ジープ・グラディエーター

ジープ・グラディエーター（Jeep Gladiator）は、ジープブランドのピックアップトラックである。

初代 (1962年-1988年) SJ

フェイスリフト後の'74年型ジープ・J10 ピックアップトラック

初代は1962年（1963モデルイヤー）から1988年まで生産・販売されたフルサイズピックアップトラックである。ジープ・ワゴニア (SJ)のプラットフォームをベースに開発された。

1971年から1973年はグラディエーターの名が外されて「ジープ・ピックアップ」となり、1974年から販売終了までは「ジープ・Jシリーズ」と呼ばれた。

また、旧式化していたアメリカ軍のダッジ・ダッジ・M38（英語版）の取り替え用として、1967年から1969年までM715（英語版）とし調達され、ベトナム戦争へと送られた。しかし、直6 OHCエンジンの過大なオイル消費、信頼性、耐久性などに難があり、短期間で、グラディエーターと同じく民生用をベースとしたダッジ・M8xxシリーズ（英語版）に置き換えられている。

1981年にはワゴニア由来の車体をやめ、CJシリーズに共通するボンネットとキャブを載せたCJ-10（英語版） が登場し、1988年まで生産されている。

• 
  フェイスリフト前の'64年型グラディエーター
• 
  同リア
• 
  2度目のフェイスリフト後の'83年型J10 ピックアップトラック

• 
  M715
• 
  最大積載量の多いモデルはJ20 ホンチョとなった
• 
  CJ-10

2代目 (2018年-) JT

ジープ・グラディエーター (JT)

2018年11月28日、FCAはグラディエーターを発表した。4代目ジープ・ラングラー （JL）のプラットフォームをベースに開発された。エンジンは最高出力285pの3.6リッターV6ガソリンエンジンが搭載され、遅れて最高出力260psの3リッターV6ディーゼルエンジンが追加される予定となっている。

2021年9月に、ステランティスの日本法人の一つであるFCAジャパン（現：Stellantisジャパン）が2021年冬に日本での発売予定を発表し、2021年11月30日から日本での受注を開始した。日本では「ルビコン」仕様のみの設定となる。

関連項目

• ジープ・コマンチ
• ライトトラック

外部リンク

• グラディエーター（日本語）日本公式サイト
• グラディエーター（英語）