧。
- ^ Authority, The British Horseracing. “Bathrat Leon (JPN) - Horse Profile - The British Horseracing Authority” (英語). The British Horseracing Authority. 2022年7月27日閲覧。
- ^ “BATHRAT LEON JPN - France Galop”. www.france-galop.com. フランスギャロ. 2022年8月14日閲覧。
- ^ a b “2022サセックスステークス(G1)の出馬表が確定”. www.jra.go.jp. 日本中央競馬会. 2022年7月26日閲覧。
- ^ a b “Qatar Sussex Stakes”. www.racingpost.com. レーシング・ポスト. 2022年7月27日閲覧。
- ^ “2022サセックスステークス(G1)の結果”. www.jra.go.jp. 日本中央競馬会. 2022年7月28日閲覧。
- ^ “PRIX DU HARAS DE FRESNAY-LE-BUFFARD JACQUES LE MAROIS”. www.france-galop.com. フランスギャロ. 2022年8月14日閲覧。
- ^ “2022ジャックルマロワ賞(G1)の結果”. www.jra.go.jp. 日本中央競馬会. 2022年8月14日閲覧。
- ^ “ジャックルマロワ賞 - JRA - VAN Ver. World”. world.jra-van.jp. 2022年8月14日閲覧。
- ^ a b c “バスラットレオン 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年5月3日閲覧。
- ^ a b “バスラットレオンの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2021年5月3日閲覧。