趙寅成 (野球)

趙寅成（チョ・インソン）
*Cho In-sung*
斗山ベアーズ残留・リハビリ軍コーチ #74
基本情報
国籍	韓国
出身地	ソウル特別市
生年月日	1975年5月25日（48歳）
身長; 体重	183 cm; 90 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	捕手
プロ入り	1998年 1次ドラフト
初出場	1998年4月15日
最終出場	2017年5月23日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	選手歴
	信一高等学校; 延世大学校; LGツインズ (1998 - 2011); SKワイバーンズ (2012 - 2014); ハンファ・イーグルス (2014 - 2017);
	監督・コーチ歴
	斗山ベアーズ (2018 - 2020); LGツインズ（2021 - 2023); 斗山ベアーズ (2024 - );
国際大会
代表チーム	大韓民国
五輪	1996年
WBC	2006年
	この表について

趙寅成（チョ・インソン、ハングル：조인성、1975年 5月25日 - ）は大韓民国出身の元プロ野球選手（捕手）、野球指導者。

経歴[編集]

LG時代[編集]

大卒新人だった1998年、バンコクアジア大会野球に韓国代表として出場し優勝、兵役免除の恩典を受けた。2006 ワールド・ベースボール・クラシック韓国代表にも選ばれた。二塁への盗塁を企む走者を座ったままのスローイングで刺すほどの強肩であった。パンチ力のある打力も持ち味。しかし、リードの面では外角一辺倒の傾向をよく批判される。

2007年シーズン後、FA権を取得して権利を行使したが、満足できる条件を提示したLGツインズに残留した。

2008年は、チームが投手陣の崩壊、打撃不振で最下位に沈み、個人的にはリード面を叩かれたり、故障や不振で、引退から復帰したベテランの金正敏（キム・ジョンミン）にシーズン途中スタメン捕手の座を奪われたり、二軍に落ちたりと散々な1年を送った。

2009年8月6日の対起亜タイガース戦で、先発投手の沈秀昌と試合中ファンの見ているグラウンド内で口喧嘩をした前代未聞の醜態をさらしてしまい、二人ともチームから罰金を科せられ二軍降格となり、その後はシーズン終了まで一軍に昇格することはなかった。このようにFAでLGに残留後は攻守ともに冴えない状態が続いていた。

2010年は攻守ともにかつての姿を取り戻した。9月1日に、韓国プロ野球では史上初となる捕手でのシーズン100打点以上を記録。自身初の全試合出場を果たし28本塁打とチームの本塁打王となるなど、打撃では自己最高の成績を収め、プロ13年目にして初のゴールデングラブ賞も受賞した。

SK時代[編集]

2011年オフにFA権を行使し、SKワイバーンズと3年契約を結んで移籍した。彼の補償選手には林廷宇が選ばれた。

しかしSKでは鄭相昊などとのレギュラー争いが激しく、2013年はあまり多くの出番が得られなかった。

ハンファ時代[編集]

2014年6月3日、李大守などとの2対1トレードでハンファ・イーグルスに移籍した。

2017年は開幕直後に肩を故障し試合に出場できなくなり6月23日に全峴兌、宋臣永、李鍾煥とともにウェーバー公示され退団した^[1]。このうち全峴兌だけは起亜タイガースに移籍できたが彼は同年シーズン終了まで移籍できず、そのまま現役を引退した。

引退後[編集]

2018年より斗山ベアーズのコーチに就任、2021年より古巣のLGのコーチに転任、2024年より斗山のコーチに復帰する。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

年度	チーム	打率	試合	打数	得点	安打	2塁打	3塁打	本塁打	打点	盗塁	盗塁死	四球	死球	三振	併殺	失策
1998	LG	0.269	84	134	10	36	8	0	2	15	0	0	3	0	22	3	2
1999		0.254	56	142	23	36	6	0	5	22	0	0	6	1	27	4	1
2000		0.225	108	227	19	51	5	1	5	33	2	1	16	4	59	6	8
2001		0.253	82	186	19	47	10	0	5	26	1	2	12	4	27	4	3
2002		0.268	124	362	36	97	21	2	9	48	3	0	14	5	82	11	9
2003		0.257	132	428	43	110	20	2	19	58	0	1	15	8	67	17	8
2004		0.254	129	386	40	98	16	0	8	49	2	5	36	3	63	9	6
2005		0.224	85	201	22	45	11	0	6	34	0	0	14	4	34	2	2
2006		0.245	112	326	37	80	18	0	10	38	0	1	28	0	30	11	5
2007		0.282	124	419	44	118	24	0	13	73	1	1	30	4	61	8	7
2008		0.227	102	330	25	75	18	1	10	49	0	0	17	1	76	6	4
2009		0.214	95	266	35	57	10	1	14	36	0	2	28	1	53	10	7
2010		0.317	133	457	69	145	24	1	28	107	2	0	41	3	83	19	3
2011		0.267	117	390	46	104	14	2	15	59	2	1	44	3	70	10	5
2012	SK	0.271	104	284	32	77	13	0	9	40	0	1	16	2	60	5	8
2013	SK	0.213	88	207	16	44	10	0	7	29	0	1	7	2	65	4	2
2014	ハンファ	0.226	75	164	16	37	7	0	7	34	0	0	14	2	40	5	5
2015		0.232	106	276	33	64	11	0	11	44	0	0	16	6	89	5	6
2016		0.168	76	137	10	23	2	0	3	7	0	0	2	1	38	2	4
2017		0.138	16	29	1	4	0	0	0	0	0	0	0	0	9	1	2
通算	20シーズン	0.252	1948	5351	576	1348	248	10	186	801	13	16	359	54	1055	142	97

背番号[編集]

44 （1998年 - 2017年途中）
75 （2018年 - ）

タイトル[編集]

ゴールデングラブ賞：1回（2010年）

脚注[編集]

[脚注の使い方]

^ https://www.yna.co.kr/view/AKR20170623035551007

外部リンク[編集]

KBOでの成績

[1] ttps://www.yna.co.kr/view/AKR20170623035551007

[1]

表話編歴斗山ベアーズ 2024
監督	77 李承燁
一軍コーチ	73 朴興植（首席） 75 金翰秀（打撃） 79 朴廷培（投手） 89 後藤孝志（打撃） 78 芹澤裕二（バッテリー） 92 趙晟桓（守備） 70 曺雄天（投手）
二軍監督・コーチ	76 李正勳（二軍監督） 83 金東漢（作戦走塁） 82 権明哲（投手） 71 李到炯（打撃） 91 李永洙（打撃） 72 曺敬擇（バッテリー） 80 金昣秀（バッテリー） 83 鄭振浩（守備作戦） 84 金尚珍（リハビリ投手） 86 姜錫千（リハビリ） 81 金志容（ブルペン）千鍾珉（トレーニング）趙光熙（トレーニング） 74 趙寅成（リハビリ） 90 賈得焔（リハビリ）
投手	1 朴治国 12 朴正洙 17 洪建喜 19 金愍圭 27 金江栗 28 崔丞鎔 29 李炳憲 30 金呈圩 41 金東周 42 崔智剛 43 ラウル・アルカンタラ 46 金明信 47 郭彬 48 ブランドン・ワッデル 49 朴新知 50 李映河 55 李昇眞 56 金虎峻 61 崔源峻 65 鄭哲元
捕手	20 安乗漢 22 張勝賢 25 梁義智 45 金起演
内野手	6 呉明鎮 7 李有燦 9 朴俊泳 10 金民奕 13 許敬民 14 朴桂範 16 徐藝日 23 姜勝淏 33 金汶秀 35 全珉哉 52 金宰鎬 53 梁碩桓
外野手	4 ヘンリー・ラモス 8 金兌根 31 鄭秀彬 32 金宰煥 33 金仁泰 37 金大漢 44 洪成昊 51 趙修行 57 梁賛烈

表話編歴韓国野球委員会ゴールデングラブ（捕手）
1980年代	82 金容雲 83 李萬洙 84 李萬洙 85 李萬洙 86 李萬洙 87 李萬洙 88 張彩根 89 劉承安
1990年代	90 金東洙 91 張彩根 92 張彩根 93 金東洙 94 金東洙 95 金東洙 96 朴勍完 97 金東洙 98 朴勍完 99 金東洙
2000年代	00 朴勍完 01 洪性炘 02 陳甲龍 03 金東洙 04 洪性炘 05 陳甲龍 06 陳甲龍 07 朴勍完 08 姜珉鎬 09 金相勳
2010年代	10 趙寅成 11 姜珉鎬 12 姜珉鎬 13 姜珉鎬 14 梁義智 15 梁義智 16 梁義智 17 姜珉鎬 18 梁義智 19 梁義智
2020年代	20 梁義智 21 姜珉鎬 22 梁義智 23 梁義智

表話編歴野球韓国代表 - 2006 ワールド・ベースボール・クラシック
監督	81 金寅植
コーチ	70 金在博（ヘッド） 75 柳仲逸（走塁守備） 76 柳志炫（走塁） 80 曺凡鉉（バッテリー） 90 宣銅烈（投手）
投手	1 孫敏漢 15 具臺晟 17 呉昇桓 21 鄭大炫 26 徐在応 27 朴明桓 28 全炳斗 36 裵英洙 41 鄭載勳 45 奉重根 49 金炳賢 51 金善宇 61 朴賛浩
捕手	20 陳甲龍 22 洪性炘 44 趙寅成
内野手	3 朴鎮萬 5 鄭成勲（追加招集） 6 金在杰 11 崔煕渉 14 金敏宰 16 金鍾国 18 金東柱（途中離脱） 25 李承燁 52 金泰均 55 李杋浩
外野手	7 李鍾範 9 李炳圭 12 宋志晩 33 朴龍澤 35 李晋暎