衣類乾燥機

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衣類乾燥機

衣類乾燥機(いるいかんそうき)とは、洗濯したあとの衣類を、干すという手間無しに乾燥させるための機材。洗濯乾燥機(せんたくかんそうき)とも言われる。乾燥機のひとつ。

概要[編集]

衣類乾燥機とは、洗濯を終え、脱水が完了した状態の洗濯ものを乾燥させるための機械である。現在では、洗濯機に併設されている場合もあるが、多くは独立した機械である。

仕組みは、洗い終わった洗濯ものを本体内部に入れてスイッチを入れると、本体内のドラムが回転し、同時にファンが回転して風を本体内に起こす。同時に熱源がその風を加熱するため、洗濯物は回転しつつ、熱風によって乾燥される。熱源は、電熱線がほとんどだが、中には都市ガス液化石油ガス用のガス衣類乾燥機や、カセットタイプのガス火を熱源とする機種やガス器具の温水循環式システムである“TES”という温水システムでは、温水循環式のタイプもある。本体内の水分は、本体に添付されているホースによって排出される場合が多いが、ガス式では燃焼により排出される熱を有効活用し、湿気を帯びた排気として排湿筒と呼ばれる筒で屋外へ排出させるものもある。

気候・気温に左右されず、多くの洗濯物を一気に乾燥させることが出来るため、梅雨時や花粉が舞う時季、ベランダのない家庭、部屋乾しかできないが喫煙者の多い家庭などで重用されている。

コインランドリーでは、大容量でシーツなどの大物衣類も扱え、高出力で短時間で仕上がるガス熱源の大型乾燥機がほとんどである。

注意点[編集]

熱風によって半ば強制的に乾燥させるため、手洗い専門の素材や熱に弱い化学繊維、シルク素材などの高価なものやプリント柄、ウールなどは避けなければいけない。また電気を熱源とする乾燥機では乾燥時間が長時間にわたって激しく回転するため、しわがつき易いものも向かない。シーツ(ただし白の薄手のものは変色する場合がある)やタオル、バスタオル、タオルケットやTシャツ等が適していると思われる。

また、分が付着した洗濯物は、乾燥機で乾燥を行おうとすると、付着した油が酸化されて自然発火を起こす危険性があるので、乾燥機を使ってはならない。たとえ洗濯を行っても、家庭で行える洗濯では油が残存することがあるので、同様に乾燥機を使用すべきではない[1]

脚注[編集]

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  1. ^ 電気洗濯機 日本電機工業会、2011年6月25日閲覧。