下垂体

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脳: 下垂体
Pituitary gland image.png
脳内での下垂体の位置。左は側面から見た図。右は正面から見た図。赤で示すのが下垂体。
Gray1180.png
下垂体
名称
日本語 下垂体
英語 Pituitary gland
ラテン語 hypophysis, glandula, pituitaria
略号 Pit, Hp
関連構造
上位構造 内分泌器
構成要素 脳下垂体前葉
脳下垂体中葉
脳下垂体後葉
動脈 上下垂体動脈
下下垂体動脈
画像
アナトモグラフィー 三次元CG
関連情報
Brede Database 階層関係、座標情報
NeuroNames 関連情報一覧
NIF 総合検索
MeSH Pituitary+Gland
グレイの解剖学 書籍中の説明(英語)
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下垂体(かすいたい)または脳下垂体(のうかすいたい)とは、脊椎動物の体に存在する器官のひとつで、多くのホルモン分泌する内分泌器官に接して、の直下(腹側)に存在し、脳の一部がのびてぶら下がっているように見えることからこの名がある。


下垂体は、脳とともに、硬膜に包まれており、脳の腹側に接している。視交叉の後方、間脳視床下部に接する位置にある。下側は、頭蓋骨蝶形骨に接する。ヒトなどの蝶形骨には、下垂体がちょうどはまり込むようなくぼみがあり、これはトルコ鞍と呼ばれる。

内分泌器官である下垂体には、血管が非常に発達しており、分泌されたホルモンが効率よく血流に乗って全身に運ばれるようになっている。下垂体前葉のホルモンの分泌を調節するホルモンは、視床下部から分泌されており、下垂体を通る血管のうちの一部は、視床下部を経由してから下垂体に入るため、視床下部の分泌調節ホルモンの刺激が効率よく下垂体前葉に伝わるようになっている。

一方、下垂体後葉ホルモンは、視床下部の神経細胞で産生され、神経細胞の軸索をとおして、運ばれる。この軸索は視床下部から下垂体後葉にまで達しており、ここで血管に放出される。

構造[編集]

下垂体を、大きく2つの部分に分けることができる。主に前下方にある部分は、腺性下垂体(下垂体腺葉)と呼ばれ、発生過程で口蓋の上皮が増殖してできた、ラトケ嚢と呼ばれる袋状のくぼみに由来する上皮性細胞塊からなる。一方、主に後上方にある部分は、神経性下垂体(下垂体神経葉または後葉)と呼ばれ、脳の間脳が発生過程で伸びてきて形成される部分である。腺性下垂体は、更に2つに分けられ、神経葉に接する薄い部分を、下垂体中葉または中間部、それ以外を前葉と呼ぶ。こうして分けられた3つの部分からは異なったホルモンが分泌される。前葉からは、副腎皮質刺激ホルモンコルチコトロピン、ACTH)、甲状腺刺激ホルモンサイロトロピンTSH)、性腺刺激ホルモンゴナドトロピン)、成長ホルモン(GH)、プロラクチンなど、他の内分泌器官の機能を左右し、そこからのホルモンの分泌を調節する多種のホルモン(動物種によって違いがある)が分泌される。 中葉からは、メラニン細胞刺激ホルモンメラノトロピン、MSH)。神経葉からは、抗利尿ホルモンバソプレシン)や、オキシトシンが分泌される。

分泌するホルモン[編集]

前葉[編集]

下垂体前葉ホルモンは視床下部からの調節を受けて標的臓器を刺激する。ここでは

視床下部 GHRH SS TRH   PRF PIF CRH     GnRH  
   
下垂体前葉 GH     TSH   PRL   ACTH   LH   FSH
       
標的臓器 (-)     T3,T4   (-)   コルチコイド 男性ホルモン P   E
表.1 視床下部、下垂体前葉、標的臓器、から分泌されるホルモン

参考画像[編集]

関連項目[編集]