イリア・マリニン
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2022年スケートアメリカでのマリニン | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
生誕 |
2004年12月2日(19歳) バージニア州フェアファックス | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
居住地 | バージニア州ビエナ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
親族 | タチアナ・マリニナ(母) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
身長 | 168 cm | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
選手情報 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
代表国 | アメリカ合衆国 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
コーチ |
タチアナ・マリニナ ラファエル・アルトゥニアン ロマン・スコルニアコフ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
所属クラブ | Washington FSC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
練習拠点 |
レストン アーバイン | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
開始 | 2011 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ISUサイト | バイオグラフィ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ISUパーソナルベストスコア | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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イリア・マリニン(英語: Ilia Malinin、2004年12月2日 - )あるいはイリヤ・マリニンは、アメリカ、バージニア州フェアファックス出身のアメリカ代表フィギュアスケート選手(男子シングル)。2022年世界ジュニア選手権優勝。2022年全米選手権 銀メダリスト。4回転アクセル(クワッドアクセル)を国際スケート連盟公認大会において世界で初めて成功させた[1]。
経歴
オリンピック出場経験のあるフィギュアスケーターであり、コーチの両親(母タチアナ・マリニナ、父ロマン・スコルニアコフ)のもと、6歳でスケートを始める。
2018-2019シーズンには、羽生結弦の「SEIMEI」風な衣装で演技したこともある[2][3]。
2022-2023シーズン、シニア移行。
2021-2022シーズン
ISUジュニアグランプリシリーズ 第1戦フランス大会と第7戦オーストリア大会にエントリーしそれぞれ優勝。つづく全米フィギュアスケート選手権では、ジュニアながらネイサン・チェンに続く2位に入るが、シニアでの実績がないことから北京オリンピック代表には選ばれなかった。 2022年4月の世界ジュニアフィギュアスケート選手権で優勝、ジュニア歴代世界最高記録を更新した[4]。
2022-2023シーズン
USインターナショナルクラシック FSにて、世界で初めてクワッドアクセルを成功[5]。
技術・演技
アクセル(A)、フリップ(F)、ルッツ(Lz)、ループ(Lo)、トウループ(T)、サルコウ(S)の6種類の4回転ジャンプを跳ぶ[6]。
2022-2023シーズンのプログラムでは、アクセル(4A)、ルッツ(4Lz)、サルコウ(4S)、トーループ(4T)の4種類の4回転ジャンプを組み込んでいる。
4回転アクセルついては、羽生とは飛び方が違うと言われているが、羽生に刺激されたと語っている[7]。
記録
- 男子シングルジュニアクラスショートプログラム世界最高得点(88.99) - 2022年世界ジュニアフィギュアスケート選手権 ※当時
- 男子シングルジュニアクラスフリースケーティング世界最高得点(187.12) - 2022年世界ジュニアフィギュアスケート選手権 ※当時
- 男子シングルジュニアクラス総合スコア世界最高得点(276.11) - 2022年世界ジュニアフィギュアスケート選手権 ※当時
主な戦績
大会/年 | 2018 -19 |
2019 -20 |
2020 -21 |
2021 -22 |
2022 -23 |
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世界選手権 | 9 | ||||
全米選手権 | 3 N | WD | 2 | ||
GPファイナル | TBD | ||||
GPスケートアメリカ | 5 | 1 | |||
エスポーグランプリ | 1 | ||||
USインターナショナルクラシック | 1 | ||||
CSオーストリア杯 | 3 | ||||
チャレンジカップ | 1 | ||||
フィラデルフィアサマー | 1 J | ||||
アジアフィギュア杯 | 1 N | ||||
ゴールデンベア | 2 N | ||||
世界Jr.選手権 | 16 | 1 | |||
JGPファイナル | 中止 | ||||
JGPオーストリア | 1 | ||||
JGPフランス | 1 | ||||
JGPイタリア | 7 | ||||
JGPレークプラシッド | 4 | ||||
団体戦 | |||||
ジャパンオープン | 2 |
- J - ジュニアクラス
- N - ノービスクラス
詳細
パーソナルベストは太字で表示
2022-2023 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2022年12月8日 - 11日 | 2022/2023 ISUグランプリファイナル(トリノ) | |
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TBD |
2022年11月25日 - 27日 | ISUグランプリシリーズ エスポーグランプリ(エスポー) | 2 85.57 |
1 192.82 |
1 278.39 |
2022年10月21日 - 23日 | ISUグランプリシリーズ スケートアメリカ(ノーウッド) | 4 86.08 |
1 194.29 |
1 280.37 |
2022年10月8日 | ジャパンオープン2022(さいたま) | - |
2 193.42 |
2 団体 |
2022年9月12日 - 16日 | ISUチャレンジャーシリーズ USインターナショナルクラシック(レークプラシッド) | 6 71.84 |
1 185.44 |
1 257.28 |
2021-2022 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2022年4月13日 - 17日 | 2022年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(タリン) | 1 88.99 |
1 187.12 |
1 276.11 |
2022年3月21日 - 27日 | 2022年世界フィギュアスケート選手権(モンペリエ) | 4 100.16 |
11 163.63 |
9 263.79 |
2022年2月24日 - 27日 | チャレンジカップ(ティルブルフ) | 2 84.55 |
1 176.14 |
1 260.69 |
2022年1月3日 - 9日 | 2022年全米フィギュアスケート選手権(ナッシュビル) | 3 103.46 |
2 199.01 |
2 302.48 |
2021年11月11日 - 14日 | ISUチャレンジャーシリーズ オーストリア杯(グラーツ) | 13 67.58 |
2 154.97 |
3 222.55 |
2021年10月6日 - 9日 | ISUジュニアグランプリシリーズ(リンツ) | 1 81.31 |
1 164.04 |
1 245.35 |
2021年8月18日 - 21日 | ISUジュニアグランプリシリーズ フランスⅠ(クールシュヴェル) | 1 80.07 |
1 134.57 |
1 214.64 |
2020-2021 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2020年10月23日 - 24日 | ISUグランプリシリーズ スケートアメリカ(ラスベガス) | 7 76.75 |
5 143.56 |
5 220.31 |
2019-2020 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
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2020年3月2日 - 8日 | 2020年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(タリン) | 13 74.02 |
18 121.95 |
16 195.97 |
2019年10月2日 - 5日 | ISUジュニアグランプリシリーズ(エーニャ) | 4 72.19 |
7 203.47 |
7 203.47 |
2019年8月28日 - 31日 | ISUジュニアグランプリシリーズ(レークプラシッド) | 3 71.34 |
3 130.38 |
4 201.72 |
2019年7月29日 - 8月3日 | フィラデルフィアサマー ジュニアクラス(フィラデルフィア) | 1 71.50 |
1 130.34 |
1 201.84 |
プログラム使用曲
シーズン | SP | FS | EX |
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2022-2023 | I Put A Spell On You by Garou 振付:Juris Razgulajevs |
Euphoria (soundtrack) by Labrinth 振付:シェイ=リーン・ボーン |
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2021-2022 | Billie Jean 曲:デヴィッド・クック |
Nobody Knows 曲:Autograft Golden Age 曲:Woodkid |
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2020-2021 | |||
2019-2020 | ドラマ『サンズ・オブ・アナーキー』サウンドトラックより Make It Rain 曲:エド・シーラン |
映画『007 スペクター』より Writing on the Wall 作曲:サム・スミス |
脚注
- ^ “マリニン、4回転半初成功 河辺はSP2位―フィギュア”. JIJI.COM (時事通信社). (2022年9月15日) 2022年9月15日閲覧。
- ^ Ilia Malinin FS (2018 Chesapeake Open) - YouTube
- ^ U.S. Figure Skating [@USFigureSkating] (2018年8月3日). "won an advanced novice title at the 2018 Asian Open today". X(旧Twitter)より2022年9月19日閲覧。
- ^ ““4回転の神”マリニンの武器は母譲りのダイナミックなルッツ。”. Number Web. Bungeishunju Ltd. (2022年5月16日). 2022年9月19日閲覧。
- ^ “4回転アクセル成功に「最高の気分。凄く嬉しいよ」 17歳マリニンが歴史的快挙に喜び”. THE ANSWER. Creative2 (2022年9月15日). 2022年9月15日閲覧。
- ^ “米国の超新星マリニンが4回転ジャンプ6種類7本の超異次元構成! 宇野昌磨も「僕よりクオリティが高い」と脱帽”. THE DIGEST. 日本スポーツ企画出版社 (2022年10月7日). 2022年10月7日閲覧。
- ^ “人類初の4回転アクセル成功、17歳マリニンは一体何がスゴい?「羽生さんが刺激してくれたことは確かです」ジャンプの常識を覆す発想転換とは…”. Number Web. Bungeishunju Ltd (2022年9月16日). 2022年9月19日閲覧。