メルセデス・ベンツ W222

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
メルセデス・ベンツ Sクラス > メルセデス・ベンツ W222
メルセデス・ベンツ Sクラス
W222型
フロント
Mercedes-Benz W 222 S 350 Bluetec.JPG
リア
Mercedes-Benz W 222 S 350 Bluetec Heck.JPG
販売期間 2013年 -
ボディタイプ 4ドアセダン
変速機 7速AT7G-TRONIC PLUS・AMGスピードシフトMCT)
全長 5,116mm (ショートモデル)
5,246mm (ロングモデル)
全幅 1,899mm
全高 1,496mm
ホイールベース 3,035mm (ショートモデル)
3,165mm (ロングモデル)
先代 メルセデス・ベンツ W221
マイバッハ・57
マイバッハ・62
-自動車のスペック表-

メルセデス・ベンツ W222 (Mercedes-Benz W222) は、ドイツの自動車メーカーダイムラー社が生産し、同社がメルセデス・ベンツブランドで2013年5月から展開している6代目Sクラスである (W222はそのコードネーム)。

概要[編集]

8年ぶりのフルモデルチェンジとなる。先代と比べ、ベントレーのような優美な佇まいとなってる。直立した大型のデザインのフロントグリル、クーペを思わせる優雅な曲線が特徴的である[1]

前代のW221と比較して全長はロングモデルで130mm、全幅は20mm、全高は10mm増えた。ホイールベースは同一である。

ヨーロッパ市場ではS400 HYBRID、S350 BLUETEC、S300 BLUETEC HYBRID、S500が2013年9月から、四輪駆動モデルは11月から、AMGモデルは2014年から販売される予定である[2]。2015年にはプラグイン・ハイブリッドが導入される予定である。

ヘッドライト含めてすべてLEDが使われており、約500個のLEDが使われている。インテリアに関しては、メーターパネルには液晶となり連続する形でとなりに大型ディスプレイが装備される。各スイッチやエアコン吹き出し口などクラシカルな佇まいとなった。

新機能[編集]

  • マジックボディコントロール - アクティブボディコントロール(ABC)を進化させ、フロントガラス上部に装備されたステレオカメラにより最大15m先まで路面の凹凸をスキャンし、サスペンションに供給される油圧を制御することで、あらゆる状態において車体をフラットな姿勢に保つ機能(日本仕様ではロング系にのみ標準またはオプション)
  • プレセーフプラス - 自車が追突される恐れがあると、ハザードランプを点灯させ後続車に知らせる。衝突が避けられなくなるとブレーキをロックさせシートベルトのたるみをとり乗員のダメージを軽減する機能
  • 後続車眩惑防止機能 - 夜間や信号待ちの際、自動的にブレーキランプ・ウィンカー(ともにLEDタイプ)の照度を落とす機能

日本市場での歴史[編集]

2013年8月23日に日本市場でのフルモデルチェンジを発表。同年10月1日より受注開始され、同年11月上旬より販売・納車が開始される[3]。日本仕様車では「S400ハイブリッド」・「S400ハイブリッド エクスクルーシブ」・「S550ロング」・「S63 AMGロング」・「S63 AMG 4MATICロング」の5グレードが用意され、「S350 ブルーテック」は導入されない。「S63 AMG 4MATICロング」は左ハンドルのみ。「S550ロング」は左右から選べ、他は全て右ハンドルとなる。同時に、「S550ロング」をベースに、リアセーフティーパッケージ、ショーファーパッケージ、AMGスポーツパッケージなどを装備した特別仕様車「S550ロング エディション1」も発表された(本仕様車は280台の限定販売)[4]。なお、燃費性能の向上により、「S400ハイブリッド」・「S400ハイブリッド エクスクルーシブ」は「平成27年度燃費基準+20%」を、「S550ロング」は「平成27年度燃費基準+10%」、「S63 AMGロング」・「S63 AMG 4MATICロング」は「平成27年度燃費基準」をそれぞれ達成している。「S550ロング」では日本国内のメルセデスブランドとしては初めてハンドル位置によって車両本体価格が異なる設定としたが、これは360度カメラの搭載など装備の違いによるものである(右ハンドル車は左ハンドル車と比べて10万円高)[5]

同年11月20日には最上位モデルとして、AMG 6.0L V型12気筒ツインターボエンジンを搭載し、動力性能に優れた「S65 AMGロング」を発売し、併せて、東京モーターショー2013にワールドプレミアされた。

2014年6月10日、5.5L V型12気筒ツインターボエンジンを搭載した「S600ロング」を追加し、「S400ハイブリッド」と「S400ハイブリッド エクスクルーシブ」に左ハンドルモデルが設定された[6]。併せて、一部改良も行われ、「S400ハイブリッド エクスクルーシブ」・「S550ロング」・「S63 AMGロング」・「S63 AMG 4MATICロング」はタッチパッドやプライバシーガラスなどを新たに標準装備。オプションも一部装備内容を変更し、AMGスポーツパッケージ(「S400ハイブリッド」・「S400ハイブリッド エクスクルーシブ」・「S550ロング」に設定)及びAMGダイナミックパッケージ(「S63 AMGロング」・「S63 AMG 4MATICロング」に設定)にヘッドアップディスプレイを、「S400ハイブリッド エクスクルーシブ」に設定のリアシートコンフォートパッケージに後席専用クライメートコントロールをそれぞれ追加した[7]

エンジンとテクニカルデータ[編集]

モデル S 400 HYBRID S 400 HYBRID Exclusive S 550 long S 63 AMG long S 63 AMG 4MATIC long S 600 long S 65 AMG long
販売期間 2013年10月- 2014年6月- 2013年11月-
ステアリング 左/右
トランスミッション 電子制御7速A/T
(7G-TRONIC PLUS)
電子制御7速A/T
(AMGスピードシフトMCT)
電子制御7速A/T
(7G-TRONIC PLUS)
駆動方式 後輪駆動(FR) 4輪駆動(4WD) 後輪駆動(FR)
エンジン型式 276 278 157 277 279
種類・シリンダー数 DOHC V型6気筒
電気モーター付
DOHC V型8気筒
ツインターボチャージャー
SOHC V型12気筒
ツインターボチャージャー付
排気量 3,498 cc 4,663 cc 5,461 cc 5,980 cc
最高出力 245 kW (333 PS)
6,500 rpm
335 kW (455 PS)
5,250-5,500 rpm
430 kW (585 PS)
5,500 rpm
390 kW (530 PS)
4,900-5,300 rpm
463 kW (630 PS)
4,800-5,400 rpm
最大トルク 620 Nm (63.2 kgm)
3,500-5,250 rpm
700 Nm (71.4 kgm)
1,800-3,500 rpm
900 Nm (91.8 kgm)
2,250-3,750 rpm
830 Nm (84.6 kgm)
1,900-4,000 rpm
1,000 Nm (102.0 kgm)
2,300-4,300 rpm

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

参考文献[編集]

  • CARGRAPHIC 2013年9月号「道を拓く車 メルセデスベンツS500L」

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 独ダイムラー、新型「メルセデス・ベンツSクラス」を発表”. 2013年5月26日閲覧。
  2. ^ Jonathon Ramsey (2013年5月15日). “2014 Mercedes S-Class is ready for your plutocratic dollars”. AOL. 2013年5月16日閲覧。
  3. ^ 新型「メルセデス・ベンツSクラス」日本上陸”. 2013年8月23日閲覧。
  4. ^ 「メルセデス・ベンツSクラス」に豪華装備の限定車”. 2013年8月25日閲覧。
  5. ^ 過去にメルセデス・ベンツ日本が輸入した「マイバッハ(2002年に登場した車種)」にも約150万円の追加料金で右ハンドル車にする事が可能だったが、こちらは装備の違いによる設定ではなかった。
  6. ^ メルセデスベンツ、新開発V12エンジン搭載の S600ロング 追加…530ps”. 2014年6月11日閲覧。
  7. ^ Sクラスのモデルラインアップを追加 、装備内容を充実”. 2014年6月12日閲覧。