ケープクロス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ケープクロス
欧字表記 Cape Cross
品種 サラブレッド
性別
毛色 黒鹿毛
生誕 1994年3月13日
死没 2017年4月21日[1]
Green Desert
Park Appeal
母の父 Ahonoora
生国 アイルランドの旗 アイルランド
生産者 Sheikh Mohammed bin
Rashid Al Maktoum
馬主 Godolphin
調教師 John H.M.Gosden(イギリス
Saeed bin Suroor (UAE)
競走成績
生涯成績 19戦5勝
勝ち鞍
GI ロッキンジステークス 1998年
GII クイーンアンステークス 1999年
GII セレブレイションマイル 1999年
テンプレートを表示

ケープクロス (Cape Cross) は、アイルランド生まれの競走馬、および種牡馬。おもな勝ち鞍は1998年ロッキンジステークス。名前の由来はナミビアにあるの名前である。

競走馬時代[編集]

3歳までは条件戦を2勝するほどの成績しか上げられなかった。

4歳時にドバイに移籍。ドバイ国内でダートのレースを2戦するがこれといって活躍できず、ふたたびイギリスにもどってロッキンジステークスに出走。10頭立ての9番人気とブービー人気であったが、クビ差ながらに勝利をおさめ、久々の勝利がG1初制覇となった。その後、年内は1勝も挙げることはできなかった。日本のタイキシャトルが勝利したジャック・ル・マロワ賞では3着に入っている。

明けて5歳、ドバイのダート競走に再び出走するも惨敗。芝路線で立て直しを図り、クイーンアンステークスセレブレーションマイルとG2競走を連勝する。そして、G1競走アットマイルステークスで6着と惨敗しこれを最後に引退した。

種牡馬時代[編集]

産駒は世界各国で活躍している。シーザスターズゴールデンホーンの2頭の凱旋門賞馬やカルティエ賞年度代表馬に2度も選ばれたウィジャボードなど、自身や父が短距離馬であったにもかかわらずクラシックディスタンスでの超一流馬も輩出し、種牡馬としての評価を上げている。2009年、産駒のシーザスターズが凱旋門賞を制する等の活躍によって仏リーディングサイアーに輝いた。

2016年、生殖能力低下のために種牡馬を引退した[2]。2017年4月21日に安楽死された[1]

主な産駒[編集]

主な本馬が母父である競走馬[編集]

血統表[編集]

ケープクロス血統ダンジグ系 / The Phoenix 5×5=6.25%) (血統表の出典)

Green Desert
1983 鹿毛
父の父
Danzig
1977 鹿毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Pas de Nom Admiral's Voyage
Petitioner
父の母
Foreign Courier
1979 鹿毛
Sir Ivor Sir Gaylord
Attica
Courtly Dee Never Bend
Tulle

Park Appeal
1982 黒鹿毛
Ahonoora
1975 栗毛
Lorenzaccio Klairon
Phoenissa
Helen Nichols Martial
Quaker Girl
母の母
Balidaress
1973 芦毛
Balidar Will Somers
Violet Bank
Innocence *Sea Hawk
Novitiate F-No.14-c

脚注[編集]

  1. ^ a b Godolphin sire Cape Cross euthanized at 23 - Daily Racing Form”. drf.com. 2019年2月16日閲覧。
  2. ^ ケープクロスが種牡馬引退(アイルランド)【生産】ジャパンスタッドブックインターナショナル、2016年9月21日閲覧

外部リンク[編集]