U.Sプレイング・カード社
アメリカ、オハイオ州にあるU.Sプレイング・カード社(The U.S. Playing Card Company、ゆーえす - しゃ)は、社名の通り、プレイング・カード、すなわちトランプを製造し、売上は世界最大である。多色刷りの便箋やサーカスのポスターなどを製作していたRussell Morgun & Co.が1891年に改名。
代表的なブランド
- ビー(Bee)
- ダイヤモンド・バックと呼ばれる、縁のない独特のデザイン。ブラック・ジャックなどに使われる。
- バイスクル(Bicycle)
- 滑りが良いため手品用としても需要がある。それぞれの時代に合わせて、「モーターサイクル」や「オートモービル」など、数多くのデザインが製造された。
- タリホー(Tally-Ho)
- バイスクルよりも古い歴史を持つが、生産量は少ない。
以前は、量販店向けの安価版の「アビエーター」や「バイスクル・セカンド」というブランドも存在したが、現在では製造をストップしている。
自社製品だけでなく、ティファニーのトランプなどOEMも積極的に行っている。
その他
- 1958年、日本国内でディズニートランプをヒットさせてた山内溥(当時の任天堂社長)が工場とオフィスの視察に訪れたが、世界的なシェアを持つ最大手にもかかわらず、想像より小規模なオフィスだったことにショックを受け、多角化経営を決意したという。