坑道戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

坑道戦(こうどうせん)とは、敵側の防御構造物の地下へトンネルを掘り進み、そこで支柱に放火して自重により崩壊させるかまたは火薬爆薬の使用によってそれを破壊する戦術である。

概要[編集]

基本的には土木工事であり、目標とする場所までトンネルを掘り進む。目標の下へ到達すると大量の爆薬を運び込み、超巨大地雷として爆破することで敵の陣地や要塞を粉砕する。

長所は敵の妨害を受けにくく破壊力が絶大であること、短所は目標到達までに時間がかかりすぎることである。

近代戦では敵側も妨害するために坑道を掘り、地中での爆破合戦になった事例も多い。時間がかかるため、数年に亘る長期戦となった事例も多く、第一次世界大戦では3年以上も掘り続けたことすらある。

歴史[編集]

自衛隊[編集]

陸上自衛隊では有事の際、自走榴弾砲、多連装ロケットシステムMLRSといった重特科火力を、トンネル状の坑道型陣地から運用することを想定している。 そのため施設科部隊には、世界でも珍しい坑道掘削の専門部隊がある。

  • 第301坑道中隊(南恵庭駐屯地)
  • 第302坑道中隊(岩見沢駐屯地)
  • 第303坑道中隊(船岡駐屯地)
  • 第304坑道中隊(飯塚駐屯地)

坑道中隊の訓練内容に関してはセキュリタリアンの「トンネル中隊、ただいま状況中!」を参照

関連項目[編集]