ロイド・キャリア
| 基礎データ | |
|---|---|
| 全長 | 4.24 m[1] |
| 全幅 | 2.06 m[1] |
| 全高 | 1.42 m[1] |
| 重量 | 4.43 t |
| 乗員数 | 1名 |
| 装甲・武装 | |
| 装甲 | 6mm |
| 主武装 | なし |
| 機動力 | |
| 速度 | 48 km/h |
| エンジン | フォードV8ガソリンエンジン 85馬力 |
| 懸架・駆動 | ホーストマン製サスペンション |
| 行動距離 | 220 km |
| 出力重量比 | 18.9馬力/トン |
ロイド・キャリアは、第二次世界大戦中、イギリス軍、および連合軍によって用いられた小型の輸送車である。戦場へ人員と装備を輸送する目的で用いられた。ユニバーサル・キャリアとともに、これらの小型輸送車は、歩兵を支援する兵器を輸送した。
目次 |
設計と開発[編集]
ロイド・キャリアは、装甲鋼板で組まれた軽量な車体と、15cwt 4x2 フォードソントラックに用いられた機械部品(機関、変速機、動力伝達装置)から構成された。車体後部にラジエーター付きの機関を有した。ラジエーターはエンジン前方ではなく背面に配された。車体前部にアクセルがあり、トランスミッションが作動して車体を前方へ動かした。車体前方にある起動輪と、車体後方にとりつけられた誘導輪はそれぞれ制動装置を備えていた。それらは運転手により、一対のレバーで操作された。車両を左に向ける際には、その側のブレーキをかけると、車体は横滑りし、信地旋回した。車体上部構造の装甲は正面と側面を覆い、後方と上方は開放されていた。しかし、ロイド・キャリアは戦闘車両としての運用を想定しておらず、これは問題とはされなかった。悪天候から乗員を保護するため、キャンバスで覆いを設けることができた。
1939年に陸軍はロイド・キャリアを試験し、「輸送・牽引車、人員輸送用」(すなわち兵員輸送車)として、200両を発注した。最初の生産はビビアン・ロイド自身の会社によって行われたが、後に生産はより大規模な製造会社に委託された。生産を担当したのは、フォード・モーター、Wolseley Motor、(この2社は13,000両を生産した。)、デニスブラザーズ、エーブリング・アンド・バーフォード、センチネルワゴンワークスである。最終的にロイド・キャリアは総計26,000両が生産された。
運用[編集]
ロイド・キャリアは、王立電気・機械エンジニア(REME)の装備するD8装軌車とペアを組み、戦車の回収に従事した。D8装軌車は牽引車輛のための予備器材を運ぶ輸送車であった。
派生型[編集]
まったく異なるほどの派生形は少ないが、ロイド・キャリアに求められた役割に対応して細かな相違点が見られる。
- 歩兵輸送車 (TPC)
- 牽引用輸送車(CTT)
4.2インチの迫撃砲を牽引した型。他にオードナンス QF 2ポンド砲、オードナンス QF 6ポンド砲を牽引し、砲兵を輸送した。
- 電線敷設用輸送車(CTCLM)
王立通信兵部隊の作業用車両。
- 始動・充電用牽引輸送車 (CTSC)
30ボルトと12ボルトの発電器を装備した型。装甲連隊の戦車のエンジンとバッテリーを整備支援した。
引用[編集]
出典[編集]
- “Britain's Bren Gun Carrier, Carden-Loyd Carrier, Carrier Cavalry Mk I, Scout Mk I - World War II Vehicle”. WWII Vehicles. 2010年1月17日閲覧。
外部リンク[編集]
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