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大野町 (広島県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
おおのちょう
大野町
宮浜温泉
大野町旗 大野町章
大野町旗 大野町章
廃止日 2005年11月3日
廃止理由 編入合併
大野町宮島町廿日市市
現在の自治体 廿日市市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中国地方山陽地方
都道府県 広島県
佐伯郡
市町村コード 34323-4
面積 70.75 km2
総人口 26,484
推計人口、2005年11月1日)
隣接自治体 廿日市市佐伯町)、大竹市宮島町
町の木 ベニマンサク
町の花 ウメ
町の鳥 ウグイス
大野町役場
所在地 739-0492
広島県佐伯郡大野町大国1丁目1番1号
座標 北緯34度17分11秒 東経132度16分32秒 / 北緯34.28636度 東経132.27547度 / 34.28636; 132.27547 (大野町)座標: 北緯34度17分11秒 東経132度16分32秒 / 北緯34.28636度 東経132.27547度 / 34.28636; 132.27547 (大野町)
特記事項 当時の町役場は廿日市市役所大野支所として使われた後、同地で現・大野支所に建て替えられた。
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大野町(おおのちょう)は、かつて広島県に存在した町[1]佐伯郡に属した。2005年11月3日大野瀬戸を隔てて隣接する佐伯郡宮島町とともに廿日市市へ編入された。

歴史

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  • 1889年4月1日 - 町村制施行。大野町域には当時佐伯郡大野村だけが存在した。以来116年間廃置分合を経験せず、単独村政 → 町制を貫いた。
  • 1945年9月17日 - 枕崎台風の暴風雨により陸軍大野病院に土石流が直撃。入院患者が多数死亡したほか京都大学原子爆弾調査団の真下教授らが殉職[2]
  • 1950年4月1日 - 大野村が町制施行して大野町となる。
  • 1982年8月 - 町内でテレビドラマ西部警察のロケが行われる。同月11日には広島電鉄の広電宮島駅(現宮島口駅)で電車を爆破する場面を撮影[3]
  • 1983年6月1日 - 鳴川地区の一部を大竹市に割譲し、大竹市から玖波町鳴川・玖波3丁目の一部を編入する。
  • 1985年4月1日 - 福面地区の一部を佐伯郡廿日市町(当時)に割譲し、佐伯郡廿日市町から地御前字阿品及び阿品台の一部を編入する。
  • 2005年11月3日 - 大野瀬戸を隔てて隣接する佐伯郡宮島町とともに廿日市市へ編入され消滅した。また、この合併をもって佐伯郡も消滅することになった。

行政

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村長

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  • 石井修三[4]

町長

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  • 上野貞一[5]

経済

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産業

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企業
漁業
  • 海面ではカキ養殖が行われている。
  • その他の漁業としてアサリの養殖も有名。
農業

『大日本篤農家名鑑』によれば、大野村の篤農家は中丸、松原、山崎、三戸、川口、中川姓の人物がいた[6]

地域

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主要施設

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医療

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地理

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名所・旧跡

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小字・町名(2005年11月2日当時のデータ)

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  • 嵐谷(あらしだに)
  • 池田(いけだ)
  • 猪ノウツ(いのうつ)
  • 梅原1 - 2丁目(うめはら)
  • 大国1 - 2丁目(おおくに)
  • 沖塩屋1 - 4丁目(おきしおや)
  • 小田ノ口(おだのくち)
  • 垣ノ浦(かきのうら)
  • 賀撫津(がぶつ)
  • 上更地(かみさらじ)
  • 上の浜1 - 2丁目(かみのはま)
  • 鴉ヶ岡(からすがおか)
  • 経小屋(きょうごや)
  • 毛保(けぼ)
  • 郷(ごう)
  • 小山(こやま)
  • 塩屋1 - 2丁目(しおや)
  • 四十八坂(しじゅうはっさか)
  • 下更地(しもさらじ)
  • 下灘(しもなだ)
  • 下の浜(しものはま)
  • 十郎原(じゅうろうばら)
  • 陣場(じんば)
  • 早時(そうとき)
  • 対厳山1 - 3丁目(たいげんざん)
  • 鯛ノ原(たいのはら)
  • 高畑(たかばたけ)
  • 高見(たかみ)
  • 滝ノ下(たきのした)
  • 棚田(たなだ)
  • 田屋(たや)
  • 土井(どい)
  • 中津岡(なかつおか)
  • 中山(なかやま)
  • 鳴川(なるかわ)
  • 奴メリ谷(ぬめりだに)
  • 橋本(はしもと)
  • 八坂1 - 2丁目(はっさか)
  • 林が原1 - 2丁目(はやしがはら)
  • 原1 - 4丁目(はら)
  • 深江1 - 3丁目(ふかえ)
  • 福面1 - 3丁目(ふくめん)
  • 古川(ふるかわ)
  • 別府(べふ)
  • 前空1 - 6丁目(まえぞら)
  • 丸石1 - 5丁目(まるいし)
  • 水口(みずぐち)
  • 水ノ越(みのこし)
  • 宮島口1 - 4丁目(みやじまぐち)
  • 宮島口上1 - 2丁目(みやじまぐちうえ)
  • 宮島口西1 - 3丁目(みやじまぐちにし)
  • 宮島口東1 - 3丁目(みやじまぐちひがし)
  • 宮浜温泉1 - 3丁目(みやはまおんせん)
  • 物見西1 - 3丁目(ものみにし)
  • 物見東1 - 2丁目(ものみひがし)
  • 横撫(よこなで)
  • 渡ノ瀬(わたのせ)

※合併を経験していないため大字は編成されていない。

交通(2005年11月2日当時のデータ)

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鉄道

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JR山陽本線広島電鉄宮島線が通っており、町内にはそれぞれ以下の施設がある。

JR山陽本線
広島電鉄宮島線

路線バス

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道路

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高規格道路
国道
主要地方道
一般県道

船舶

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※いずれも厳島本土を結ぶ航路である。

教育(2005年11月2日当時のデータ)

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小学校

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中学校

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高等学校

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著名な出身者

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脚注

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  1. ^ 広島県佐伯郡大野町 (34323A1968)”. 歴史的行政区域データセットβ版. 2023年6月19日閲覧。
  2. ^ 京大原爆総合調査団の真下教授ら殉職(昭和20年9月23日 朝日新聞)『昭和ニュース辞典第8巻 昭和17年/昭和20年』p226 毎日コミュニケーションズ刊 1994年
  3. ^ 駆ける石原軍団、爆破・炎上する750形…そしてあの鉄道は全国区に”. 朝日新聞DIGITAL (2022年2月2日). 2022年2月2日閲覧。
  4. ^ a b c d 『広島県紳士録 昭和8年版』85、151-164頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2016年10月19日閲覧。
  5. ^ 『大衆人事録 第26版 西日本編』う194頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年11月26日閲覧。
  6. ^ 『大日本篤農家名鑑』93頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2016年10月19日閲覧。

参考文献

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  • 大日本篤農家名鑑編纂所編『大日本篤農家名鑑』大日本篤農家名鑑編纂所、1910年。
  • 『広島県紳士録 昭和8年版』西日本興信所、1933年。
  • 帝国秘密探偵社編『大衆人事録 第26版 西日本編』帝国秘密探偵社、1968年。

関連項目

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外部リンク

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