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2020年2月15日 (土) 06:50時点における版

止別駅
駅舎(2009年4月)
やむべつ
Yamubetsu
B74 浜小清水 (5.7 km)
(11.5 km) 知床斜里 B72
地図
所在地 北海道斜里郡小清水町字止別
北緯43度55分17.41秒 東経144度31分12.12秒 / 北緯43.9215028度 東経144.5200333度 / 43.9215028; 144.5200333
駅番号 B73
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 釧網本線
キロ程 25.8 km(網走起点)
電報略号 ヤツ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1925年大正14年)11月10日
備考 無人駅
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仮止別駅
北見鉄道跡石碑(2009年11月)
かりやむべつ
Kariyamubetsu
(3.8 km) 野坂
所在地 北海道斜里郡小清水村
所属事業者 北見鉄道
所属路線 北見鉄道線
キロ程 0.0 km(仮止別起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1930年昭和5年)6月3日
廃止年月日 1939年昭和14年)8月25日
備考 1937年昭和12年)3月15日に仮止別駅から構内側線扱いで国鉄止別駅まで開業(0.34km)。営業キロの変更は無し。
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止別駅(やむべつえき)は、北海道斜里郡小清水町字止別(やんべつ)にある北海道旅客鉄道(JR北海道)釧網本線である。駅番号B73電報略号ヤツ

歴史

1977年の止別駅と周囲約1㎞×600m範囲。左が網走方面。斜里平野の畑作地帯の北辺。駅裏にはオホーツク海岸線の草原が広がる。かつてこの駅から少し内陸にある小清水まで北見鉄道が連絡しており、貨物ホーム引込み線手前から網走側に本線と並走後、90°の緩やかなカーブを描きながら十三線を横切って南南西へ向きを変え、南六号辺りで国道391号横を並走して小清水へ向かっていた。この写真では、軌道跡がそのまま町道に置き換えられている。
相対式ホーム2面2線と駅裏側に副本線、駅舎横の網走側に貨物ホームと引込み線をもつ。貨車が多く留まっているが、駅裏のストックヤードは既に使用されなくなって久しい。また貨物ホーム側も殆んど貨物らしき物がない。かつては双方に木材が山のように野積みされていた事もあった。
貨物荷物取扱い廃止後に貨物線が撤去され、さらに相対側ホームも撤去されて駅舎ホームへ棒線化されたが、保線用引込み線が副本線跡の釧路側に敷き直されている。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

かつて北見鉄道が分岐し、小清水市街地方面との間に混合列車が運行されていた。

年表

駅名の由来

当駅の所在する地名より。地名はアイヌ語に由来するが諸説あり、「ヤペッ(yam-pet)」〔冷たい・川〕[5][6]、「ヤワアンペッ(ya-wa-an-pet)」〔内地の方・に・ある・川〕のいずれかに由来するとされる[7]

駅の表記上は「やむべつ」となっているが、地名については元のアイヌ語発音に近い「やんべつ」と呼称される[注釈 1]

駅構造

単式ホーム1面1線を持つ地上駅。かつては相対式ホーム2面2線、副本線および貨物ホームを有していた[5]知床斜里駅管理の無人駅である。

駅事務室跡に『ラーメン喫茶・えきばしゃ』がテナントとして入居している[8]。窓口は現在もありこの店が乗車券販売を受託していたが、現在は廃止されている。

利用状況

  • 2012年(平成24年)- 2016年(平成28年)の特定の平日の調査日における乗車人員平均は9.6人[9]
  • 2013年(平成25年)- 2017年(平成29年)の特定の平日の調査日における乗車人員平均は8.6人[10]
  • 2014年(平成26年)- 2018年(平成30年)の特定の平日の調査日における乗車人員平均は7.6人[11]

駅周辺

オホーツク海に近く、駅前の北海道道557号止別停車場線から国道244号にかけての沿線に止別の集落が広がる。小清水町中心部とは約11 km離れている。

  • 小清水町役場止別出張所
  • 止別郵便局

その他

北海道在住タレント鈴井貴之監督映画『銀のエンゼル』のロケ地として当駅が使用された[要出典]

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
釧網本線
快速「しれとこ摩周号」・普通
浜小清水駅 (B74) - 止別駅 (B73) - 知床斜里駅 (B72)

脚注

注釈

  1. ^ 郵便番号検索などで「やんべつ」の表記が見られる。

出典

  1. ^ 『鉄道百年の歩み』 pp. 83 - 84
  2. ^ 『鉄道百年の歩み』 p. 101
  3. ^ 『鉄道百年の歩み』 pp. 111 - 112
  4. ^ a b 『鉄道百年の歩み』 p. 113
  5. ^ a b 『北海道 釧網本線』 p. 80
  6. ^ 『北海道鉄道駅大図鑑』 p. 308
  7. ^ アイヌ語地名リスト モク~リ P131-140”. アイヌ語地名リスト. 北海道 環境生活部 アイヌ政策推進室 (2007年). 2017年10月19日閲覧。
  8. ^ 「存廃に揺れる北辺の本線」『鉄道ジャーナル』No.610、2017年8月、50頁。 
  9. ^ "釧網線(東釧路・網走間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区) (Press release). 北海道旅客鉄道. 8 December 2017. 2017年12月9日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2017年12月10日閲覧 {{cite press release2}}: |work=で外部リンクを指定しないでください (説明); 不明な引数|deadlinkdate=が空白で指定されています。 (説明)
  10. ^ "釧網線(東釧路・網走間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 2 July 2018. p. 3. 2018年8月19日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年8月19日閲覧 {{cite press release2}}: |work=で外部リンクを指定しないでください (説明)
  11. ^ 釧網線(東釧路・網走間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク