Intel Core
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Intel Core(インテル コア)はインテルが開発した80x86マイクロプロセッサである。
Intel Coreは 2006年1月6日に発売されたCPU。初代の製品は65nmのプロセスで製造される。このプロセッサはPentium Mの後継にあたるプロセッサであるが、モバイル向けやデスクトップ向けなどの区分がされていない。Pentium III以前のPentiumでは、インテルはデスクトップおよびモバイルに対して単一のアーキテクチャを開発し、その派生製品によってラインナップ展開を行っていた。だが、Pentium 4の系統はモバイル用途として実用的ではないほど消費電力と発熱が多くなってしまった。そのため、モバイル用にクロックを下げ、省電力低発熱機能であるSpeedStepを搭載したPentium Mを開発し、ラインナップに加えた。Intel Core以降は、再び1系統のアーキテクチャの派生製品でCPUラインナップを展開することになった。
初代のIntel CoreはYonah(ヨナ)と呼ばれる。インテルが初めてデュアルコア化を前提として設計したCPUである。Intel Coreのラインナップとして、デュアルコアであるIntel Core Duo(コア デュオ)とシングルコアのIntel Core Solo(コア ソロ)がある。2006年8月に、Intel Coreの後継としてIntel Core 2が発売された。
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[編集] 概要
初のIntel CoreであるYonahは、Banias(バニアス)やDothan(ドタン)などのアーキテクチャを踏襲している。比較的低いIPCを高い動作クロックで埋め合わせるNetBurstマイクロアーキテクチャのPentium 4などと違い、Pentium MやAthlon 64と同じ、高IPCのCPUである。Pentium Mに比べ整数演算では多少劣るものの、SSE3に対応させることにより、浮動小数点演算性能が向上した。またPentium Dには無い機能として、仮想化技術であるVirtualization Technology(略称VT、開発コード:Vanderpool)や、省電力化を図るため片方のコアを停止させる技術などが盛り込まれている。ただしIntel 64は搭載されず、Core 2からとなる。
Intel Coreの中でもIntel Core Duoは、当面の競合製品であるAthlon 64 X2と同様に、2つのコアが1つのFSBコントローラを共有している( Pentium D は各々のコアに1個ずつ存在する)。またAthlon 64 X2とは異なる点として、2MBのL2キャッシュを2つのコアで共有しており、状況に応じてL2キャッシュのそれぞれのコアの占有量をより効果的な量に変えている。Intel Core(Yonah)発表時の最高クロック数は2.16GHz。また、アップルコンピュータのiMac・Mac mini・MacBook ProにもIntelプロセッサとして初めて採用され、アップルコンピュータからダウンロードできる「Boot Camp(ブートキャンプ[1])」により、IntelベースのMacでWindows XP、Windows Vistaが動作可能となった。
Intel Coreは、Intel自身のバージョンアップとして、Intelバージョン3としてのコーポレートアイデンティティマークの更新と共に正式発表が行われた。ちなみにバージョン1はDRAMを製造していた時期、バージョン2はCPUなどプロセッサを製造していた時期を指すという。バージョン3を宣言した現在でもIntelはプロセッサの開発と販売が最大の業務であるが、バージョン3ではプロセッサ単体ではなくそれらを中核としてプラットフォームとしての提供を行うという。Pentium DとPentium 4の後継製品であるCore 2によって、13年続いたPentiumブランドは主力のメインストリームブランドから、Core 2の下位製品となるPentium Dual-coreとして販売され、Celeronとの間を埋めるバリューブランドへと変更された。
[編集] “キカヨン”(Kikayon)
Yonahを前提に開発されているプラットフォームの動作確認用のCPU。Yonahは前世代のDothanから多くの改良が加えられているが、プラットフォームのうちCPUを除く大部分は既存からの流用が多い。Yonahの早期発売を行うためにはYonahの完成を待ってからプラットフォームの開発を本格化するのではなく、代替のCPUを用いて早めにプラットフォームを策定、開発を進めることが得策であった。
Kikayonは開発用のCPUであるため商品化は行われていない。また具体的内容も不明である。ちなみにKikayonとは旧約聖書に出てくるゴマの木のことで、旧約聖書ではYonah(ヨナ。古代イスラエルの預言者。神の命令するニネベに行くのを拒否して大魚に飲まれ悔い改めたとされる)を守ってその後枯れてしまったという。
[編集] “ヨナ”(Yonah)
2006年1月5日に発表された65nmプロセスのCPUで、モバイル向けとして初めてデュアルコアが採用された。Pentium Mの流れでは第三世代に当たる。標準電圧版、低電圧版、超低電圧版がある。FSBはDothanの533MHzから667MHzに向上。2MBの2次キャッシュメモリを2つのCPUコアで共有する「スマート・キャッシュ」(同じデュアルコア製品の Pentium D には搭載されていない)、電力効率を上げるためのディーパー・スリープ機能など、様々な新機能が採用されている。Virtualization Technology(VT)には対応しているが、Intel 64 には対応しない事から次期発売製品の発売により、ニッチへ移行した棲み分けが行われると思われる。対応ソケットはSocket M(Socket 479と同形状だが、CPUの未使用のピンが一本違う)。
Yonah は、モバイルインテル 945 Express チップセット(コードネーム:Calistoga)、インテル PRO/Wireless 3945ABG ネットワークコネクション(同:Golan)と共に「Intel Centrino Duo」(同:Napa)を構成する(ただし Intel Core Solo 搭載の場合、「Intel Centrino」となる)。
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プロセッサ・ナンバ 動作周波数 FSB 2次キャッシュ デュアルコア VT対応 TDP T2700 2.33GHz (166x14) 667MHz 2MB ○ ○ 31W T2600 2.16GHz (166x13) 667MHz 2MB ○ ○ 31W T2500 2.00GHz (166x12) 667MHz 2MB ○ ○ 31W T2450 2.00GHz (133x15) 533MHz 2MB ○ × 31W T2400 1.83GHz (166x11) 667MHz 2MB ○ ○ 31W T2350 1.86GHz (133x14) 533MHz 2MB ○ × 31W T2300 1.66GHz (166x10) 667MHz 2MB ○ ○ 31W T2300E 1.66GHz (166x10) 667MHz 2MB ○ × 31W T2250 1.73GHz (133x13) 533MHz 2MB ○ × 31W T2050 1.60GHz (133x12) 533MHz 2MB ○ × 31W L2500 1.83GHz (166x11) 667MHz 2MB ○ ○ 15W L2400 1.66GHz (166x10) 667MHz 2MB ○ ○ 15W L2300 1.50GHz (166x9) 667MHz 2MB ○ ○ 15W U2500 1.20GHz (133x9) 533MHz 2MB ○ ○ 9W U2400 1.06GHz (133x8) 533MHz 2MB ○ ○ 9W T1400 1.83GHz (166x11) 667MHz 2MB × × 27W T1350 1.86GHz (133x14) 533MHz 2MB × × 31W T1300 1.66GHz (166x10) 667MHz 2MB × × 27W U1500 1.33GHz (133x10) 533MHz 2MB × ○ 5.5W U1400 1.20GHz (133x9) 533MHz 2MB × ○ 5.5W U1300 1.06GHz (133x8) 533MHz 2MB × ○ 5.5W
Intel Coreブランドではないが、Yonahを利用したSossaman(ソッサマン)にて、デュアルプロセッサ対応のブレードサーバ向けのXeon LVが発売された。
[編集] 後継製品
2006年8月に、65nmプロセスで製造されるデュアルコアCPUであるIntel Core 2が発売された。コードネームは、Merom(メロン)とConroe(コンロー)。Yonahマイクロアーキテクチャを元に大幅に改良したもので、この世代のマイクロアーキテクチャからIntel Core Microarchitectureと命名されている。Yonahとその前駆であるPentium Mのマイクロアーキテクチャに対しては名称は付けられていなかったが、2007年9月のIDF 2007のプレゼンテーションにてCore DuoもCore MAとして追認した。
詳細は「Intel Core 2」を参照
[編集] 外部リンク
[編集] 関連項目
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