マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙
| マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙 | |
|---|---|
| The Iron Lady | |
| 監督 | フィリダ・ロイド |
| 脚本 | アビ・モーガン |
| 製作 | ダミアン・ジョーンズ |
| 製作総指揮 | フランソワ・イヴェルネル アダム・キューリック キャメロン・マクラッケン テッサ・ロス |
| 出演者 | |
| 音楽 | トーマス・ニューマン[1] |
| 撮影 | エリオット・デイヴィス |
| 編集 | ジャスティン・ライト |
| 製作会社 | パテ フィルム4 UKフィルム・カウンシル |
| 配給 | |
| 公開 | |
| 上映時間 | 105分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 英語 |
| 興行収入 | $114,943,631[3] |
『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』(原題: The Iron Lady)は、メリル・ストリープが元英国首相のマーガレット・サッチャーを演じる伝記映画である[4][5]。サッチャーの夫のデニス・サッチャーをジム・ブロードベント、長年サッチャー内閣を助け、後に副首相となるジェフリー・ハウをアンソニー・ヘッドが演じる[6]。
目次 |
あらすじ[編集]
1982年のフォークランド紛争に至るまでの17日間を回想を挟みながら描く[7]。
政界引退後、認知症を患うマーガレットの実生活と重ね合わせながら、彼女のこれまで辿ってきた政治家、妻としての半生を振り返る構成で物語が進んでいく。既に亡くなっている夫デニスが幻覚としてマーガレットと生活を共にしているという設定であり、彼とのやり取りの中で、政治家としての生活を優先するあまり、妻として母としての役割を放棄して来た葛藤も描かれている。反面、子供達との描写はあまり多くなく、成人後の子供は娘のキャロルのみ登場し、息子のマークは登場しない。政治活動としてはヒース内閣での教育相時代を経て、経済の建て直しの為の国営化政策の撤廃、頻発する暴動への妥協しない対決、フォークランド紛争勃発当初のアメリカ側の慎重論の拒否等も描かれている。人頭税導入を強硬しようとして政界を去る部分については国民の反発というより、保守党内部での孤立と造反が主な原因であるかのように描写されている。なお劇中何度か登場する暴動シーンには本物の労働争議での記録映像が使用されている。
キャスト[編集]
| 役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
|---|---|---|
| マーガレット・サッチャー | メリル・ストリープ | 高島雅羅 |
| 若年期のマーガレット・サッチャー[8] | アレクサンドラ・ローチ | 本名陽子 |
| デニス・サッチャー[9] | ジム・ブロードベント | 糸博 |
| 若年期のデニス・サッチャー | ハリー・ロイド | 杉山大 |
| キャロル・サッチャー | オリヴィア・コールマン | 勝生真沙子 |
| ジェフリー・ハウ | アンソニー・ヘッド | 板取政明 |
| マイケル・ヘーゼルタイン | リチャード・E・グラント | |
| ダグラス・ハード | ポール・ベントレー | |
| ジョン・メージャー | ロビン・カーモーディ | |
| エドワード・ヒース | ジョン・セッションズ | |
| ゴードンリース | ロジャー・アラム | |
| マイケル・フット | マイケル・ペニングトン | |
| ジョン・ノット | アンガス・ライト | |
| フランシス・ピム | ジュリアン・ワダム | |
| ロナルド・レーガン | レジナルド・グリーン |
製作[編集]
撮影は2011年1月31日よりイギリスで開始された。
2011年1月、メリル・ストリープはこの役の演じる準備として英国国会議員を観察するために庶民院を訪れた[10]。
メリル・ストリープは「この驚くべき女性を通じて歴史をひもといていくお仕事は、非常に難しくもあり、またワクワクするような挑戦です。この役柄には、実際のサッチャー女史が抱いていたような情熱と注意深さを持って挑もうと思います。わたしの気力が彼女の持っていた気力に近づくことを期待するのみです。」と語っている[11][12]。
公開[編集]
予告編にはマッドネスの「Our House」が使われた[13]。また、ティーザー予告編にはクリント・マンセル作曲の『月に囚われた男』のテーマ曲が使われた[13]。
評価[編集]
本作のサッチャーの描写について、彼女の子供のマークとキャロルが「左翼のファンタジーのように聞こえる」と述べたと報じられている[14]。
2011年11月29日、第77回ニューヨーク映画批評家協会賞の結果が発表され、本作の演技によりストリープは主演女優賞を受賞した[15]。
2012年2月26日、ストリープは本作の演技により第84回アカデミー賞で主演女優賞を受賞した。
参考文献[編集]
- ^ “Thomas Newman to Score ‘The Iron Lady’”. Film Music Reporter (2011年9月23日). 2011年9月25日閲覧。
- ^ Bamigboye, Baz (2011年4月22日). “Meet Meryl, the queen of the blues as new pictures reveal her latest role as The Iron Lady”. Mail Online 2011年4月22日閲覧。
- ^ “The Iron Lady”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2012年2月16日閲覧。
- ^ Hoyle, Ben (2007年3月21日). “Iron Lady set to follow the Queen on screen”. The Times 2011年1月25日閲覧。
- ^ Peck, Tom (2010年7月2日). “Meryl Streep takes on her toughest role: the Iron Lady”. The Independent 2011年1月25日閲覧。
- ^ “The Iron Lady (2011)”. IMDb (2010年10月19日). 2011年1月25日閲覧。
- ^ Roberts, Soraya (2011年2月9日). “Meryl Streep as Margaret Thatcher in 'Iron Lady' photo reveals 'daunting' transformation”. Daily News 2011年2月11日閲覧。
- ^ Thompson, Jody (2011年2月18日). “First look: Newcomer Alexandra Roach who's set to become a star as a young Margaret Thatcher in The Iron Lady”. Mail Online. 2011年4月26日閲覧。
- ^ Jefferies, Stuart (2011年2月9日). “Meryl Streep playing Margaret Thatcher – what's not to like?”. The Guardian 2011年2月9日閲覧。
- ^ “Meryl Streep attends parliament for Thatcher research”. The Independent (2011年1月20日). 2011年10月26日閲覧。
- ^ “Image of Meryl Streep as Margaret Thatcher unveiled”. BBC News (2011年2月8日). 2011年2月8日閲覧。
- ^ “メリル・ストリープが演じる「鉄の女」、マーガレット・サッチャー像がお披露目”. シネマトゥデイ (2011年2月10日). 2011年12月5日閲覧。
- ^ a b The Iron Lady Movie official homepage
- ^ Walker, Tim (2010年7月17日). “Margaret Thatcher's family are 'appalled' at Meryl Streep film”. The Daily Telegraph 2011年1月25日閲覧。
- ^ Bamigboye, Baz (2011年11月30日). “Next stop, an Oscar? Meryl Streep takes home prestigious film award for portrayal of Margaret Thatcher in The Iron Lady”. Mail Online. 2011年11月30日閲覧。