集中治療医学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

集中治療医学(しゅうちゅうちりょういがく)は、クリティカルケア医学とも呼ばれ、生命を脅かす可能性のある状態にある、またはその危険性がある、あるいは回復しつつある重病または重症の患者を扱う医療専門分野のこと[1]

生命維持英語版、侵襲的モニター蘇生終末期医療の提供を含む[2]

この専門分野の医師はしばしば集中治療医クリティカルケア医、またはインテンシビストと呼ばれている。

集中治療は、多くの異なる医療専門家からなる集学的チームから成る。このようなチームには、医師、看護師、理学療法士呼吸療法士薬剤師などが含まれることが多い[3]。彼らは通常、病院内の集中治療室(ICU)で協力して診療にあたる[1]

2022年、日本専門医機構サブスペシャルティ領域認定が発表された[4]。これは、現在、公的団体による認証が進められている専門医認定に集中治療医学が正式に含められたことを意味する。

脚注[編集]

  1. ^ a b Civetta, Taylor, & Kirby's critical care. Gabrielli, Andrea., Layon, A. Joseph., Yu, Mihae., Civetta, Joseph M., Taylor, Robert W. (Robert Wesley), 1949-, Kirby, Robert R. (4th ed.). Philadelphia: Lippincott Williams & Wilkins. (2009). ISBN 978-0-7817-6869-6. OCLC 253189100 
  2. ^ About Intensive Care | the Faculty of Intensive Care Medicine”.[リンク切れ]
  3. ^ Critical Care Medicine Specialty Description”. American Medical Association. 2020年10月24日閲覧。
  4. ^ 集中治療科(領域)の日本専門医機構サブスペシャルティ領域認定について|日本集中治療医学会”. www.jsicm.org. 2023年1月25日閲覧。