ライノー重装甲車

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ライノー重装甲車
Rhino (AWM 127718).jpg
性能諸元
全長 4.6 m
車体長 m
全幅 2.3 m
全高 2.6 m
重量 8.5 t
懸架方式 板バネ式 4輪駆動
速度 73 km/h
行動距離 385 km
主砲 オードナンス QF 2ポンド砲 口径40mm マークII
副武装 7.7mmヴィッカース機関銃
装甲 30 mm
エンジン GMC 6気筒ガソリンエンジン
乗員 4 名
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ライノー重装甲車は、第二次世界大戦中にオーストラリアで設計された装輪装甲車である。枢軸国軍の動向と設計上の問題から、試作段階を越えることはなかった。

概要[編集]

第二次世界大戦の戦火の拡大から、イギリス植民地における装甲戦闘車両の需要を満たすことができなくなった。そこでイギリス連邦の各国は自ら装甲戦闘車両を開発するにいたった。

1941年の後期、重装甲車の仕様書が、オーストラリア陸軍のAFV開発計画の上層部会議に提出された。二種類の試作車体と砲塔が製作され、1942年には同一の車体で試験された。これらの車輛は過重に悩まされ、1943年には計画が放棄された。

この車輛はCMPトラックのシャーシを利用しており、エンジンにはゼネラルモーターズで生産された後部配置型8446を用いた。同様にカナダ軍のフォックス装甲車でもこの車体が用いられている。車体は、30mmの厚みを持つオーストラリア防弾装甲(ABP-3)を前面に装着し、11mmの装甲を側面と後方に装着して装甲された。さらにクルセーダー巡航戦車と同様の砲塔(30mmの全周装甲)を搭載して完成された。兵装はオードナンス QF 2ポンド砲と同軸に7.7mmヴィッカース重機関銃を装備した。

装甲兵員輸送車として先行試作型が1輌作られた。これは車体がオープントップであり、砲塔がない。

出典[編集]

  • Michael K. Cecil - Australian Military Equipment Profiles vol. 3, Australian Scout and Armoured Cars 1933 to 1945, 1993 Australian Military Equipment Profiles, ISBN 0-646-14611-4.

外部リンク[編集]