水滸演武

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水滸演武』(すいこえんぶ)は水滸伝を原作にデータイーストが開発、発売した対戦型格闘ゲーム

1995年にアーケードゲームとして第一作が発表され、その後プレイステーションとセガサターンに移植。1996年にはセガサターンで『水滸演武〜風雲再起〜』(すいこえんぶ ふううんさいき)が発売された。

概要[編集]

特に原作のストーリーを追うつくりではなく、梁山泊の面々の腕比べとでもとるべき内容になっている。

ゲームとしては俗に武器格闘と呼ばれるもので、刀や槍など各自得意の武器を使用しての戦闘である。しかし出血程度はするものの、『サムライスピリッツ』シリーズ(1993年発表。このジャンルの先駆的作品)などで見られる相手を殺害するほどの残虐描写は存在しない。

登場キャラクター[編集]

表記と順番は『水滸演武〜風雲再起〜』の取り扱い説明書にならった(表記されていない呼延灼を除く)。

九紋龍 史進(くもんりゅう ししん)
背中に9つの鱗を持つ龍の刺青がある、武芸十八般全てに精通した青年。使用武器は
豹子頭 林冲(ひょうしとう りんちゅう)
重い過去を背負う、元禁軍80万の棒術師範。使用武器は蛇矛
一丈青 扈三娘(いちじょうせい こさんじょう)
鋭い太刀筋を誇る女剣士。過去のある経験から、情けない男に哀れみを感じている。使用武器は2本の朴刀
神行太保 戴宗(しんこうたいほう たいそう)
超高速移動能力「神行法」の使い手。気ままで飄々としているが、仲間想いでもある。使用武器は2本の筆架叉
黒旋風 李逵(こくせんぷう りき)
無茶・無理・無鉄砲と三拍子揃った性格をしている、色黒の大男。使用武器は2挺の片手斧
花和尚 魯智深(かおしょう ろちしん)
酒と暴れることが好きな乱暴者で、多種多様な奥義の使い手。使用武器は大型の禅杖。
入雲龍 公孫勝(にゅううんりゅう こうそんしょう)
道術を操る道教の修業者。高い能力の持ち主だが、好色家でドジな一面もある。幻術によって呼び出した神霊「」を従えて戦う。
行者 武松(ぎょうじゃ ぶしょう)
素手で虎を撲殺するほどの力を誇る豪傑。裏表のない性格で、媚びることを嫌う。使用武器は2挺の
立地太歳 阮小二(りっちたいさい げんしょうじ)
阮三兄弟の長兄。礼儀正しい性格で、心理的な駆け引きを得意としている。変幻自在の水を操って戦う。
短命二郎 阮小五(たんめいじろう げんしょうご)
阮三兄弟の次兄。自分本位な性格で、同性愛者の気質が多少ある。魚などを飛び道具にする技を持つ。使用武器は双節棍
活閻羅 阮小七(かつえんら げんしょうしち)
阮三兄弟の末弟。少しナルシスト気味な性格をしている美青年。使用武器は双節棍。
托塔天王 晁蓋(たくとうてんのう ちょうがい)
本作の最終ボス。梁山泊の2代目頭領。かつて頬に毒矢を受けて戦死したが、ある理由から現世に蘇り、武闘会を制した好漢の前に立ちはだかる。

家庭用移植版で追加されたキャラクター[編集]

双鞭 呼延灼(そうべん こえんしゃく)
第一作のスペシャルモードのCPU戦にて、特定の条件を満たすとボス戦前に乱入してくるCPU専用キャラクター。
溝口 誠(みぞぐち まこと)
英美(ヨンミー)
溝口と英美(フルネームは柳 英美{リュウ・ヨンミー})は同じくデータイーストによる格闘ゲーム『ファイターズヒストリー』シリーズの登場キャラクターであるが、なぜ水滸伝の時代に20世紀の人間である二人がいるのかは作中で特に語られていない。

シリーズ[編集]

  • 『水滸演武』アーケード、1995年稼働。
    • 『水滸演武』セガサターン移植版、1995年8月11日発売。
    • 『水滸演武』プレイステーション移植版、1996年1月26日発売。2P対戦モード限定の隠しキャラクターとして溝口が追加された。2P対戦モード限定キャラクターのため、勝利時のセリフやエンディングはない。
2009年8月12日にPS版がPS3PSPのゲームアーカイブスでダウンロード販売をスタートしている。値段600円。
  • 『水滸演武〜風雲再起〜』セガサターンオリジナルの続編、1996年3月22日発売。溝口は通常キャラクターとして全モードで使用可能になり、さらに英美が追加された。今回は勝利時のセリフが用意されている。エンディングは、本作には個別エンディングが存在しておらず、他のキャラクターと同じものが表示される。