清水梨紗

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清水 梨紗
名前
愛称 りさ、りっちゃん[1]
カタカナ シミズ リサ
ラテン文字 SHIMIZU Risa
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1996-06-15) 1996年6月15日(27歳)
出身地 兵庫県神戸市
身長 160cm[1]
体重 47kg[1]
選手情報
在籍チーム イングランドの旗 ウェストハム・ユナイテッド
ポジション DF
背番号 3
利き足 右足[1]
ユース
2003 神戸コスモFC
2004-2008 FCすすき野レディース
2009-2012 日テレ・メニーナ
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2013- 2022 日本の旗 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 165 (4)
2022- イングランドの旗 ウェストハム・ユナイテッド 22 (0)
代表歴2
2011-2012  日本 U-17[注 1] 18 (1)
2014-2016  日本 U-20[注 2] 14 (0)
2018-  日本 77 (4)
獲得メダル
女子サッカー
アジア大会
2018 ジャカルタ 女子
1. 国内リーグ戦に限る。2023年5月27日現在。
2. 2024年4月10日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

清水 梨紗(しみず りさ、1996年6月15日 - )は、兵庫県神戸市出身の女子サッカー選手。ウェストハム・ユナイテッドFCウィメン所属。サッカー日本女子代表。ポジションはディフェンダー

経歴[編集]

兵庫県神戸市に生まれた。幼少期はあまり話さない子供だったという。母親からは「天才やね」ととにかく褒めて育てられた[2]

2つ年上の姉がサッカーをやっていた影響で、小学校1年の時に神戸コスモFCでサッカーを始める。小学2年の時に神奈川県横浜市に転居し、FCすすき野レディースに入団。5年生になる頃にはチームのエースストライカーとして活躍するようになった[3][4]横浜市立黒須田小学校卒業。

2009年、12歳のときに日テレ・ベレーザの下部組織である日テレ・メニーナに入団。当初はフォワードだったが、ほどなくサイドハーフを任され、最終的にはサイドバックを専門とするようになる[5]

2010年、U-14日本女子選抜に選ばれ、韓国遠征に参加。

2011年AFC U-16女子選手権中国南京市)に出場。

2012年横浜市立あざみ野中学校を卒業し、神奈川県立元石川高校に進学。9月にはアゼルバイジャンで開催されたU-17女子ワールドカップに出場。グループリーグ第3戦のメキシコ戦では先制点を挙げ、日本の9-0という大勝の口火を切るなど活躍し、日本の全4試合にフル出場したが、チームは決勝トーナメント1回戦で、ガーナにアジア予選を通じて初の失点を喫しベスト8で敗退した。

2013年日テレ・ベレーザに昇格。なでしこ1部リーグの試合に出場するようになる。10月にはAFC U-19女子選手権中国南京市)に出場。翌年のU-20W杯予選を兼ねた大会だったが、日本は4位に終わり、上位3チームに与えられる出場権を逃した。

2014年6月15日、なでしこリーグレギュラーシーズン第9節のFC吉備国際大学Charme戦(岡山県津山陸上競技場)でリーグ戦初となる得点を挙げる。12月の皇后杯3回戦でも先制点を挙げ、守備だけでなく攻撃でも存在感を示した。

2015年国士舘大学に進学。8月には、中国南京市で開催されたAFC U-19女子選手権で3試合にフル出場し、優勝に貢献。これにより日本は2大会ぶりにU-20W杯の出場権を手にした。シーズン通して全ての試合で先発し、ベレーザの5年ぶりのリーグ優勝の立役者の一人となった。

2020年、クラブのキャプテンに就任した[6]

2022年8月28日イングランドウェストハム・ユナイテッドFCウィメンに完全移籍することが発表された[7][8]。契約期間は2年[9]

2023年6月13日2023 FIFA女子ワールドカップなでしこジャパンに選出された[10]

8月5日2023 FIFA女子ワールドカップ・決勝トーナメントの1回戦ノルウェー戦において決勝点となるワールドカップ初ゴールを奪い、2大会ぶりの準々決勝進出に貢献[11]

選手としての特徴[編集]

女子サッカー選手としては華奢な体格ながら、粘り強くアグレッシブな守備を持ち味としている[12]。90分間通してオーバーラップを繰り返すことが出来るスタミナが武器。スピードに乗ったドリブルからそのまま精度の高いクロスを上げることが出来る。特にスタミナは、女子代表全カテゴリを通してもトップクラスと言われており[13]、小学校時代には神奈川県内のマラソン大会で優勝した経験も持つ[14]。本人は「点を取れるSBになりたい」と語っている[15]。事実、右サイドから攻め上がってシュートを打つ場面はよく見られる。

個人成績[編集]

クラブ[編集]

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯 皇后杯 期間通算
2010 日テレ・メニーナ 14 関東 13 0 - 3 0 16 0
2011 4 7 0 - - 7 0
2012 2 10 0 - - 10 0
プリンセス 5 0 - - 5 0
2013 日テレ・ベレーザ 2 なでしこ 14 0 8 0 2 0 24 0
2014 25 1 - 4 1 29 2
2015 なでしこ1部 23 0 - 4 0 27 0
2016 17 0 10 0 1 0 28 0
2017 18 0 9 1 3 0 30 1
2018 17 1 5 0 5 0 27 1
2019 18 0 3 0 5 0 26 0
2020 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 13 0 - 5 1 18 1
2021-22 WE 20 2 - 2 0 22 2
イングランド リーグ戦 リーグ杯 オープン杯 期間通算
2022-23 ウェストハム・ユナイテッド 3 WSL 22 0 5 0 1 0 28 0
2023-24 3 0 1 0 4 0
通算 日本 1部 165 4 35 1 31 2 231 7
日本 その他 35 0 - 3 0 38 0
イングランド 1部 22 0 8 0 2 0 32 0
総通算 222 4 43 1 36 2 301 7

代表[編集]

出場大会[編集]

試合数[編集]


日本代表国際Aマッチ
出場得点
2018 19 0
2019 12 0
2020 2 0
2021 11 1
2022 13 0
2023 16 3
2024 3 0
通算 76 4
2024年4月6日現在

ゴール[編集]

# 開催日 開催都市 スタジアム 対戦国 結果 監督 大会 出典
1. 2021年4月11日 日本の旗 東京 国立競技場 パナマの旗 パナマ ○ 7-0 高倉麻子 国際親善試合 [16]
2. 2023年7月14日 日本の旗 仙台 ユアテックスタジアム仙台 パナマの旗 パナマ ○ 5-0 池田太 国際親善試合 [17]
3. 2023年8月5日 ニュージーランドの旗 ウェリントン ウェリントン・リージョナル・スタジアム  ノルウェー ○ 3-1 2023 FIFA女子ワールドカップ [18]
4. 2023年11月1日 ウズベキスタンの旗 タシュケント ロコモティフ・スタジアム  ベトナム ○ 2-0 パリオリンピック・アジア2次予選 [19]

タイトル[編集]

クラブ[編集]

代表[編集]

個人[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ チーム立ち上げ時はU-16。
  2. ^ 清水はU-19/U-20カテゴリを2度経験。

出典[編集]

  1. ^ a b c d 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 清水 梨紗選手 | 日テレ・東京ヴェルディベレーザ / Nippon TV Tokyo Verdy Beleza”. www.verdy.co.jp. 2021年5月4日閲覧。
  2. ^ (未来ノート―202Xの君へ―)サッカー・清水梨紗 あんた天才やね”. 2024年2月27日閲覧。
  3. ^ 得点王:第21回全国少年少女草サッカー大会”. 全国少年少女草サッカー大会. 2016年1月10日閲覧。
  4. ^ 得点王:第22回全国少年少女草サッカー大会”. 全国少年少女草サッカー大会. 2016年1月10日閲覧。
  5. ^ ウゴパン こくしんかん人図鑑 Vol.41 清水梨紗さん (21世紀アジア学部1年)”. 国士舘大学. 2015年12月14日閲覧。
  6. ^ 2020シーズン 日テレ・東京ヴェルディベレーザ キャプテン決定のお知らせ』(プレスリリース)東京ヴェルディ1969、2020年2月11日https://www.verdy.co.jp/beleza/news/88952020年2月11日閲覧 
  7. ^ 清水梨紗選手移籍のお知らせ』(プレスリリース)東京ヴェルディ1969、2022年8月28日https://www.verdy.co.jp/beleza/news/112302022年8月28日閲覧 
  8. ^ "West Ham United Women sign Japan international Risa Shimizu" (Press release) (英語). West Ham United. 28 August 2022. 2022年8月28日閲覧
  9. ^ なでしこDF清水梨紗、英ウェストハムに完全移籍! 長谷川唯とチームメイトに”. サッカーキング. 2022年8月29日閲覧。
  10. ^ なでしこジャパン(日本女子代表)メンバー・スケジュール MS&ADカップ2023 パナマ女子代表戦【7.14@宮城/ユアテックスタジアム仙台】 FIFA 女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランド 2023【7.20-8.20】”. www.jfa.jp. 2023年7月31日閲覧。
  11. ^ 【Match Report】なでしこジャパン、ノルウェーに勝利しベスト8へ進出 FIFA女子ワールドカップ2023”. JFA. 2023年8月7日閲覧。
  12. ^ 世界一へのラストステップ。前回女王ドイツに挑むヤングなでしこ 松原渓 Kei-channel 2016年8月11日
  13. ^ 川澄級のスタミナ! 清水&田中陽、シャトルランで同着1位”. 産業経済新聞社. 2016年1月10日閲覧。
  14. ^ U19体力テスト1位・清水、長友になる”. デイリースポーツ. 2016年1月10日閲覧。
  15. ^ なでしこ期待の星!今年高校を卒業したばかりの日テレ・ベレーザ 清水梨紗選手を独占インタビュー!”. スカイ・A sports+. 2016年1月11日閲覧。
  16. ^ 国際親善試合”. 公益財団法人日本サッカー協会. 2023年5月18日閲覧。
  17. ^ なでしこ、パナマに5発快勝でW杯へ弾み! 長谷川唯は2得点1アシスト、藤野あおばが初ゴール”. サッカーキング (2023年7月14日). 2023年7月14日閲覧。
  18. ^ 恐るべし、清水梨紗! ウイングバックにしてFWばりのゴールでノルウェーに甚大なダメージを与えた仕事ぶりに痺れた【女子W杯】”. サッカーダイジェストWeb (2023年8月5日). 2023年8月5日閲覧。
  19. ^ なでしこジャパン、ベトナムを下して無傷の3連勝! パリ五輪出場を懸けた最終予選進出が決定”. サッカーキング (2023年11月1日). 2023年11月1日閲覧。
  20. ^ E-1女子、なでしこ主将の清水梨紗が大会MVPに…最優秀GKは2大会連続で山下杏也加”. サッカーキング (2022年7月26日). 2022年7月26日閲覧。

外部リンク[編集]