個室ビデオ
個室ビデオ(こしつビデオ)とは、アダルトビデオをその場で鑑賞するための風俗店である。
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[編集] 概要
ビデオを鑑賞するための一人がやっと入れる程度の個室を多数設置している。「ビデオボックス」ともいい、関西地方では「ビデオ試写室」とも呼ばれる。レンタルビデオのように家に持ち帰ったり返却したりする手間が省け、また、自宅で鑑賞するには都合が悪い人には、思う存分、鑑賞することができる。主に男性のオナニーを目的とした店舗であるため、表にはカモフラージュ的に一般映画などのビデオを置くことで、客が入りやすく配慮されている。アダルト専門のレンタルビデオ店の中に併設している店舗もある。一言で個室ビデオと言っても、アダルト色の強い店舗の他にも、一般作やコミックを充実させた店舗などが現れ、最近では漫画喫茶に近い営業形態も見かけるようになった。女性(カップル)客も入る事の出来る店舗もある。また、近年ではまんが喫茶や競合店との競合が激しくなり、低価格化が進んでいる。
風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風適法)では、「性風俗関連特殊営業」の店舗型性風俗特殊営業のうち、第2条第1項の6の五に定める「店舗を設けて、専ら、性的好奇心をそそる写真、ビデオテープその他の物品で政令で定めるものを販売し、又は貸し付ける営業」に属する。女性従業員が性的なサービスも提供する店舗では、第2条第1項の6の二に定める「個室を設け、当該個室において異性の客の性的好奇心に応じてその客に接触する役務を提供する営業」となる。
[編集] サービス内容
[編集] 基本的サービス
料金は時間制で好きなビデオを数本選び、指定の個室に持ちこんで鑑賞する。一人がやっと入れる程度の部屋にビデオの再生機(DVDプレーヤー、VHSビデオデッキなど)とテレビと椅子があり、椅子に座り備え付けのヘッドホンを付けて鑑賞することが多い。最近は部屋自体が防音構造となり、ヘッドホン不要の店も増えている。リモコンもあるので自由に鑑賞できる。個室の中は通路からは見えず、精液処理用のティッシュなども設置されているため、客は周囲を気にせず、安心して自慰行為をすることができる。
女性でも利用可能な店舗も存在するが、男性客の心情を配慮し、女性の入店を店舗側が断るケースが多い。
[編集] ナイトコース
最近では、おおよそ深夜の時間帯(pm11:00)から朝まで連続利用できるナイトコースがある店舗がスタンダードになってきた。
[編集] 性的サービス
店舗によっては、視聴時間中に女性の従業員が個室を訪れ、別料金で胸を揉ませたり客に短時間の手コキ(男性器へのマッサージ)やフェラチオなど行い、射精を促すサービスをする店舗もある。さらに追加料金で従業員が服を脱いだり、足コキ・顔面騎乗など他のサービスを提供するところもあるが、基本的に客側は性器への軽い愛撫程度までしかできない。女性の仕事内容としては、他の風俗店と比べ抵抗感が少なく、短時間で多く稼げるアルバイトとして人気がある。
また、店舗によっては、男性客同士が発展場(クルージングスペース)として個室を利用するケースもある。これは、基本的に客同士が勝手に行う行為であり、原則として店側は関与しない。
[編集] 問題点
- 基本的に性的サービスは無許可営業がほとんどで、これらのサービスを行っている店舗は、しばしば、警察の捜査ないし取り締まりを受ける。
- 営業実態として簡易ホテルといえる店舗がある。しかし、大半が雑居ビルの小規模営業であり、防火避難設備が十分でない。法的にはホテルではないため、当局の規制も緩く(旅館業法の規制対象外)、火災が発生した場合、特に就寝時の危険性は高い。現に、2008年10月1日未明、大阪・ミナミの個室ビデオ「キャッツ」において、客の放火により16名の客が死亡する事件(大阪個室ビデオ店放火事件)が発生している。この16名は非常口から遠い位置の個室におり、狭い通路なども災いし、逃げ遅れて一酸化炭素中毒で死亡した者がほとんどである。