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(あわ、あぶく)または泡沫(ほうまつ、うたかた)とは、液体もしくは固体がその中に空気などの気体を含んで丸くなったもの。気体を包む液体の表面張力により形作られる。固体の泡は、液体の状態で形成されたものが固体化されたものが普通である。

すぐに割れてなくなる様子から、儚く消えるものの譬えに用いられる。

液体が空気を含んで丸くなった例 煎れたてのコーヒー表面の泡
液体が空気を含んで丸くなった例 煎れたてのコーヒー表面の泡

目次

[編集] 泡の発生

[編集] 圧力・温度の変化による泡

液体にかかる圧力を低下させたり、温度を上昇させたりすると、液体に溶け込んだ気体が泡となって放出される。さらに圧力を低下させたり、温度を上昇させると、液体自体が沸騰して泡を発生させる。

ヴェイパーロック現象
自動車のブレーキにおいて、過熱によってブレーキ液の内部に蒸気の泡(vapor)が発生し、ブレーキが利かなくなる現象

[編集] 化学反応による泡

液体中で気体を発生させるような化学反応を起こすと、泡が発生する。

[編集] 機械的操作による泡

攪拌機、泡立て器などで液体を攪拌することによって、空気を泡の形で液体に取り込む。 あるいは、液体中に気体を吹き込むことで作る。空中で作ればシャボン玉になる。

[編集] 特徴

泡には次のような特徴がある。

  • 空気を含む泡により構成された材料は、軽量化を図ることができる。空気は熱伝導率が小さいため、断熱性に優れた材料が構成できる。
  • 泡を含む食品は、独特の食感がある。
  • 泡の表面には水中の微粒子が吸着される。

[編集] 自然界における泡

水面の泡は普通は風や波による水面の攪乱によって生じる。これはたやすく壊れるので長持ちしないが、水中に有機物界面活性剤が含まれる場合、多量に蓄積する例がある。都会周辺の河川では洗剤の流入によって多量の泡を生じる場合がある。海岸では、細かい泡が多量に生じ、風に吹かれてうち上がることがある。

[編集] 生物と泡

体液を利用して泡を作り、これを生活に行かしているものに、アサガオガイアワフキムシがある。卵を守るために泡で巣を作る例もある。ベタなどは水面に浮かぶ泡のそうに卵を含ませ、モリアオガエルは樹上に体液をかき混ぜて作った泡の塊を作り、その内部に産卵する。

渓流においては、壺などに見られる細かい泡の堆積地で泡を採集し、顕微鏡下で観察すると、ここに水中の微小な下流が捕らえられており、特に水生不完全菌胞子が多量に見られることが知られている。専門の研究者はよくこれを採集の試料として用い、ここから胞子を拾い出して培養することを試みる。

[編集] 工業

[編集] 発泡スチロール

ポリスチレン樹脂を発泡させることにより製造される。

[編集] 食料品における泡

[編集] 炭酸飲料

二酸化炭素を溶解させた飲料を炭酸飲料と呼ぶ。二酸化炭素の水に対する溶解度は温度が上がると小さくなるため、容器に注いだり口に含んだりすると、二酸化炭素の気泡がはじけ、独特の清涼感が生まれる。アルコール分を含まないソフトドリンクと、アルコール分を規定以上含むアルコール飲料がある。

[編集] ホイップクリーム

牛乳の成分からできたクリーム(生クリーム)の代替品として、植物油を撹拌して空気の気泡を含ませ、クリームと似たようなホイップクリームが用いられている。

[編集] 豆腐

豆乳に凝固剤(にがり)を加え、凝固させて豆腐を製造する際、泡の発生を抑えるための消泡剤が添加されている。

[編集] 関連作品

[編集] 関連項目