1966年のロードレース世界選手権

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1966年の
FIMロードレース世界選手権
前年: 1965 翌年: 1967

1966年のロードレース世界選手権は、FIMロードレース世界選手権の第18回大会である。5月にモンジュイック・サーキットで開催されたスペインGPで開幕し、富士スピードウェイで開催された最終戦日本GPまで、全12戦で争われた。

シーズン概要[編集]

1964年1965年と2年間開催されたデイトナでのアメリカGPは、春先のまだ寒い時期ということに加えてヨーロッパスタイルのレースがアメリカの観客に受け入れられずに数千人の観客しか集まらずカレンダーから外されたため、この年のグランプリは再び全12戦となった[1]。ただし250ccクラスが全てのグランプリでレースが行われたのに対し、50ccクラスのレースは半分の6戦しか行われていない。また、例年6月に開催されるマン島TTレースは、船員のストライキの影響によりシーズン終盤の9月開催となった[2]。最終戦日本GPの舞台は、鈴鹿サーキットからこの年に完成したばかりの富士スピードウェイに移っている。

ホンダの500ccマシン、RC181

この年は、1959年から始まったホンダのロードレース選手権での活動がひとつのピークを迎えたシーズンである。以前から噂されていたホンダの500ccクラス参戦がこの年ついに現実となり、初めて全てのクラスにワークスマシンを送り込んだ。大排気量クラスではMVアグスタの3気筒が、中小排気量クラスではヤマハスズキ2ストローク勢がライバルとなったホンダは、チームの中心的存在だったジム・レッドマンが怪我でシーズンを棒に振るというアクシデントがあったものの、MVアグスタから移籍したマイク・ヘイルウッドがレッドマンの後を引き継いで軽量級のエースライダーであるルイジ・タベリとともに活躍し、3つのライダース・タイトルに加えて5クラス全てでマニュファクチャラーズ・タイトルを獲得するという快挙を成し遂げた[3]。そしてこのシーズン終了後、ホンダは当初の目的を達成したとして50ccクラスと125ccクラスからの撤退を発表したのである[4]

そのホンダ・ワークスは、富士スピードウェイで行われることになった最終戦日本GPを欠場した。富士の30度バンクが危険だからというのがホンダの主張だったが[1]ホンダのグループ企業でもある鈴鹿サーキットから開催権を奪われたことに対する抗議だとする見方もあった[3]

500ccクラス[編集]

ホンダが満を持して最高峰クラスに送り込んだマシンRC181は、これまでのホンダの6気筒250ccや5気筒125ccからすればオーソドックスとも言える空冷4気筒のマシンだった。しかしこのマシンは80馬力以上というクラス最高のパワーを発揮し、このマシンを駆るジム・レッドマンは開幕戦の西ドイツで、MVアグスタの旧い4気筒に乗るジャコモ・アゴスチーニに30秒近い差をつけてホンダに500cc初勝利をもたらした。対するMVアグスタは、第2戦のオランダで350ccの3気筒を420ccまで拡大したマシンを投入した。MVアグスタの3気筒はホンダの4気筒と比べてパワーでは劣るものの軽量化によって加速性能に優れ、レースでは開幕戦と同じくアゴスチーニはレッドマンに続く2位となったが、その差は2秒差にまで縮まっていた[5]。そして第3戦のベルギーでレッドマンはクラッシュして手首骨折の重傷を負い、アゴスチーニが今季初優勝を飾った。レッドマンの戦線離脱によってホンダの期待は移籍したばかりのマイク・ヘイルウッドが担うことになったが、ヘイルウッドはシーズン当初からマシントラブルに泣かされ続け、第5戦チェコスロバキアでのシーズン初優勝が今シーズン最初のポイント獲得だった。その後フィンランドでアゴスチーニが2勝目を挙げた後、ヘイルウッドがアルスターマン島と連勝してアゴスチーニとのポイント争いで2点差にまで迫ったが、最終戦のイタリアでヘイルウッドがまたしてもマシントラブルでリタイヤし、優勝したアゴスチーニが初タイトルを決めた[3][6]。マニュファクチャラーズ・ランキングでは、アゴスチーニ1人のMVアグスタが3勝に終わったのに対し、レッドマンとヘイルウッドの2人で5勝を挙げたホンダが参戦初年度にしてタイトルを獲得した[7]

大怪我を負ったレッドマンはシーズン中に復帰を試みたがかなわず、この年の終わりにはモーターサイクルレースからの引退を決意した[8]

350ccクラス[編集]

ホンダは前年のチャンピオンマシンの設計を大幅に見直し、更に出力を高めた上に信頼性を向上させた新型マシンを350ccクラスに投入した[9]。このマシンを得たマイク・ヘイルウッドは開幕から3連勝を飾り、前年のチームメイトであるMVアグスタジャコモ・アゴスチーニを圧倒した。第4戦の東ドイツGPではヘイルウッドがマシントラブルによってリタイヤし、アゴスチーニが一矢を報いたが、チェコスロバキアGP以降は再びヘイルウッドが3連勝して第7戦のアルスターGPで早々にタイトルを決めた[8][10]

ホンダが出場しなかった最終戦にはヤマハが250ccV型4気筒のRD05の排気量を拡大したマシンで出場し、フィル・リードが350ccクラスでの初勝利をヤマハにもたらした[11]

250ccクラス[編集]

この年、ホンダがもっとも他を圧倒したのが250ccクラスだった。前年の最終戦で初めてホンダの6気筒に乗ったマイク・ヘイルウッドはハンドリングや車体構成に関する様々な注文をホンダに出し、マシンは冬の間に大きく改良された[12]。そしてヘイルウッドはこのマシンを駆って出場した10戦全てに優勝してタイトルを獲得したのである[13]。前年のチャンピオンであるヤマハフィル・リードは、前年終盤にデビューさせた水冷V型4気筒RD05の改良型であるRD05Aで戦ったがマシンの熟成に手間取ってヘイルウッドの後塵を拝し続け、ヘイルウッドに大きく引き離されてのポイントランキング2位に終わった[1]

125ccクラス[編集]

L.タベリのホンダRC149

前年チャンピオンのスズキ、前年最終戦にデビューさせた5気筒マシンを更に強化したホンダに加え、ヤマハが125ccクラスへのフル参戦を開始した。ヤマハは前シーズンに数戦を走った水冷2気筒のRA97をフィル・リードビル・アイビーに託し、開幕戦ではアイビーがホンダのルイジ・タベリを押さえてグランプリ初優勝を挙げた。第2戦の西ドイツではホンダのタベリとラルフ・ブライアンズが1・2フィニッシュを飾りヤマハのリードは3位、第3戦ダッチTTではアイビーが2勝目を挙げた。ヤマハはシーズン途中に250ccのRD05をスケールダウンした水冷V型4気筒のRA31を投入したが、このマシンの一部に欠陥が見つかったために再びRA97に戻されるというアクシデントがあり、その間にタベリは第4戦東ドイツからの4戦で3勝を挙げてアイビーを引き離した。第8戦マン島ではアイビーがタベリのマシントラブルにも助けられて優勝し逆転タイトルに望みを繋いだが、タベリは第9戦イタリアで5勝目を挙げてこのクラス3度目のタイトルを決めた[1][14]

前年10勝という圧倒的な強さでタイトルを獲得したスズキは、一転してこの年は1勝も挙げることができず片山義美が2度2位になるのが精一杯だった。

50ccクラス[編集]

R.ブライアンズのホンダRC116

50ccクラスでは前年と同様に、スズキ2ストローク水冷2気筒とホンダ4ストローク空冷2気筒の熾烈な争いがシーズンを通して繰り広げられた。開幕戦のスペインではホンダのルイジ・タベリがまず1勝を挙げ、スズキのハンス=ゲオルグ・アンシャイトがホンダのラルフ・ブライアンズとの接戦を制して2位に入った[1]。続く西ドイツではアンシャイトがスズキでの初勝利を挙げ、第3戦ダッチTTではタベリがブライアンズとの1・2フィニッシュで2勝目を挙げた。アンシャイトは第4戦マン島TTでノーポイントに終わったものの第5戦イタリアで2勝目を挙げた。この時点でタベリとブライアンズの2人で3勝を挙げていたホンダが1戦を残してマニュファクチャラーズ・タイトルを決めたが、ライダーズ・タイトルの決定は既にホンダがボイコットを表明していた最終戦日本GPに持ち越されることになった。タイトルの可能性を残していたタベリは個人資格での日本GPへの出場をホンダに願い出たが聞き入れられず[15]、日本GPでは片山義美がグランプリ初優勝を飾り、2位となったアンシャイトが初めてのタイトルを獲得した[16]。タイトル獲得のチャンスを逃し、すでに30代半ばを超えていたタベリはホンダの軽量クラスからの撤退に歩調を合わせるようにシーズン終了後に引退を発表した[4]

この年、日本のブリヂストンが水冷2気筒で14段変速機を持つマシンをグランプリに送り込み、ダッチTTと日本GPではポイントを獲得している[17]

グランプリ[編集]

Rd. 決勝日 GP サーキット 50ccクラス優勝 125ccクラス優勝 250ccクラス優勝 350ccクラス優勝 500ccクラス優勝
1 5月8日 スペインの旗 スペイン モンジュイック スイスの旗 L.タベリ イギリスの旗 B.アイビー イギリスの旗 M.ヘイルウッド No Race No Race
2 5月22日 ドイツの旗 西ドイツ ホッケンハイム ドイツの旗 H.G.アンシャイト スイスの旗 L.タベリ イギリスの旗 M.ヘイルウッド イギリスの旗 M.ヘイルウッド ローデシアの旗 J.レッドマン
3 5月29日 フランスの旗 フランス クレルモン=フェラン No Race No Race イギリスの旗 M.ヘイルウッド イギリスの旗 M.ヘイルウッド No Race
4 6月25日 オランダの旗 ダッチTT アッセン スイスの旗 L.タベリ イギリスの旗 B.アイビー イギリスの旗 M.ヘイルウッド イギリスの旗 M.ヘイルウッド ローデシアの旗 J.レッドマン
5 7月3日 ベルギーの旗 ベルギー スパ No Race No Race イギリスの旗 M.ヘイルウッド No Race イタリアの旗 G.アゴスチーニ
6 7月17日 東ドイツの旗 東ドイツ ザクセンリンク No Race スイスの旗 L.タベリ イギリスの旗 M.ヘイルウッド イタリアの旗 G.アゴスチーニ チェコスロバキアの旗 F.スタストニィ
7 7月24日 チェコスロバキアの旗 チェコスロバキア ブルノ No Race スイスの旗 L.タベリ イギリスの旗 M.ヘイルウッド イギリスの旗 M.ヘイルウッド イギリスの旗 M.ヘイルウッド
8 8月7日 フィンランドの旗 フィンランド イマトラ No Race イギリスの旗 P.リード イギリスの旗 M.ヘイルウッド イギリスの旗 M.ヘイルウッド イタリアの旗 G.アゴスチーニ
9 8月20日 北アイルランドの旗 アルスター ダンドロッド No Race スイスの旗 L.タベリ ニュージーランドの旗 G.マロイ イギリスの旗 M.ヘイルウッド イギリスの旗 M.ヘイルウッド
10 9月2日 マン島の旗 マン島TT マン島 イギリスの旗 R.ブライアンズ イギリスの旗 B.アイビー イギリスの旗 M.ヘイルウッド イタリアの旗 G.アゴスチーニ イギリスの旗 M.ヘイルウッド
11 9月11日 イタリアの旗 イタリア モンツァ ドイツの旗 H.G.アンシャイト スイスの旗 L.タベリ イギリスの旗 M.ヘイルウッド イタリアの旗 G.アゴスチーニ イタリアの旗 G.アゴスチーニ
12 10月17日 日本の旗 日本 富士 日本の旗 片山義美 イギリスの旗 B.アイビー 日本の旗 長谷川弘 イギリスの旗 P.リード No Race

ポイントランキング[編集]

ポイントシステム[編集]

ポイントシステム
順位 1 2 3 4 5 6
ポイント 8 6 4 3 2 1
  • 500ccクラスは上位入賞した5戦分、350・125ccクラスは上位入賞した6戦分、250ccクラスは上位入賞した7戦分、50ccクラスは上位入賞した4戦分のポイントが有効とされた。

ライダーズ・ランキング[編集]

500ccクラス[編集]

順位 ライダー マシン GER
ドイツの旗
NED
オランダの旗
BEL
ベルギーの旗
DDR
東ドイツの旗
TCH
チェコスロバキアの旗
FIN
フィンランドの旗
ULS
北アイルランドの旗
IOM
マン島の旗
ITA
イタリアの旗
ポイント 勝利数
有効 合計
1 イタリアの旗 ジャコモ・アゴスチーニ MVアグスタ 2 2 1 - 2 1 2 2 1 36 54 3
2 イギリスの旗 マイク・ヘイルウッド ホンダ - - - - 1 2 1 1 - 30 3
3 オーストラリアの旗 ジャック・フィンドレイ マチレス - 6 - 2 4 3 4 - 3 20 21 0
4 チェコスロバキアの旗 フランタ・スタストニィ ヤワ - 3 - 1 - - 3 6 - 17 1
5 ローデシアの旗 ジム・レッドマン ホンダ 1 1 - - - - - - - 16 2
6 スイスの旗 ギュラ・マルゾフスキー マチレス 3 - 4 5 3 - - - - 13 0
6 オーストラリアの旗 ジャック・アーン ノートン - - 3 3 5 4 - - - 13 0
8 イギリスの旗 スチュアート・グラハム マチレス 4 5 2 - - - - - - 11 0
9 イギリスの旗 ペーター・ウィリアムス AJS - - - - - - 6 - - 7 0
マチレス - - - - - - - - 2
10 イギリスの旗 クリス・コーン ノートン - - - - - - 5 3 - 6 0
11 イギリスの旗 ロン・チャンドラー マチレス - - 6 4 - - - 5 - 6 0
12 イギリスの旗 ジョン・クーパー ノートン - 4 - - - - - - - 3 0
12 イギリスの旗 ジョン・ブランチャード マチレス - - - - - - - 4 - 3 0
12 イギリスの旗 フレッド・スティーブンス パトン - - - - - - - - 4 3 0
15 イギリスの旗 ルイス・ヤング マチレス 5 - - - - 6 - - - 3 0
16 イギリスの旗 ジョン・モービー ノートン - - 5 - - - - - - 2 0
16 オーストラリアの旗 マルコム・スタントン ノートン - - - - - 5 - - - 2 0
16 ドイツの旗 ワルター・シーマン ノートン - - - - - - - - 5 2 0
19 オーストリアの旗 エデュアルド・レンツ マチレス 6 - - - - - - - 6 2 0
20 オーストラリアの旗 ジョン・ドッズ ノートン - - - 6 - - - - - 1 0
20 オーストラリアの旗 エリック・ヒントン ノートン - - - - 6 - - - - 1 0

350ccクラス[編集]

順位 ライダー マシン GER
ドイツの旗
FRA
フランスの旗
NED
オランダの旗
DDR
東ドイツの旗
TCH
チェコスロバキアの旗
FIN
フィンランドの旗
ULS
北アイルランドの旗
IOM
マン島の旗
ITA
イタリアの旗
JPN
日本の旗
ポイント 勝利数
有効 合計
1 イギリスの旗 マイク・ヘイルウッド ホンダ 1 1 1 - 1 1 1 - - - 48 6
2 イタリアの旗 ジャコモ・アゴスチーニ MVアグスタ - 2 2 1 2 - 2 1 1 - 42 48 3
3 イタリアの旗 レンツォ・パゾリーニ アエルマッキ - 5 3 4 5 - - - 2 - 17 0
4 チェコスロバキアの旗 フランタ・スタストニィ ヤワ - - 6 2 4 6 - - 5 - 13 0
5 チェコスロバキアの旗 グスタフ・ハヴェル ヤワ 5 - 5 3 - - 4 - 6 - 12 0
6 イタリアの旗 アルベルト・パガーニ アエルマッキ - - - 5 6 - - - 3 3 11 0
7 東ドイツの旗 ハインツ・ローズナー MZ - - - - 3 2 - - - - 10 0
8 イギリスの旗 フィル・リード ヤマハ - - - - - - - - - 1 8 1
9 オーストラリアの旗 ジャック・アーン ノートン - - - 6 - 3 - 4 - - 8 0
10 ローデシアの旗 ブルース・ビール ノートン 3 6 - - - 5 - - - - 7 0
11 イタリアの旗 タルクィニオ・プロヴィーニ ベネリ 2 - - - - - - - - - 6 0
11 イギリスの旗 ペーター・ウィリアムス AJS - - - - - - - 2 - - 6 0
11 イギリスの旗 ビル・アイビー ヤマハ - - - - - - - - - 2 6 0
14 イタリアの旗 シルビオ・グラセッティ ビアンキ 4 - - - - - - - 4 - 6 0
15 ローデシアの旗 ジム・レッドマン ホンダ - 3 - - - - - - - - 4 0
15 アイルランドの旗 トミー・ロブ ブルタコ - - - - - - 3 - - - 4 0
15 イギリスの旗 クリス・コーン ノートン - - - - - - - 3 - - 4 0
18 イタリアの旗 ジルベルト・ミラーニ アエルマッキ - 4 - - - - - - - - 3 0
18 イギリスの旗 スチュアート・グラハム AJS - - 4 - - - - - - - 3 0
18 オーストラリアの旗 ケル・キャラザース ノートン - - - - - 4 - - - - 3 0
18 イギリスの旗 バイロン・ブラック ホンダ - - - - - - - - - 4 3 0
22 チェコスロバキアの旗 フランツィ・ボチェク ヤワ 6 - - - - - - 5 - - 3 0
23 イギリスの旗 デイブ・シモンズ ホンダ - - - - - - 5 - - - 2 0
23 日本の旗 室町健三 ホンダ - - - - - - - - - 5 2 0
25 イギリスの旗 ジョー・ダンフィ ノートン - - - - - - 6 - - - 1 0
25 イギリスの旗 ジョン・ブランチャード AJS - - - - - - - 6 - - 1 0
25 スウェーデンの旗 ケント・アンダーソン ハスクバーナ - - - - - - - - - 6 1 0

250ccクラス[編集]

順位 ライダー マシン SPA
スペインの旗
GER
ドイツの旗
FRA
フランスの旗
NED
オランダの旗
BEL
ベルギーの旗
DDR
東ドイツの旗
TCH
チェコスロバキアの旗
FIN
フィンランドの旗
ULS
北アイルランドの旗
IOM
マン島の旗
ITA
イタリアの旗
JPN
日本の旗
ポイント 勝利数
有効 合計
1 イギリスの旗 マイク・ヘイルウッド ホンダ 1 1 1 1 1 1 1 1 - 1 1 - 56 80 10
2 イギリスの旗 フィル・リード ヤマハ - - 3 2 2 2 2 - - - - 2 34 0
3 ローデシアの旗 ジム・レッドマン ホンダ - 2 2 3 3 - - - - - - - 20 0
4 イギリスの旗 デレク・ウッドマン MZ 2 4 4 4 4 - - - - - - - 18 0
5 イギリスの旗 スチュアート・グラハム ホンダ - - - - - 4 - 2 - 2 - - 15 0
6 東ドイツの旗 ハインツ・ローズナー MZ 6 - 5 - - 5 3 - - - 2 - 15 0
7 オーストラリアの旗 ジャック・フィンドレイ ブルタコ 4 - - - - - - 4 - 5 4 4 14 0
8 チェコスロバキアの旗 フランタ・スタストニィ ヤワ - 5 - - - 6 6 3 - 4 - - 11 0
9 カナダの旗 マイク・ダフ ヤマハ - - - - 5 3 4 - - - - - 9 0
10 ニュージーランドの旗 ジンジャー・モロイ ブルタコ - - - - - - - - 1 - - - 8 1
10 日本の旗 長谷川弘 ヤマハ - - - - - - - - - - - 1 8 1
12 スイスの旗 ギュラ・マルゾフスキー ブルタコ - - - - - - 5 - 2 - - - 8 0
13 イギリスの旗 ビル・アイビー ヤマハ - 3 - - 6 - - - - - - - 5 0
14 イタリアの旗 レンツォ・パゾリーニ アエルマッキ 3 - - - - - - - - - - - 4 0
14 オーストラリアの旗 ケビン・キャス ブルタコ - - - - - - - - 3 - - - 4 0
14 イギリスの旗 ペーター・インチレイ ビリヤーズ - - - - - - - - - 3 - - 4 0
14 イタリアの旗 アルベルト・パガーニ アエルマッキ - - - - - - - - - - 3 - 4 0
14 日本の旗 本橋明泰 ヤマハ - - - - - - - - - - - 3 4 0
19 ローデシアの旗 ブルース・ビール ホンダ - - - - - - - 5 - - 5 - 4 0
20 スウェーデンの旗 ケント・アンダーソン ハスクバーナ 5 - - - - - - 6 - - - 6 4 0
21 イギリスの旗 セルウィン・グリフィス ロイヤルエンフィールド - - - - - - - - 4 - - - 3 0
22 アイルランドの旗 トミー・ロブ ブルタコ - - - 6 - - - - - - - 5 3 0
23 イギリスの旗 ボブ・アンダーソン ヤマハ - - - 5 - - - - - - - - 2 0
23 イギリスの旗 ジム・カリー ホンダ - - - - - - - - 5 - - - 2 0
25 ドイツの旗 ギュンター・ビア ホンダ - 6 - - - - - - - - - - 1 0
25 フランスの旗 ダニエル・レロー ヤマハ - - 6 - - - - - - - - - 1 0
25 オーストラリアの旗 レナード・アトリー コットン - - - - - - - - 6 - - - 1 0
25 オーストラリアの旗 ビル・スミス ブルタコ - - - - - - - - - 6 - - 1 0
25 イタリアの旗 ジュゼッペ・ヴィセンチ アエルマッキ - - - - - - - - - - 6 - 1 0

125ccクラス[編集]

順位 ライダー マシン SPA
スペインの旗
GER
ドイツの旗
NED
オランダの旗
DDR
東ドイツの旗
TCH
チェコスロバキアの旗
FIN
フィンランドの旗
ULS
北アイルランドの旗
IOM
マン島の旗
ITA
イタリアの旗
JPN
日本の旗
ポイント 勝利数
有効 合計
1 スイスの旗 ルイジ・タベリ ホンダ 2 1 2 1 1 2 1 - 1 - 46 58 5
2 イギリスの旗 ビル・アイビー ヤマハ 1 - 1 3 3 - - 1 3 1 40 44 4
3 アイルランドの旗 ラルフ・ブライアンズ ホンダ 3 2 - 6 2 3 2 - 2 - 32 33 0
4 イギリスの旗 フィル・リード ヤマハ 4 3 3 4 - 1 3 2 4 5 29 37 1
5 ニュージーランドの旗 ヒュー・アンダーソン スズキ - - 4 - 4 4 5 3 - - 15 0
6 日本の旗 片山義美 スズキ - - - 2 - 5 - - - 2 14 0
7 イギリスの旗 フランク・ペリス スズキ - 4 - 5 5 - 6 5 - - 10 0
8 日本の旗 本橋明泰 ヤマハ - - 5 - - - - - - 4 5 0
9 日本の旗 伊藤光夫 スズキ - - - - - - - - - 3 4 0
10 カナダの旗 マイク・ダフ ヤマハ - - 6 - - - - 4 - - 4 0
11 アイルランドの旗 トミー・ロブ ヤマハ - - - - - - 4 - - - 3 0
12 イタリアの旗 フランチェスコ・ヴィッラ モンテッサ 5 - - - - - - - - - 2 0
12 ドイツの旗 ハンス=ゲオルグ・アンシャイト スズキ - 5 - - - - - - - - 2 0
12 イギリスの旗 ペーター・ウィリアムス EMC - - - - - - - - 5 - 2 0
15 スペインの旗 ホセ・メドラーノ ブルタコ 6 - - - - - - - - - 1 0
15 ドイツの旗 ヘルベルト・マン MZ - 6 - - - - - - - - 1 0
15 東ドイツの旗 フリードヘルム・コーラー MZ - - - - 6 - - - - - 1 0
15 東ドイツの旗 ハンス・ビスコフ MZ - - - - - 6 - - - - 1 0
15 イギリスの旗 マイク・ヘイルウッド ホンダ - - - - - - - 6 - - 1 0
15 ドイツの旗 ワルター・シーマン ホンダ - - - - - - - - 6 - 1 0
15 日本の旗 湯沢康治 ヤマハ - - - - - - - - - 6 1 0

50ccクラス[編集]

順位 ライダー マシン SPA
スペインの旗
GER
ドイツの旗
NED
オランダの旗
IOM
マン島の旗
ITA
イタリアの旗
JPN
日本の旗
ポイント 勝利数
有効 合計
1 ドイツの旗 ハンス=ゲオルグ・アンシャイト スズキ 2 1 4 - 1 2 28 31 2
2 スイスの旗 ルイジ・タベリ ホンダ 1 4 1 2 3 - 26 29 2
3 アイルランドの旗 ラルフ・ブライアンズ ホンダ 3 2 2 1 2 - 26 30 1
4 ニュージーランドの旗 ヒュー・アンダーソン スズキ 4 3 3 3 4 3 16 22 0
5 日本の旗 片山義美 スズキ - - 5 - - 1 10 1
6 ドイツの旗 エルンスト・デグナー スズキ - - - 4 - - 3 0
6 日本の旗 伊藤光夫 スズキ - - - - - 4 3 0
8 オーストラリアの旗 バリー・スミス デルビ 6 - - - 5 - 3 0
9 スペインの旗 アンヘル・ニエト デルビ 5 - - - - - 2 0
9 ドイツの旗 オズワルド・ディトリッヒ クライドラー - 5 - - - - 2 0
9 イギリスの旗 ブライアン・グリード ホンダ - - - 5 - - 2 0
9 アイルランドの旗 トミー・ロブ ブリヂストン - - - - - 5 2 0
13 オランダの旗 セース・ファン・ドンゲン クライドラー - 6 - - - - 1 0
13 日本の旗 森下勲 ブリヂストン - - 6 - - - 1 0
13 イギリスの旗 デイブ・シモンズ ホンダ - - - 6 - - 1 0
13 スイスの旗 アンドレ・ロス ホンダ - - - - 6 - 1 0
13 オーストラリアの旗 ジャック・フィンドレイ ブリヂストン - - - - - 6 1 0

マニュファクチャラーズ・ランキング[編集]

500ccクラス[編集]

順位 マニュファクチャラー GER
ドイツの旗
NED
オランダの旗
BEL
ベルギーの旗
DDR
東ドイツの旗
TCH
チェコスロバキアの旗
FIN
フィンランドの旗
ULS
北アイルランドの旗
IOM
マン島の旗
ITA
イタリアの旗
ポイント
有効 合計
1 日本の旗 ホンダ 1 1 - - 1 2 1 1 - 40 46
2 イタリアの旗 MVアグスタ 2 2 1 - 2 1 2 2 1 36 54
3 イギリスの旗 マチレス 3 5 2 2 3 3 4 4 2 26 38
4 イギリスの旗 ノートン - 4 3 3 5 4 5 3 5 18 24
5 チェコスロバキアの旗 ヤワ - 3 - 1 - - 3 6 - 17
6 イタリアの旗 パトン - - - - - - - - 4 3
7 イギリスの旗 AJS - - - - - - 6 - - 1

350ccクラス[編集]

順位 マニュファクチャラー GER
ドイツの旗
FRA
フランスの旗
NED
オランダの旗
DDR
東ドイツの旗
TCH
チェコスロバキアの旗
FIN
フィンランドの旗
ULS
北アイルランドの旗
IOM
マン島の旗
ITA
イタリアの旗
JPN
日本の旗
ポイント
有効 合計
1 日本の旗 ホンダ 1 1 1 - 1 1 1 - - 4 48 51
2 イタリアの旗 MVアグスタ - 2 2 1 2 - 2 1 1 - 42 48
3 イタリアの旗 アエルマッキ - 4 3 4 5 - - - 2 3 22
4 チェコスロバキアの旗 ヤワ 5 - 5 2 4 6 4 5 5 - 18 21
5 東ドイツの旗 MZ - - - - 3 2 - - - - 10
6 イギリスの旗 ノートン - - - 6 - 3 6 3 - - 10
7 イギリスの旗 AJS - - 4 - - - - 2 - - 9
8 日本の旗 ヤマハ - - - - - - - - - 1 8
9 イタリアの旗 ベネリ 2 - - - - - - - - - 6
10 イタリアの旗 ビアンキ 4 - - - - - - - 4 - 6
11 スペインの旗 ブルタコ - - - - - - 3 - - - 4
12 スウェーデンの旗 ハスクバーナ - - - - - - - - - 6 1

250ccクラス[編集]

順位 マニュファクチャラー SPA
スペインの旗
GER
ドイツの旗
FRA
フランスの旗
NED
オランダの旗
BEL
ベルギーの旗
DDR
東ドイツの旗
TCH
チェコスロバキアの旗
FIN
フィンランドの旗
ULS
北アイルランドの旗
IOM
マン島の旗
ITA
イタリアの旗
JPN
日本の旗
ポイント
有効 合計
1 日本の旗 ホンダ 1 1 1 1 1 1 1 1 5 1 1 - 56 82
2 日本の旗 ヤマハ - 3 3 2 2 2 2 - - - - 1 40
3 東ドイツの旗 MZ 2 4 4 4 4 5 3 - - - 2 - 28 30
4 スペインの旗 ブルタコ 4 - - 6 - - 5 4 1 5 4 4 24 25
5 チェコスロバキアの旗 ヤワ - 5 - - - 6 6 3 - 4 - - 11
6 イタリアの旗 アエルマッキ 3 - - - - - - - - - 3 - 8
7 イギリスの旗 ビリヤーズ - - - - - - - - - 3 - - 4
8 スウェーデンの旗 ハスクバーナ 5 - - - - - - 6 - - - 6 4
9 イギリスの旗 ロイヤルエンフィールド - - - - - - - - 4 - - - 3
10 イギリスの旗 コットン - - - - - - - - 6 - - - 1

125ccクラス[編集]

順位 マニュファクチャラー SPA
スペインの旗
GER
ドイツの旗
NED
オランダの旗
DDR
東ドイツの旗
TCH
チェコスロバキアの旗
FIN
フィンランドの旗
ULS
北アイルランドの旗
IOM
マン島の旗
ITA
イタリアの旗
JPN
日本の旗
ポイント
有効 合計
1 日本の旗 ホンダ 2 1 2 1 1 2 1 6 1 - 46 59
2 日本の旗 ヤマハ 1 3 1 3 3 1 3 1 3 1 44 60
3 日本の旗 スズキ - 4 4 2 4 4 5 3 - 2 25 30
4 東ドイツの旗 MZ - 6 - - 6 6 - - - - 3
5 スペインの旗 モンテッサ 5 - - - - - - - - - 2
5 イギリスの旗 EMC - - - - - - - - 5 - 2
6 スペインの旗 ブルタコ 6 - - - - - - - - - 1

50ccクラス[編集]

順位 マニュファクチャラー SPA
スペインの旗
GER
ドイツの旗
NED
オランダの旗
IOM
マン島の旗
ITA
イタリアの旗
JPN
日本の旗
ポイント
有効 合計
1 日本の旗 ホンダ 1 2 1 1 2 - 30 36
2 日本の旗 スズキ 2 1 3 3 1 1 30 38
3 スペインの旗 デルビ 5 - - - 5 - 4
4 日本の旗 ブリヂストン - - 6 - - 5 3
5 ドイツの旗 クライドラー - 5 - - - - 2

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e 『サーキットの軌跡 世界ロードレースGPの歴史』(p.69 - p.78)
  2. ^ Meetings TT 1966 - The official Isle of Man TT website
  3. ^ a b c 『二輪グランプリ60年史』(p.78 - p.79)
  4. ^ a b 『サーキットの軌跡 世界ロードレースGPの歴史』(p.79)
  5. ^ 『THE GRAND PRIX MOTORCYCLE』(p.68)
  6. ^ 500cc World Standing 1966 - The Official MotoGP Website
  7. ^ 『Honda Motorcycle Racing Legend vol.3』(2009年、八重洲出版)ISBN 978-4-86144-143-1(p.135)
  8. ^ a b 『二輪グランプリ60年史』(p.81)
  9. ^ 『Honda Motorcycle Racing Legend vol.3』(p.127)
  10. ^ 350cc World Standing 1966 - The Official MotoGP Website
  11. ^ Race Archive: 1966年 - WGP参戦50周年記念スペシャルサイト|ヤマハ発動機株式会社
  12. ^ 『Honda Motorcycle Racing Legend vol.3』(p.107)
  13. ^ 250cc World Standing 1966 - The Official MotoGP Website
  14. ^ 125cc World Standing 1966 - The Official MotoGP Website
  15. ^ 『Honda Motorcycle Racing Legend vol.3』(p.61)
  16. ^ 50cc World Standing 1966 - The Official MotoGP Website
  17. ^ 『浅間から世界GPへの道』(2008年、八重洲出版)ISBN 978-4-86144-115-8(p.125)

参考文献[編集]

  • ジュリアン・ライダー / マーティン・レインズ『二輪グランプリ60年史』(2010年、スタジオ・タック・クリエイティブ)ISBN 978-4-88393-395-2
  • ケビン・キャメロン『THE GRAND PRIX MOTORCYCLE』(2010年、ウィック・ビジュアル・ビューロウ)ISBN 978-4-900843-57-8
  • マイケル・スコット『The 500cc World Champion』(2007年、ウィック・ビジュアル・ビューロウ)ISBN 978-4-900843-53-0
  • 中沖満 / ピーター・クリフォード『サーキットの軌跡 世界ロードレースGPの歴史』(1987年、グランプリ出版)ISBN 4-906189-56-3