PS -羅生門-

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POLICE STATION -羅生門-』(ポリスステーション らしょうもん 通称「PS羅生門」)はビッグコミックオリジナルに掲載されていた矢島正雄原作、中山昌亮による漫画作品。 2006年7月から9月にかけてテレビ朝日系列にてTVドラマ化された。

ストーリー[編集]

舞台は「警視庁東都署」、通称「羅生門」。「犯罪者とは、人間とは何か」を問い続ける、個性派の刑事たちの姿を描いた作品。

登場人物[編集]

東都署[編集]

紅谷 留美(べにや るみ)
東都署刑事(漫画版での階級は警部補、ドラマ版では巡査部長)で、この物語の主人公。亡き夫と同じ刑事になり、「羅生門」に配属された。人情に厚く涙もろい女性。腐乱死体から青酸カリのアーモンド臭を嗅ぎ分けるなど、警察犬並みに鼻が利く。刑事だった夫は疲労状態にもかかわらず海で人命救助を行い、溺死した(漫画版では非番に留美らと訪れた海水浴場でのことだが、ドラマ版では捜査中の出来事に変更されている)。一人息子である陽平を大切にしているが、多忙な為にあまり一緒に居てやれない事を心苦しく思っている。
旧姓は近藤(単行本第1巻の「警察官になる理由」より)
黒田 勘太(くろだ かんた)
同署刑事。階級は警部補
ガサツで野蛮な不良中年だが、人間を一番よく理解している。常に加害者の立場で取り調べ・捜査を行い、犯罪者の洞察力に優れる。母親を一人で介護する苦労人という一面も持つ、もう一人の主人公。
吉見 武士(よしみ たけし)
東都署刑事課課長。署の前でおでんの屋台を経営している。温厚な人柄だが、ある一言を口にされると激しく怒る。
入院中の妻がいる。
安全 豊(あんぜん ゆたか)
元チーマーだが、ある事件で黒田に助けられた事がきっかけで刑事の道を選んだ。麻薬で友人を失った経験から、薬がらみの事件になると興奮し、取調べ中でも暴れだすことがある。短気で喧嘩っ早いが、留美に好意を寄せており、彼女に対しては概ね従順。
土橋 順一郎(つちはし じゅんいちろう)(ドラマ版では「どばし じゅんいちろう」)
通称「借金」。「お金を理由に、我慢をしなければならない」ということに我慢ができない性格。そのため浪費と借金を繰り返し、妻には愛想をつかされた。いまも元金はおろか利息も返せない生活を強いられているが、本人に危機感・悲壮感は無い。息子は医学部に通う学生。
モットーは「金がないからといって、つまらない人間になるな!
弓坂 文雄(ゆみさか ふみお)
外見は物腰の柔らかい老紳士だが、幼い息子を亡くした経験があり、児童虐待事件に対しては人が変わる。息子が進級した、成長した、といった話をし続けているが、息子の死は理解している。
野原 常久(のはら つねひさ)
通称「パンサー」。その名の通り足が速いため、逃走した犯人を取り逃がしたことはない。同期の安全とは正反対の性格で、基本的におとなしく気弱。そのためか、いつも振り回されている。
町田(まちだ)
スマートかつ知的な外見で後輩からの人望も厚いがやや強引な性格。留美と一時期恋愛関係にあったため、安全からは敵視されている。
漫画版のみの登場。
江守 サチ(えもり さち)
いつも元気で陽気な女の子。鑑識課所属だが、刑事課に出入りしていることが多い。鑑識としての技能は新人ながら高い評価を受けている。
大宮(おおみや)
別名・「窃盗の大宮(ミヤ)さん」。署内における初動捜査のプロ。「特定マニア」であるため、特定した後は意欲が失せてしまい、さっさと帰ってしまう。
漫画版のみの登場。

紅谷家[編集]

紅谷 陽平(べにや ようへい)
留美の一人息子。幼稚園児。母親の仕事に尊敬の意と理解を示しつつも、なかなか一緒にいられないために寂しい思いをしている。
紅谷 悟(べにや さとる)
留美の義弟。陽平の通う幼稚園の先生で、留美が勤務中で不在の時間は、代わりに留美の家で陽平の世話をしている。留美に淡い恋心を抱いているが、心の中で想うだけに留めている。

東都署の関係者[編集]

土橋 順(どばし じゅん)
土橋の息子。大学の医学部に入っている。

作品データ[編集]

初出[編集]

ビッグコミックオリジナル上で連載(2002年1号から2005年11号まで)

単行本[編集]

小学館より、ビッグコミックスシリーズの一つとして出版された。

(巻数、タイトル、ISBN、出版年度)

  1. 「警察官になる理由。」ISBN 978-4-09-186621-9 2002年
  2. 「親という一生。」ISBN 978-4-09-186622-6
  3. 「猶予は一週間。」ISBN 978-4-09-186623-3 2003年
  4. 「カウント0。」ISBN 978-4-09-186624-0
  5. 「最低の警察官。」ISBN 978-4-09-186625-7
  6. 「愛された部屋。」ISBN 978-4-09-186626-4 2004年
  7. 「悪者は誰だ。」ISBN 978-4-09-186627-1 2005年
  8. 「孤独な闘い。」ISBN 978-4-09-186628-8
  9. 「警察官の仕事。」ISBN 978-4-09-186629-5

テレビドラマ[編集]

PS羅生門 警視庁東都署
ジャンル 刑事ドラマ
放送時間 水曜日21:00 - 21:54(54分)
放送期間 2006年7月5日 - 9月13日(11回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 テレビ朝日
東映
監督 阿部雄一
藤岡浩二郎
五木田亮一
高畑隆史
原作 矢島正雄
脚本 矢島正雄
田子明弘
プロデューサー 松本基弘(CP、テレビ朝日)
大川武宏(テレビ朝日)
目黒正之(東映)
土田真通(東映)
出演者 木村佳乃
遠藤章造ココリコ
佐野史郎
松本莉緒
エンディング 風味堂愛してる
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PS羅生門 警視庁東都署』(ぴーえすらしょうもん けいしちょうとうとしょ)は、テレビ朝日系列2006年7月5日から9月13日まで毎週水曜日21:00 - 21:54(JST)に放送された日本の刑事ドラマ。主演は木村佳乃

概要[編集]

はぐれ刑事純情派』『はみだし刑事情熱系』『相棒』など、数多くの刑事ドラマが放送されているテレビ朝日水曜21時枠で放映。「夏の単独作品第2弾」。

なお、福井放送および日本テレビ系の四国放送では土曜22時から22時54分、フジテレビ系のテレビ宮崎では火曜22時から22時54分に放送している。山陰中央テレビでは、2006年11月16日から2007年2月1日まで、毎週木曜1時05分から2時に放送されていた。

テレ朝水曜21時枠刑事ドラマシリーズ初の女性主演作品で、またこの作品が初の原作付きの作品だった。平均視聴率は8.9%と1桁と2桁を行き来するという低視聴率に終わった。

キャスト[編集]

警視庁東都署[編集]

紅谷家[編集]

その他[編集]

ゲスト[編集]

第1話
第2話
第3話
第4話
第5話
第6話
  • 住岡(スミオカ製作所の経営者) - 前田吟
第7話
第8話
  • 杏奈(クラブのママ) - 奥貫薫
  • 木島義彦(黒田の同期・特捜班) - 升毅
  • 松崎(常務) - 浜田晃
第9話
第10話
最終話

スタッフ[編集]

放送日程[編集]

各話 放送日 サブタイトル 脚本 監督 視聴率
第1話 2006年7月05日 警視庁東都署〜放火殺人に潜む復讐者 矢島正雄 阿部雄一 13.9%
第2話 2006年7月12日 30年間逃げた女…下町食堂の笑う死体 11.9%
第3話 2006年7月19日 最後の着信の謎! 刑事消失と2つの殺人 五木田亮一 09.5%
第4話 2006年7月26日 取調室の悪魔vs心理捜査官! あと1人死んでいる 10.2%
第5話 2006年8月02日 女は顔なのか!! コンビニ強盗生死を分けた真相… 阿部雄一 06.2%
第6話 2006年8月09日 金か心か? 5億円を隠した男 10.3%
第7話 2006年8月16日 子犬が見た殺意!! 残金1013円存在しないはずの女 五木田亮一 07.9%
第8話 2006年8月23日 口唇の暗号…銀座魔性の女vs潜入捜査官 08.5%
第9話 2006年8月30日 死体を背負う女…運命変えた着信の謎!! 藤岡浩二郎 07.0%
第10話 2006年9月06日 消えた1000万円…疑惑の刑事検問突破トリック!! 田子明弘 阿部雄一 06.3%
最終話 2006年9月13日 完全復讐計画…想いは今も生き続ける 矢島正雄 高畑隆史 05.7%
平均視聴率 8.9%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)
テレビ朝日系列 水曜21時枠刑事ドラマ
前番組 番組名 次番組
警視庁捜査一課9係
(2006.4.19 - 2006.6.21)
PS羅生門 警視庁東都署〜
(2006.7.5 - 2006.9.13)
相棒(season5)
(2006.10.11 - 2007.3.14)

外部リンク[編集]