ハットトリック
ハットトリック(英語:hat trick)とは、試合中に一人の選手がゴールなど勝利に繋がるプレイを3回以上達成すること。元来はクリケットで、1つの回の中で3球で3人の打者をアウトにすること。これを達成したボウラー(投手)には、帽子(ハット)が贈られその名誉が讃えられたことに因む。現代では様々なスポーツで使われるようになった。
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[編集] サッカー
サッカーでは1人の選手が1試合に3点以上得点することをハットトリックと呼ぶ。サッカーのストライカーにとって、ハットトリックを決めることは実力を証明する勲章としての意味合いを持ち、全世界で定着している。ただし、プロリーグや国際試合ではハットトリックの達成は非常に難しく、目にする事はまれである。イタリア語ではトリプレッタ(Tripletta)とも表記される。
ハットトリック連続世界記録は、中山雅史が記録した4試合連続(1998年4月15日~4月29日、Jリーグ)。 国際試合における最短時間でのハットトリック世界記録も中山であり、2000年2月16日に行われたアジアカップ予選ブルネイ戦において試合開始3分15秒でハットトリックを記録している。上記2つの世界記録はギネスブックに掲載された。
Jリーグにおいては、Jリーグ開幕節で当時鹿島アントラーズのジーコが初のハットトリックを記録。以降年間11回ペース(J1リーグのみ、公式データより)でハットトリックが生まれている。リーグ戦での1試合最多得点は野口幸司(1995年5月3日)、エジウソン(1996年5月4日)、中山雅史(1998年4月18日)の5得点で、リーグ戦でのダブルハットトリック(6得点)達成者は出ていない。ただし「Jリーグの公式戦」ならば、2005年12月10日、当時ヴァンフォーレ甲府のバレーが柏レイソルとのJ1・J2入れ替え戦第2戦でダブルハットトリックを記録している。この時は柏レイソルが第1戦を落とし、勝ちにいかざるをえない状況で前半序盤に2失点してしまい、なおかつ退場者を出してしまったためにゴールの量産が容易な状況であった。なお日本サッカーリーグ(JSL)時代には、1974年に日立の松永章がダブルハットトリック(対トヨタ自動車)をマークしている。この時は正ゴールキーパー、サブキーパーが試合中に二人とも怪我をして第3キーパーが出場した。
[編集] モータースポーツ
モータースポーツでは、1つのレースにおいて「ポールポジション獲得」、「決勝レースでのファステストラップ記録」、「優勝」の3つを成し遂げることをハットトリックと呼ぶ場合がある。あくまでも通称であり公式な名称ではなく、公式な記録として扱われることもないが、大変意義のあることとして賞賛される。
これに加えて全周回で1位走行した場合には「グランドスラム」と呼ばれることがある[要出典]。
[編集] その他
その他のハットトリック。
- ホッケーなどでは1人の選手が1試合に3得点以上、もしくはラグビーなどで3回得点すること。ただし、各競技ともルールにこの言葉の明示はない。
- ダーツ競技においては、1スローの3本をすべてブルエリアに入れることをいう。
- 大道芸の一種。ダービーハット、シルクハットなどを使い、回す、ジャグリングのように投げる、身体の上を転がすなど芸をハットトリック(Hat Trick)と呼ぶ。
- 古典的な奇術で、シルクハットを用いてウサギなどを取り出す芸をハットトリックと呼ぶ。en:Hat-trick (magic trick)