ミドルセックス郡 (ニュージャージー州)

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ニュージャージー州ミドルセックス郡
ミドルセックス郡の位置を示したニュージャージー州の地図
郡のニュージャージー州内の位置
ニュージャージー州の位置を示したアメリカ合衆国の地図
州のアメリカ合衆国内の位置
設立 1675年
郡庁所在地 ニューブランズウィック
最大の都市 エジソン
面積
 - 総面積
 - 陸
 - 水

836 km2 (322.83 mi2)
800 km2 (308.91 mi2)
36 km2 (13.91 mi2), 4.31%
人口
 - (2010年)
 - 密度

809,858人
1,008.5人/km2 (2,612人/mi2)
標準時 東部: UTC-5/-4
ウェブサイト www.co.middlesex.nj.us

ミドルセックス郡: Middlesex County)は、アメリカ合衆国ニュージャージー州の中央部に位置するである。2010年国勢調査での人口は809,858人であり[1]、2000年の750,162人[2]から8.0%増加した[3]。州内では人口第2位の郡である[4]郡庁所在地ニューブランズウィック市(人口55,181人[5][6]であり、同郡で人口最大の都市はエジソン・タウンシップ(人口99,967人[1])である。

ミドルセックス郡はニューヨーク大都市圏に属している。ニュージャージー州の人口重心が郡内を通るニュージャージー・ターンパイクのすぐ東、イーストブランズウィック・タウンシップの中にある[7]。2000年の国勢調査では、世帯当たり収入の中央値で国内第63位だった。アメリカ合衆国商務省経済分析局に拠れば、2009年の一人当たり年収で国内3,113郡のうちの第143位、州内では第10位だった[8]。郡名はイングランドミドルセックス州から採られた[9]

地理[編集]

アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は322.83平方マイル (836.1 km2)であり、このうち陸地308.91平方マイル (800.1 km2)、水域は13.91平方マイル (36.0 km2)で水域率は4.31%である[10]

郡の中央をラリタン川が流れている。地形的には州中央部に典型的な平坦さであり、起伏が少ない。郡内最高地点はサウスブランズウィック・タウンシップのアメリカ国道1号線に近い丘であり、海抜約300フィート (91 m) である。最低地点は海面である。

交通[編集]

郡内には多くの郡道、州道、アメリカ国道州間高速道路、および有料道路が通っている。

郡道としては、501号線、514号線、516号線(オールドブリッジ・タウンシップ内のみ)、520号線、522号線、527号線、529号線、531号線、535号線がある。

ニュージャージー州道としては、18号線、26号線(ノースブランズウィック・タウンシップ内のみ、リビングストン・アベニューと一体)、27号線、28号線、32号線、33号線(モンロー・タウンシップ内のみ)、34号線(オールドブリッジ・タウンシップ内のみ)、35号線、91号線(ノースブランズウィック・タウンシップのジャージー・アベニューと一体、ニューブランズウィック市に入る)、171号線、172号線(ニューブランズウィック市内のみ)、184号線、440号線がある。

アメリカ国道としては、アメリカ国道1号線、9号線、130号線が通っている。

州間高速道路も幾つかある。ミドルセックス・フリーウェイ(州間高速道路287号線)の南端があり、州道440号線に変わり、アウターブリッジ・クロッシングに至る。ガーデンステイト・パークウェイが郡東端を通り、インターチェンジは9つ、分岐道路の北端になる。ニュージャージー・ターンパイクは州間高速道路95号線と合流して郡の中心を通る。郡内にインターチェンジが5か所ある。「デュアル・デュアル」配列(内側を普通車、外側をトラックに指定)の南端もある。

ニュージャージー・ターンパイク管理局は州道92号線の建設を計画していたが、2006年12月1日に中止された。その代わりに「デュアル・デュアル」配列をモンロー・タウンシップから南にマンスフィールド・タウンシップまで延伸しようとしている。2014年の完成を目指している。

公共交通[編集]

郡内にはニュージャージー・トランジットの鉄道線と、同じくニュージャージー・トランジットとコーチUSAのバス路線が走っている。郡内の全タウンシップを通る路線が設定されている。鉄道はノースジャージー海岸線、ノースイーストコリダー線、ラリタン・バレー線がある。ノースジャージー海岸線は郡の東部を通っている。ノースイーストコリダー線は北部を抜けている。ラリタン・バレー線は北のユニオン郡との郡境に沿った町を通っている。

都市間旅客鉄道はアムトラックが運行している。アセラ・エクスプレス、キーストン、北東地域、バーモンターの各列車が走っているが、キーストンと北東地域列車のみが郡内のニューブランズウィックあるいはメトロパークに停車する。

気候と気象[編集]

ニューブランズウィック
雨温図説明
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
 
 
3.6
 
39
22
 
 
3
 
43
24
 
 
4.2
 
51
30
 
 
4.2
 
62
40
 
 
4.2
 
72
50
 
 
4.4
 
81
60
 
 
5.1
 
86
65
 
 
4.2
 
84
64
 
 
4.5
 
77
55
 
 
3.8
 
66
43
 
 
3.8
 
55
36
 
 
4.1
 
44
27
気温(°F
総降水量(in)
出典:The Weather Channel[11]

近年、郡庁所在地であるニューブランズウィック市の平均気温は1月の22°F (-6 ℃) から7月の86°F (30 ℃) まで変化している。過去最低気温は1984年1月に記録された-13°F (-25 ℃) であり、過去最高気温は1999年7月に記録された103°F (39 ℃) である。月間降水量は2月の2.98インチ (76 mm) から7月の5.08インチ (129 mm) まで変化している[11]

隣接する郡[編集]

人口動態[編集]

人口推移
年度 人口
1790 15,956
1800 17,890 12.1%
1810 20,381 13.9%
1820 21,470 5.3%
1830 23,157 7.9%
1840 21,893 * −5.5%
1850 28,635 30.8%
1860 34,812 21.6%
1870 45,029 29.3%
1880 52,286 16.1%
1890 61,754 18.1%
1900 79,762 29.2%
1910 114,426 43.5%
1920 162,334 41.9%
1930 212,208 30.7%
1940 217,077 2.3%
1950 264,872 22.0%
1960 433,856 63.8%
1970 583,813 34.6%
1980 595,893 2.1%
1990 671,780 12.7%
2000 750,162 11.7%
2010 809,858 8.0%
2012(推計) 823,041 [12][13] 1.6%
* 領域が減った
historical census data sources:
[14] 2000-2010[15]

2010年時点でアジア系住民が170,070人、21%を占めている。その内の61.75%はインド系アメリカ人であり、郡全人口にたいしては12.93%となる[16]。州内の全郡にいるインド系を合算したよりも多い。国内ではカリフォルニア州サンタクララ郡ニューヨーク州クイーンズ区のみが上前っているだけである[17]

中国系アメリカ人も州内では最大数であり、急速に増加している。

以下は2010年国勢調査による人口統計データである。( )内に2000年データを示す。

基礎データ

  • 人口: 809,858人 (750,162人)
  • 世帯数: 281,186 世帯 (265,815 世帯)
  • 家族数: 203,016 家族 (190,855 家族)
  • 人口密度: 1,012.2人/km2(2,621.6人/mi2)(935, 2,422)
  • 住居数: 294,800軒 (273,637軒)
  • 住居密度: 369軒/km2(954軒/mi2)(341, 884)

人種別人口構成

先祖による構成(2000年データ[2]

  • イタリア系:15.0%
  • アイルランド系:9.8%
  • ポーランド系:8.0%
  • ドイツ系:6.2%

年齢別人口構成

  • 18歳未満:22.9% (23.7%)
  • 18-24歳: 10.2% (9.5%)
  • 25-44歳: 28.3% (32.8%)
  • 45-64歳: 26.3% (21.7%)
  • 65歳以上: 12.3% (12.3%)
  • 年齢の中央値: 37歳 (36歳)
  • 性比(女性100人あたり男性の人口)
    • 総人口: 96.4 (96.4)
    • 18歳以上: 94 (93.5)

世帯と家族(対世帯数)

  • 18歳未満の子供がいる: 34.4% (34.2%)
  • 結婚・同居している夫婦: 55.9% (57.0%)
  • 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 11.8% (10.8%)
  • 非家族世帯: 27.8% (28.2%)
  • 単身世帯: 22.5% (22.4%)
  • 65歳以上の老人1人暮らし: 8.9% (8.7%)
  • 平均構成人数
    • 世帯: 2.8人 (2.74人)
    • 家族: 3.29人 (3.23人)

収入[編集]

収入と家計(2000年データ)

  • 収入の中央値
    • 世帯: 61,446米ドル
    • 家族: 70,749米ドル
    • 性別
      • 男性: 49,683米ドル
      • 女性: 35,054米ドル
  • 人口1人あたり収入: 26,535米ドル
  • 貧困線以下
    • 対人口: 6.6%
    • 対家族数: 4.2%
    • 18歳未満: 7.2%
    • 65歳以上: 6.0%

郡政府と政治[編集]

ミドルセックス郡は7人の委員で構成される郡政委員会が統治している(ニュージャージー州では "Board of Chosen Freeholders" と呼ばれる)。郡全体を選挙区に党派選挙で選出される。任期は3年間である。毎年11月の選挙で2人または3人が改選される。1月に開催される委員会で議長と副議長を選出する。議長は郡政府の部門を管理する様々な委員会の委員長と委員に郡政委員を指名する。

アメリカ合衆国下院議員の選挙ではニュージャージー州第6および第12選挙区に入っている。2013年時点ではどちらも民主党議員を選出している。

政治[編集]

ミドルセックス郡は民主党の地盤である。2004年アメリカ合衆国大統領選挙では、民主党のジョン・ケリーが共和党のジョージ・W・ブッシュに対して13.6%差で郡を制したが、州全体では6.7%差だった[18]2008年では、民主党のバラク・オバマが共和党のジョン・マケインに対して21.8%差で郡を制したが、州全体では15.5%差だった[19]。しかし2009年ニュージャージー州知事選挙では、共和党のクリス・クリスティが47%を獲得し、43%だった民主党のジョン・コーザインを破った。

都市と町[編集]

1947年の道路地図 ミドルセックス郡の自治体
1947年の道路地図
ミドルセックス郡の自治体

ミドルセックス郡には下記の自治体がある。国勢調査指定地域(CDP)と未編入の町はその所属するタウンシップの下に挙げる。名称の後の数字は右図の番号である。CDPと標記されない町は未編入の町である

  • カートレット・ボロ、1
  • クランベリー・タウンシップ、24
    • クランベリーCDP
  • ダネレン・ボロ、14
  • イーストブランズウィック・タウンシップ、20
    • イーストブランズウィック
  • エジソン・タウンシップ、17
  • ヘルメッタ・ボロ、7
  • ハイランドパーク・ボロ、11
  • ジェイムズバーグ・ボロ、8
  • メタチェン・ボロ、12
  • ミドルセックス・ボロ、15
  • ミルタウン・ボロ、9
  • モンロー・タウンシップ、23
    • クリアブルックパークCDP
    • コンコーディアCDP
    • ロスムーアCDP
    • ウィッティンガムCDP
  • ニューブランズウィック市、10 - 郡庁所在地
  • ノースブランズウィック・タウンシップ、21
  • オールドブリッジ・タウンシップ、19
    • ブラウンビルCDP
    • ローレンスハーバーCDP
    • マディソンパークCDP
    • オールドブリッジCDP
  • パースアンボイ市、2
  • ピスカタウェイ・タウンシップ、16
    • ソサイエティヒルCDP
  • プレーンズボロ・タウンシップ、25
    • プレーンズボロセンターCDP
    • プリンストンメドウズCDP
  • セイアービル・ボロ、4
    • パーリン
  • サウスアンボイ市、3
    • メカニクスビル
  • サウスブランズウィック・タウンシップ、22
    • デイトンCDP
    • ディーンズ
    • ヒースコートCDP
    • ケンドールパークCDP
    • キングストンCDP
    • モンマスジャンクションCDP
  • サウスプレーンフィールド・ボロ、13
  • サウスリバー・ボロ、5
  • スポッツウッドボロ、6
  • ウッドブリッジ・タウンシップ、18
    • アベネルCDP
    • コロニアCDP
    • フォーズCDP
    • ホープローン
    • イズリンCDP
    • キースビー
    • メンローパークテラス
    • ポートレディングCDP
    • シウォレンCDP
    • ウッドブリッジCDP

教育[編集]

  • ミドルセックス郡カレッジ、エジソン
  • ラトガース大学ニューブランズウィック校、ニューブランズウィック、ピスカタウェイ
  • ニュージャージー医科歯科大学ey]]、ニューブランズウィック
  • プリンストン大学 – フォレスタル・キャンパス、プレーンズボロ[20]
  • デブリー大学、ノースランズウィック

医療[編集]

郡内には5つの総合病院に1,900床以上が備えられている[21]

  • ジョン・F・ケネディ医療センター
  • ロバート・ウッド・ジョンソン大学病院
  • ラリタンベイ医療センター、オールドブリッジ
  • ラリタンベイ医療センター、パースアンボイ
  • セントピーターズ大学病院

経済[編集]

郡内の民間大手雇用主として次の法人がある。雇用数でグループ化してある[22]

公園とレクリエーション[編集]

モンロー・タウンシップにあるトンプソン公園
  • ドナルドソン公園
  • カートレット公園
  • カートレット・ウォーターフロント公園
  • エジソン公園
  • フォーズ公園
  • ジョンソン公園
  • メドウィック公園
  • メリル公園
  • ラリタンベイ・ウォーターフロント公園
  • ルーズベルト公園
  • スプリングレイク 公園
  • トンプソン公園
  • ウォーレン公園
  • オールドブリッジ・ウォーターフロント・ウォークウェイ
  • アルビン・P・ウィリアムズ記念公園
  • アンブローズ&トティズブルックス公園
  • ダビッドソンズ・ミルポンド公園
  • アイルランドブルック公園
  • ジェイムズバーグ公園保存地域
  • ジョン・A・フィリップス開放空間保存地
  • ジョン・A・フィリップス公園
  • キャサリン・フォン・オーレン公園

脚注[編集]

  1. ^ a b DP1 - Profile of General Population and Housing Characteristics: 2010 Demographic Profile Data for Middlesex County, New Jersey, United States Census Bureau. Accessed January 22, 2013.
  2. ^ a b DP-1 - Profile of General Demographic Characteristics: 2000; Census 2000 Summary File 1 (SF 1) 100-Percent Data for Middlesex County, New Jersey, United States Census Bureau. Accessed January 22, 2013.
  3. ^ Quickfacts.census.gov - Middlesex County - accessed 2011-12-06.
  4. ^ Table 1. The Counties and Most Populous Cities and Townships in 2010 in New Jersey: 2000 and 2010, United States Census Bureau. Accessed April 9, 2012.
  5. ^ Quickfacts.census.gov - New Brunswick, New Jersey - accessed 2011-12-06.
  6. ^ Middlesex County, NJ, National Association of Counties. Accessed January 21, 2013.
  7. ^ Population and Population Centers by State: 2000”. 2011年7月5日閲覧。 (see map of location)
  8. ^ 250 Highest Per Capita Personal Incomes of the 3113 Counties in the United States, 2009, Bureau of Economic Analysis. Accessed April 9, 2012.
  9. ^ Kane, Joseph Nathan; and Aiken, Charles Curry. The American Counties: Origins of County Names, Dates of Creation, and Population Data, 1950-2000, p. 202. Scarecrow Press, 2005. ISBN 0810850362. Accessed January 22, 2013.
  10. ^ Census 2010 U.S. Gazetteer Files: Counties”. United States Census. 2013年4月13日閲覧。
  11. ^ a b Monthly Averages for New Brunswick, New Jersey”. The Weather Channel. 2012年10月13日閲覧。
  12. ^ PEPANNRES: Annual Estimates of the Resident Population: April 1, 2010 to July 1, 2012 - 2012 Population Estimates for New Jersey, United States Census Bureau. Accessed March 14, 2013.
  13. ^ State & County QuickFacts for Middlesex County, New Jersey, United States Census Bureau. Accessed March 14, 2013.
  14. ^ Geostat Center: Historical Census Browser”. University of Virginia Library. 2007年3月2日閲覧。
  15. ^ U.S. Census Bureau Delivers New Jersey's 2010 Census Population Totals”. U.S. Census Bureau (2011年2月3日). 2011年2月5日閲覧。
  16. ^ Ensslin, John C.; and Sheingold, Dave. "Census: Asian Indians one of the fastest growing groups in North Jersey", The Record (Bergen County), May 29, 2011. Accessed January 22, 2013. "Middlesex County has by far the largest Indian-American population, with about 104,705 people, followed by Hudson County, with 37,236, and Bergen County, with 24,973."
  17. ^ Haydon, Tom. "South Brunswick schools observe Hindu holiday, district becomes second in N.J. to close for Diwali", The Star-Ledger, October 23, 2011. Accessed January 22, 2013. "The 2010 Census counted 104,705 residents of Indian descent in Middlesex County, ranking it third among U.S. counties for that population behind Queens, N.Y., and Santa Clara, Calif."
  18. ^ New Jersey Presidential Election Returns by County 2004, Eagleton Institute of Politics at Rutgers University. Accessed August 31, 2008.
  19. ^ U.S. Election Atlas
  20. ^ Forrestal Campus, Princeton University. Accessed July 23, 2008.
  21. ^ About Middlesex County”. 2011年7月6日閲覧。
  22. ^ MAJOR EMPLOYERS LOCATED IN MIDDLESEX COUNTY, NEW JERSEY, Middlesex County Department of Economic Development, March 2006. Accessed July 5, 2007.

外部リンク[編集]

座標: 北緯40度26分 西経74度25分 / 北緯40.44度 西経74.41度 / 40.44; -74.41