Xeon Phi
Xeon Phi(ジーオン ファイ[1])はLarrabee (社内コード)より派生したMICアーキテクチャ(Many Integrated Core)のブランド名である。
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[編集] 概要
Xeon PhiファミリーはX86互換のコプロセッサを搭載した、並列コンピューティング用の演算ボードである。 第一製品群のターゲットはHPC分野であるが、将来的には企業のデータセンタ、ワークステーションなどにも対応する。 Xeon Phiコプロセッサは従来のIAアーキテクチャのアプリケーションをそのまま使うことができる事が最大の売りである。そのほかにもホストOSから独立したLinuxベースのOSを動作させることができる。 また512BitのSIMD命令をサポートしており、一回の命令で複数のデータを処理することで性能が向上する。 製品はPCI Expressで接続される。 第一製品群の出荷予定は2012年後半。 2012年6月現在44社のメーカーがロードマップへの組み込みを表明している。
[編集] MICアーキテクチャ製品ファミリー
[編集] Knights Corner
初のXeon Phi製品で製造プロセスは22nm Tri-Gateトランジスタを採用している。(Ivy Bridgeマイクロアーキテクチャと同一の製造プロセス)
インテルXeonプロセッサーE5ファミリーと組み合わせることで、カードあたり1TFLOPS(倍精度浮動小数点演算)の性能を実現できるとされている。
製品はPCI Express形式の拡張カードで供給され、ラスタライザやビデオ再生エンジン、ディスプレイ出力は存在しないため、純粋な演算器である。
本製品の競合相手はNVIDIA社のGPGPUであるTesla。XeonPhiの強みはコアがX86であるために、X86CPU向けに記述されたプログラムをほぼそのまま利用できる点である。
またPCI Expressで接続されてはいるものの、本製品は内部でスタンドアロン型のLinuxが動作している為、ホストからSSHを使ってログインすることが出来る。
これは独立したOSが動作しえないGPGPUでは不可能である。
勿論GPGPUと同様、オフロードさせての動作も可能である。
| 製品名 | コア数 | コアクロック | メモリ | メモリ帯域 | メモリ速度 | キャッシュ | 最大消費電力 (補助電源) |
放熱機構 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| XeonPhi 3100 | N/A | N/A | 6GB(GDDR5) | 5Gtps | 240GB/S | 28.5 | 300 | active or passive | |
| XeonPhi 5110P | 60 | 1.053GHz | 8GB(GDDR5) | 5Gtps | 320GB/S | 30 | 225 | passive | |
| XeonPhi SE10X | 61 | 1.1GHz | 8GB(GDDR5) | 5.5Gtps | 352GB/S | 30.5 | 300 | N/A | |
| XeonPhi SE10P | 61 | 1.1GHz | 8GB(GDDR5) | 5.5Gtps | 352GB/S | 30.5 | 300 | N/A |
- Xeon Phi 5110P
- 2012年11月13日発表。Tri-Gateトランジスタを採用し22nmで製造された製品である。X86コアが60基、動作クロックは1.053GHz。
- ピーク時の倍精度浮動小数点演算性能は1.011TFLOPS。搭載されるメモリーはGDDR5の8GBで帯域幅は320GB/sである。TDPは225W。
- 5110Pが導入されるシステムにおいてはラック単位での冷却がなされることが想定されている為、カード本体に冷却機構は存在していない。
- ホストバスはPCIe2.0であるが、転送レートが高速化されておりPCIe3.0で接続していることとあまり変わりはない。
- L2キャッシュは512KB付属し、チップ全体でのL2キャッシュの総量は30MBである。メモリーインターフェイスは32Bit幅で動作しており、全体では512Bit存在する。
- 補助電源コネクタは8ピン+6ピン構成。発売時期は2013年1月28日
[編集] 脚注
- ^ インテル「インテル コーポレーション、インテル® MIC アーキテクチャーに基づく新ブランド“インテル® Xeon® Phi™”を発表」2012年6月18日付、2012年11月12日閲覧。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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