竹田青嗣

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竹田 青嗣(たけだ せいじ、1947年10月29日 - )は、大阪府出身の、在日韓国人哲学者文芸評論家早稲田大学政治経済学部卒業明治学院大学国際学部教授を経て、早稲田大学国際教養学部教授。通常用いている韓国名は、姜修次(カン・スチャ、강수차)。戸籍名は、姜正秀(カン・ジョンス、강정수)。「竹田青嗣」とは、太宰治の小説「竹青」から付けたペンネームであり、日本名ではない。


目次

[編集] 概要

独学で哲学現代思想を学び、特にエドムント・フッサール現象学に影響を受け、現象学を〈思考の原理〉であると定義して独自の現象学を探求し、俗に竹田現象学とも呼ばれている。竹田現象学は正統な現象学の理解ではないという批判もあるが、一方で構造構成主義を体系化する方法に用いられるなど有効性が検証されている。

哲学についての著述はフッサールに関係したものが多いが、一般的に難解に陥りがちなこうした哲学を噛み砕き、分かり易く読者に提供することに長けている。そのため哲学的著述も専門的なものではなく、読者を限定せず、幅広い読者層を対象とした入門書的なものが多い。

ニーチェ思想の「反=ロゴス中心主義」「反=理性主義」を現代思想のルーツとして捉え、ニーチェを高く評価している。

[編集] 著書

[編集] 単著

  • 『<在日>という根拠――李恢成金石範金鶴泳』(国文社, 1983年/筑摩書房[ちくま学芸文庫] 1995年)
  • 『陽水の快楽――井上陽水論』(河出書房新社 1986年/のち文庫、[ちくま文庫] 1999年)
  • 『意味とエロス』(作品社 1986年)のちちくま学芸文庫 
  • 『<世界>の輪郭』(国文社 1987年)
  • 『現代思想の冒険』(毎日新聞社 1987年/筑摩書房[ちくま学芸文庫] 1992年)
  • 『世界という背理――小林秀雄と吉本隆明』(河出書房新社 1988年/[講談社学術文庫 1996年)
  • 『夢の外部』(河出書房新社 1989年/[講談社学術文庫] 1998年『現代批評の遠近法―夢の外部』)
  • 『現象学入門』(日本放送出版協会MHKブックス 1989年)
  • ニューミュージックの美神たち Love songに聴く美の夢 飛鳥新社 1989
  • 『批評の戦後と現在――竹田青嗣対談集』(平凡社 1990年)
  • 『自分を知るための哲学入門』(筑摩書房 1990年/[ちくま学芸文庫 1993年)
  • 『「自分」を生きるための思想入門――人生は欲望ゲームの舞台である』(芸文社 1992年/[ちくま文庫] 2005年)
  • 『はじめての現象学』(海鳥社 1993年)
  • 『エロスの世界像』(三省堂 1993年)のち学術文庫 
  • 恋愛論 作品社、1993
  • 『ニーチェ入門』([ちくま新書] 1994年)
  • 『ハイデガー入門』(講談社選書メチエ 1995年)
  • 『恋愛というテクスト』(海鳥社 1996年)
  • 『エロスの現象学』(海鳥社 1996年)
  • 『世界の「壊れ」を見る』(海鳥社 1997年)
  • 『現代社会と「超越」』(海鳥社 1998年)
  • 『プラトン入門』([ちくま新書] 1999年)
  • 『言語的思考へ――脱構築と現象学』(径書房 2001年)
  • 『哲学ってなんだ――自分と社会を知る』(岩波ジュニア新書 2002年)
  • 『現象学は「思考の原理」である』([ちくま新書] 2004年)
  • 『近代哲学再考――「ほんとう」とは何か・自由論』(径書房 2004年)
  • 『愚か者の哲学-愛せない場合は通り過ぎよ』(主婦の友社 2004年/『自分探しの哲学』 2007年)
  • 『人間的自由の条件――ヘーゲルとポストモダン思想』(講談社 2004年)
  • 現象学は<思考の原理>である ちくま新書 2004
  • 人間の未来-ヘーゲル哲学と現代資本主義、ちくま新書、2009 

[編集] 共著

  • 丸山圭三郎)『丸山圭三郎記号学批判――<非在>の根拠』(作品社, 1985年)
  • 岸田秀)『物語論批判――世界・欲望・エロス』(作品社, 1985年)
  • 小阪修平志賀隆生)『わかりたいあなたのための現代思想・入門』(JICC出版局, 1990年)
  • 小浜逸郎橋爪大三郎村瀬学瀬尾育生)『試されることば』(JICC出版局, 1991年)
  • 橋爪大三郎)『自分を活かす思想・社会を生きる思想―思考のルールと作法』(径書房, 1994年)
  • 小林よしのり橋爪大三郎)『ゴーマニズム思想講座 正義・戦争・国家論 -自分と社会をつなぐ回路-』(径書房, 1997年)
  • 加藤典洋)『二つの戦後から』(筑摩書房, 1998年)
  • 加藤典洋橋爪大三郎)『天皇の戦争責任』(径書房, 2000年)
  • 西研)『よみがえれ、哲学』(日本放送出版協会, 2004年)
  • 西研)『完全解読 ヘーゲル「精神現象学」』(講談社, 2007年)
  • 山竹伸二)『フロイト思想を読む-無意識の哲学』(日本放送出版協会, 2008年)

[編集] 共編著

  • (西研)『はじめての哲学史――強く深く考えるために』(有斐閣, 1998年)

[編集] 外部リンク

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