清家貴子

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清家 貴子
名前
本名 清家 貴子
愛称 きこりん[1]、きこ[2]
カタカナ セイケ キコ
ラテン文字 SEIKE Kiko
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1996-08-08) 1996年8月8日(27歳)[2]
出身地 東京都西東京市[2] (旧・田無市)
身長 166cm[2]
体重 62kg[2]
選手情報
在籍チーム 日本の旗 三菱重工浦和レッズレディース
ポジション FW / DF
背番号 11
利き足 右足[1]
ユース
クリストロアSC[2]
浦和レッズレディースジュニアユース[2]
浦和レッズレディースユース[2]
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2014- 日本の旗 浦和レッズレディース
0/0三菱重工浦和レッズレディース
146 (39)
代表歴2
2019-  日本 19 (7)
1. 国内リーグ戦に限る。2023年6月10日現在。
2. 2024年4月6日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

清家 貴子(せいけ きこ、1996年8月8日 - )は、東京都西東京市[2](旧・田無市)出身[3]女子サッカー選手。三菱重工浦和レッズレディース所属。サッカー日本女子代表。ポジションはフォワードディフェンダー筑波大学出身[2]

来歴[編集]

クラブ[編集]

浦和レッドダイヤモンズ・レディースの下部組織出身(同期に清水栞、村社汐理、柳澤紗希)。2014年3月にトップチームへ登録される[4]と、途中出場が大半であったがリーグ戦24試合に出場し8得点を記録、吉田靖監督が勝敗のポイントに挙げるほどの信頼を得た[5]。翌2015年シーズンからトップチームに昇格し[3]、なでしこリーグ1部新人賞を受賞した[6]

2018年まではスーパーサブとしての起用が多かったが、2019年にはフォワードから右サイドバックにコンバートされた[7][8]

2020年は、主力としてリーグ優勝に貢献し、自身もなでしこリーグベストイレブンに輝いたが、皇后杯 JFA 第42回全日本女子サッカー選手権大会決勝の日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦 (3-4)で負傷し、左膝前十字靭帯損傷、全治約8か月と診断された[9]

2023-24シーズンはチームのエースとして活躍し、史上初となる10試合連続ゴールを決めた。

代表[編集]

2014年、日中韓国際親善サッカー大会(U-18)に出場するU-18日本女子代表に選出され、U-18韓国選抜戦で先制点を含むハットトリックを記録[10]

2015年、U-19日本女子代表としてAFC U-19女子選手権2015に出場。グループリーグ第2戦・ウズベキスタン戦ではハットトリックを記録した[11]。決勝の北朝鮮戦にも出場し、2大会ぶり4回目の優勝を果たした[12]

2019年5月、2019 FIFA女子ワールドカップに出場する日本女子代表のトレーニングパートナーに選出され代表に帯同した[13]。日本女子代表には同年10月のカナダ戦で初招集された[14][15]。同年12月のEAFF E-1サッカー選手権2019出場メンバーに選出されると、初戦のチャイニーズタイペイ戦において右サイドバックで先発して[16]代表初出場を果たし、後半21分に代表初得点を挙げた[17]

2023年6月13日2023 FIFA女子ワールドカップなでしこジャパンに選出された[18]

個人成績[編集]

クラブ[編集]

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯 皇后杯 期間通算
2014 浦和レッズレディース 31 なでしこ 24 8 - 4 3 28 11
2015 24 なでしこ1部 20 9 - 0 0 20 9
2016 9 2 0 0 0 0 0 2 0
2017 11 9 0 9 0 2 1 20 1
2018 16 2 6 2 1 0 23 4
2019 18 4 9 1 5 3 32 8
2020 17 1 - 5 1 22 2
2021-22 三菱重工浦和レッズレディース WE 20 3 - 4 1 24 4
2022-23 20 12 6 2 1 0 27 14
2023-24 4 1 4 1 8 2
通算 日本 1部 146 39 34 6 26 10 206 55
総通算 146 39 34 6 26 10 206 55

代表[編集]

主な出場大会[編集]

  • U-18日本女子代表
    • 日中韓国際親善サッカー大会(U-18)

試合数[編集]


日本代表国際Aマッチ
出場得点
2019 2 1
2022 4 1
2023 10 4
2024 3 1
通算 19 7
2024年4月6日現在

ゴール[編集]

# 開催日 開催都市 スタジアム 対戦国 結果 監督 大会 出典
1. 2019年12月11日 大韓民国の旗 釜山 釜山アジアド主競技場  チャイニーズタイペイ ○ 9-0 高倉麻子 EAFF E-1サッカー選手権2019 [19]
2. 2022年7月23日 日本の旗 鹿島 茨城県立カシマサッカースタジアム  チャイニーズタイペイ ○ 4-1 池田太 EAFF_E-1サッカー選手権2022 [20]
3. 2023年2月23日 アメリカ合衆国の旗 フリスコ トヨタ・スタジアム  カナダ ○ 3-0 2023 シービリーブスカップ [21]
4. 2023年9月23日 日本の旗北九州 北九州スタジアム  アルゼンチン ○ 8-0 国際親善試合 [22]
5.
6. 2023年10月26日 ウズベキスタンの旗 タシュケント ロコモティフ・スタジアム  インド ○ 7-0 パリオリンピック・アジア2次予選 [23]
7. 2024年4月6日 アメリカ合衆国の旗 アトランタ メルセデス・ベンツ・スタジアム  アメリカ合衆国 ● 1-2 2024 シービリーブスカップ [24]

タイトル[編集]

クラブ[編集]

代表[編集]

個人[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 『PlenuなでしこリーグPlenusチャレンジリーグオフィシャルガイドブック2019』ぴあ、2019年、26頁。ISBN 978-4-8356-4018-1 
  2. ^ a b c d e f g h i j 清家 貴子”. 三菱重工浦和レッズレディース. 2023年10月9日閲覧。
  3. ^ a b 清家貴子 レッズレディース昇格内定のお知らせ』(プレスリリース)浦和レッドダイヤモンズ・レディース、2014年12月9日https://www.urawa-reds.co.jp/ladies/ladies_news/%e6%b8%85%e5%ae%b6%e8%b2%b4%e5%ad%90-%e3%83%ac%e3%83%83%e3%82%ba%e3%83%ac%e3%83%87%e3%82%a3%e3%83%bc%e3%82%b9%e6%98%87%e6%a0%bc%e5%86%85%e5%ae%9a%e3%81%ae%e3%81%8a%e7%9f%a5%e3%82%89%e3%81%9b/2019年12月12日閲覧 
  4. ^ レディースユース2選手をトップチーム登録』(プレスリリース)浦和レッドダイヤモンズ・レディース、2014年3月28日https://www.urawa-reds.co.jp/ladies/ladies_news/%e3%83%ac%e3%83%87%e3%82%a3%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%83%a6%e3%83%bc%e3%82%b92%e9%81%b8%e6%89%8b%e3%82%92%e3%83%88%e3%83%83%e3%83%97%e3%83%81%e3%83%bc%e3%83%a0%e7%99%bb%e9%8c%b2/2019年12月12日閲覧 
  5. ^ 児玉幸洋 (2014年12月28日). “[皇后杯]女子サッカー界に現れたスピードスター清家「元日サッカー楽しみたい」”. ゲキサカ. https://web.gekisaka.jp/news/detail/?154439-154439-fl 2019年12月12日閲覧。 
  6. ^ 2015年度プレナスなでしこリーグ/プレナスチャレンジリーグ表彰式 最優秀選手は阪口夢穂選手に決定!』(プレスリリース)日本女子サッカーリーグ、2015年11月10日http://www.nadeshikoleague.jp/news/2015/1110_1600.html2019年12月12日閲覧 
  7. ^ 松原渓 (2019年4月24日). “森新監督の下で変貌を遂げた浦和が2位浮上。なでしこリーグの勢力図を塗り替えるか?”. Yahoo!ニュース. 2019年12月12日閲覧。
  8. ^ 松原渓 (2019年7月9日). “浦和の戦略に幅をもたせるDF高橋はな。フォワードとセンターバックでスペシャリストを目指す19歳”. Yahoo!ニュース. 2019年12月12日閲覧。
  9. ^ 21.01.15 清家の負傷について』(プレスリリース)浦和レッドダイヤモンズ・レディース、2021年1月15日https://www.urawa-reds.co.jp/ladies/ladies_news/%e6%b8%85%e5%ae%b6%e3%81%ae%e8%b2%a0%e5%82%b7%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/2021年5月2日閲覧 
  10. ^ “U-18日本女子代表がU-18韓国女子選抜に7発快勝!!”. ゲキサカ. (2014年7月9日). https://web.gekisaka.jp/news/detail/?142807-142807-fl 2019年12月12日閲覧。 
  11. ^ “[AFC U-19女子選手権]U-19女子代表は連勝でGL突破”. ゲキサカ. (2015年8月21日). https://web.gekisaka.jp/news/detail/?170184-170184-fl 2019年12月12日閲覧。 
  12. ^ “[AFC U-19女子選手権]10人で耐えた日本…PK戦で北朝鮮下し4度目V”. ゲキサカ. (2015年8月30日). https://web.gekisaka.jp/news/detail/?170793-170793-fl 2019年12月12日閲覧。 
  13. ^ なでしこジャパン(日本女子代表)メンバー・スケジュール~国際親善試合 対スペイン女子代表(6/2@ル・トゥケ)、FIFA女子ワールドカップ フランス 2019』(プレスリリース)日本サッカー協会、2019年5月10日https://www.jfa.jp/news/00021198/2019年12月12日閲覧 
  14. ^ “カナダと親善試合行うなでしこ、浦和LのDF清家貴子を追加招集”. ゲキサカ. (2019年9月24日). https://web.gekisaka.jp/news/detail/?285956-285956-fl 2019年12月12日閲覧。 
  15. ^ 追加招集選手のお知らせ 国際親善試合 対カナダ女子代表戦(10/6@静岡)』(プレスリリース)日本サッカー協会、2019年9月24日https://www.jfa.jp/news/00022833/2019年12月12日閲覧 
  16. ^ “なでしこジャパンが台湾を圧倒!岩渕真奈&田中美南が2ゴール…大量9得点で白星発進【E-1サッカー選手権】”. フットボールチャンネル (カンゼン). (2019年12月11日). https://www.footballchannel.jp/2019/12/11/post352531/ 2019年12月12日閲覧。 
  17. ^ “なでしこ9発大勝発進、新戦力清家ら3人代表初得点”. 日刊スポーツ. (2019年12月11日). https://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/201912110000709.html 2019年12月12日閲覧。 
  18. ^ なでしこジャパン(日本女子代表)メンバー・スケジュール MS&ADカップ2023 パナマ女子代表戦【7.14@宮城/ユアテックスタジアム仙台】 FIFA 女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランド 2023【7.20-8.20】”. www.jfa.jp. 2023年7月31日閲覧。
  19. ^ 日程・結果 | EAFF E-1 サッカー選手権 2019 決勝大会”. 公益財団法人日本サッカー協会. 2023年5月17日閲覧。
  20. ^ 【Match Report】なでしこジャパン、逆転勝利で大会連覇に王手 EAFF E-1 サッカー選手権 2022 決勝大会”. 2022-07-24. 公益財団法人日本サッカー協会. 2023年5月31日閲覧。
  21. ^ 日程・結果|2023 SheBelieves Cup”. 公益財団法人日本サッカー協会. 2023年5月17日閲覧。
  22. ^ なでしこジャパン、“凱旋”アルゼンチン戦で8発大勝! 長谷川2得点、田中美南らゴール”. www.football-zone.net (2023年9月23日). 2023年12月4日閲覧。
  23. ^ なでしこジャパンが7発大勝! 五輪予選2次予選の初陣で追加招集の中嶋淑乃が2得点”. サッカーキング (2023年10月26日). 2023年11月1日閲覧。
  24. ^ なでしこジャパン、強豪アメリカ戦で開始わずか30秒弾 快速FW清家貴子が電光石火の一撃”. www.football-zone.net (2024年4月7日). 2024年4月7日閲覧。

外部リンク[編集]