TOG 2重戦車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
TOG 2重戦車
TOG2 Tank Bovington.jpg
ボービントン戦車博物館のTOG 2
性能諸元
全長 10 m
全幅 3.1 m
全高 3 m
重量 81.3 t
懸架方式 トーションバー懸架
速度 13 km/h
行動距離 160 km
主砲 オードナンス QF 17ポンド砲
エンジン パクスマン ディーゼルエンジン(電気駆動)
600馬力
乗員 6 名
テンプレートを表示

TOG 2重戦車(じゅうせんしゃ)は、第二次世界大戦初期に製作されたイギリスの試作超重戦車である。この車両は、第一次世界大戦の間に生じた、泥と塹壕とクレーターの泥沼と化した北フランスのような戦場に備えていた。

概要[編集]

「ジ・オールド・ギャング」(古いろくでなし)と呼ばれた特別車両設計委員会による第二の設計であった。TOG 2はTOG 1重戦車と似ており、特徴の多くを保持していたが、最も進歩した砲であるオードナンス QF 17ポンド砲(口径76.2mm)を装備した。

TOG 1の、第一次世界大戦時のイギリス戦車のような、履帯が車体全周を回る配置のかわりに、TOG 2の走行装置は全体が低められ、車体側面のドアは装軌部より上に位置した。本車は1940年に発注され、フォスターズ・オブ・リンカーン社によって建造された。試作車両は1941年3月に初走行した。

本車はTOG 1と同じく機械発電駆動方式(エンジンで発電しモーターで駆動する)を備えていたが、TOG 2では二つの発電機を用い、特に問題は報告されなかった。本車は緩衝装置のない走行装置をトーションバー懸架に変え、さらに他のことも含めて改修された。1943年4月、TOG 2は試験に成功した。それ以上開発は進まなかったが、より車体を短縮した型であるTOG2(R)は建造を検討された。

TOG2はボービントン戦車博物館で見ることができる。

関連項目[編集]