乱一世

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乱 一世(らん いっせい、本名・石瀬 泰久、1950年昭和25年〉4月14日[1] - )は、放送タレントナレーターレポーター。BMCエンタープライズ所属。

来歴・人物[編集]

東京都文京区出身[1]東海大学文学部卒業[1]

大学卒業後、ディスコDJを経て、1976年にニッポン放送の『ザ・パンチ・パンチ・パンチ』でデビュー[1]。芸名はニッポン放送のドン上野こと上野修からつけられた[2]。以後、『トゥナイト』、『トゥナイト2』(テレビ朝日)のレポーターなどで知られる。また、『愛の貧乏脱出大作戦』(テレビ東京)のナレーションで、淡々かつシリアスな語り口で、更なる知名度が上がった。

1997年8月26日、『トゥナイト2』で自分が担当するコーナーのCM前の予告で「これからCMに入るのでトイレに行きたい人は行ってもいいですよ!」とCMを否定する発言をしたことがスポンサーの逆鱗に触れ、番組を降板した[3][4][5][6](テレビ朝日でも他番組の同趣旨の字幕の問題と合わせ、担当取締役が減俸、情報局長と情報番組センター長が減給、担当プロデューサーが10日間の謹慎、アナウンサー1名がけん責された)[7]。2年後の2000年3月に『トゥナイト2』に復帰した。復帰の際にはCM前の予告で「特集の前にとても重要なお知らせの時間です。心して見るように」と前回の失言を逆手に取ったギャグを披露した[8]

2021年4月時点では、主に番組ナレーターとして『噂の!東京マガジン』を始め6本のレギュラー番組を抱えている[6]

声質が石丸博也、語り口が五木田武信村越伊知郎に似ているのが特徴。

出演[編集]

テレビ[編集]

テレビドラマ[編集]

オリジナルビデオ[編集]

ラジオ[編集]

CM[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g 『DJ名鑑 1987』三才ブックス、1987年2月15日、166頁。NDLJP:12276264/84 
  2. ^ 上野修 著『ミスター・ラジオが通る』実業之日本社、1986年6月20日、142頁。NDLJP:12276169/74 
  3. ^ 「ANBの再三にわたる"CM軽視発言"で主協が激怒」『企業と広告』第23巻第10号、チャネル、1997年10月1日、18 - 19頁、NDLJP:2853175/12 
  4. ^ 宝泉薫編著『芸能界一発屋外伝』彩流社、1999年、p.142。
  5. ^ ナンシー関『ナンシー関の「小耳にはさもう」ファイナルカット』朝日新聞社、2005年、p.132。
  6. ^ a b じっくり聞いタロウ 〜スター近況(秘)報告〜 2018年9月21日放送回”. goo tv(関東版) (2018年9月21日). 2018年10月14日閲覧。
  7. ^ 朝日新聞<1997年9月3日東京本社朝刊14版
  8. ^ 「テレビ放送事故&ハプニング」(廣済堂出版)

参考文献[編集]

外部リンク[編集]