この世の限り

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この世の限り
椎名林檎×斎藤ネコ椎名純平シングル
初出アルバム『平成風俗
B面 錯乱 ONKIO ver.
カリソメ乙女 HITOKUCHIZAKA ver.
リリース
規格 シングル
録音 スタジオテラ
一口坂スタジオ
音響ハウス
ジャンル J-POP
時間
レーベル 東芝EMIVirgin Music
作詞・作曲 椎名林檎
プロデュース 井上雨迩
ゴールドディスク
チャート最高順位
  • 週間最高順位8位(オリコン
  • 椎名林檎×斎藤ネコ椎名純平 シングル 年表
    -この世の限り
    (2007年)
    椎名林檎 年表
    カリソメ乙女
    (DEATH JAZZ ver.)

    (2006年)
    この世の限り
    (2007年)
    ありあまる富
    (2009年)
    椎名純平 年表
    Hotel CASABLANCA
    (2006年)
    この世の限り
    (2007年)
    テンプレートを表示

    この世の限り(このよのかぎり)は、日本音楽家椎名林檎斎藤ネコ椎名純平が椎名林檎×斎藤ネコ+椎名純平の名義で2007年1月17日に発売したシングル。発売元は、東芝EMIVirgin Music

    解説

    椎名林檎名義では、ダウンロード配信限定としてリリースされた前作「カリソメ乙女(DEATH JAZZ ver.)」から約2ヶ月ぶり、CDフォーマットとしては2003年のシングル「りんごのうた」以来となるシングル。

    ただし今作は、アレンジャー兼指揮者として斎藤ネコ、デュエットの相手として椎名の実兄で歌手の椎名純平を迎えての楽曲で、発売名義も"椎名林檎×斎藤ネコ+椎名純平"としてであり、企画盤とも受け取れる1枚となっている。

    椎名曰く、表題曲の「この世の限り」は家族愛をうたったもの[1]。また今回の楽曲では、今までの椎名林檎にはなかったようなメロディーラインや歌詞が特徴的である。

    カップリングとして収録している「錯乱(ONKIO ver.)」には、椎名が以前から慕っていたという長谷川きよしギターで参加している。長谷川との初共演は2005年12月に行われた椎名林檎のファンクラブ限定イベント「アダルト・オンリー」で、この模様は、2007年2月21日に『平成風俗』と共に発売されたDVD『第一回林檎班大会の模様』に収録されている。また、後発のアルバム『平成風俗』のプロモーションでNHK-BS『フォークの達人』にゲスト出演した際にも長谷川きよしと再共演、その際、アルバムの収録曲「錯乱」を披露している。

    カップリング3曲目には、「カリソメ乙女(HITOKUCHIZAKA ver.)」としてインストを収録している。

    配信限定の前作「カリソメ乙女(DEATH JAZZ ver.)」から今作、そして今作の約1ヵ月後に発売される『平成風俗』までの一連のリリースは、椎名が音楽監督を務める映画『さくらん』のためのもので、今作「この世の限り」はそのエンディングテーマとなっている。

    2004年秋に結成した自らの所属するバンド・東京事変としての活動をメインにしている彼女であるが、前述のとおり今回の一連のリリースは『さくらん』ありきのものであって、このままソロに戻るというわけではない。また、椎名林檎は映画『さくらん』において音楽監督を務めているが、当初は映画音楽を東京事変として受けることも考えたらしい。しかし、東京事変のドラム刄田綴色の骨折による治療や療養の期間が必要であったこと、鍵盤・伊澤一葉の腱鞘炎、また映画音楽として求められているサウンドと東京事変としてのサウンドが一致しなかったこと、以上のことから個人"椎名林檎"として映画音楽を受けることにしたのだという[2]。今回の一連のリリースは、そういった経緯を経ている。

    表題曲の「この世の限り」はmusic.jpのCMソングとしても起用された。今作の収録楽曲は「錯乱」と「カリソメ乙女」がバージョン違いであるほかは、全て後発のアルバム『平成風俗』に収録されている。

    収録曲

    1. この世の限り
    2. 錯乱 ONKIO ver.
    3. カリソメ乙女 HITOKUCHIZAKA ver.
    • 作詞:椎名林檎(M1.2)
    • 全作曲:椎名林檎
    • 全編曲:斉藤ネコ

    参加ミュージシャン

    • この世の限り
      • 唄:椎名林檎・椎名純平
      • 編曲・指揮:斎藤ネコ
      • 演奏:コノヨノオーケストラ
    • 錯乱(ONKIO ver.)
      • 唄:椎名林檎
      • ギター:長谷川きよし
      • 編曲・指揮:斎藤ネコ
      • 演奏:ミズアゲオーケストラ
    • カリソメ乙女(HITOKUCHIZAKA ver.)
      • 編曲:斎藤ネコ
      • 演奏:カリソメオーケストラ

    脚注

    参考資料