日々の泡
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日々の泡(ひびのあわ、L'Écume des jours)は、フランスの作家ボリス・ヴィアンが書いた小説。1947年出版。ジャズ、SFの要素と奔放なイマジネーションに彩られた青春小説。『うたかたの日々』という邦題もある。
目次 |
登場人物[編集]
- コラン:裕福な青年。
- クロエ:コランの恋人。
- ニコラ:コランの料理人。
- イジス:ニコラの恋人。
- シック:コランの友人。
- アリーズ:シックの恋人。ニコラの姪。
- ハツカネズミ:コランの家にいる。コランと会話ができる。
- ジャン=ソオル・パルトル:哲学者。『へどについての逆説』など著書多数。
あらすじ[編集]
コランは22歳だが、働かなくても食っていけるほどの資産を持っている。料理人のニコラは料理の芸術家だ。
ある日、コランはイジスの家で開かれるパーティに行き、そこでデューク・エリントン編曲で有名な曲と同じ名前を持つ、クロエという女の子と出会う。二人はたちまち恋に落ち、デートする。薔薇色の雲が空から降りてきて、二人を包み、他人の目から見えなくする。
二人は友人たちに祝福され、結婚する。しかし、クロエが病気にかかる。肺の中に睡蓮の蕾ができたのだ……。(以下省略)
言葉遊び[編集]
登場人物の一人、ジャン=ソオル・パルトルとその著書は、フランスの実存主義哲学者ジャン=ポール・サルトルのパロディである。サルトル以外にも、この作品の中には多くの引用があり、また、随所に言葉遊びがみられる。
造語・アイテム[編集]
さらにこの小説には、ボリス・ヴィアンが創作した造語や、カクテル・ピアノなど奇抜なアイテムが数多く登場する。
他メディア化作品[編集]
- 映画『うたかたの日々 L'Écume des Jours 』(1968年)監督はシャルル・ベルモン。出演はジャック・ペラン、マリー・フランス・ピジェ、アレクサンドラ・スチュワルト、アニー・ビュロン、ベルナール・フレッソン。
- オペラ『L'Écume des Jours』(1981年)作曲はロシアのエディソン・デニソフ。
- 日本人の手でも映画化された。『クロエ Chloe』(2001年)で、監督は利重剛、出演は永瀬正敏、撮影は篠田昇。第51回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に選ばれた。
- 音楽『うたかたの日々 (L'Écume des Jours d'Apres Boris Vian)』(1979年) フランスのロック・バンド メモリアンスが音楽化したLPレコード。日本でも当時に発売されている。
- 漫画『うたかたの日々』(2003年)日本の漫画家・岡崎京子による漫画化作品。岡崎の休業前にファッション雑誌『CUTiE』に連載された。
