ボコ・ハラム

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ボコ・ハラムBoko Haram)は、ナイジェリアサラフィー・ジハード主義英語版組織。Bokoハウサ語で「西洋式の非イスラム教育」を意味し、Haram とはアラビア語で「罪」の意味である。Boko Haram とは「西洋の教育は罪」という意味となる[1]。ナイジェリア北部の各州にシャリーアの導入を目指して武装闘争を展開している。「ナイジェリアのターリバーン」と呼ばれる。

目次

組織 [編集]

ボコ・ハラムは西洋式教育だけでなく西洋文明、現代科学、特にダーウィン主義を攻撃している。

創設者はモハメド・ユスフ英語版(Mohammed Yusuf)。現在の指導者はアブバカル・シェカウ英語版である。主要メンバーには、Mallam Sanni Umaruがいる。

歴史 [編集]

ボコ・ハラムは、2002年にナイジェリア北部のマイドゥグリで結成された。

2004年にボコ・ハラムはヨベ州に本部を移した。ニジェールとの国境付近に設立した軍事訓練キャンプを「アフガニスタン」と名づけ、そこから警察署の襲撃などを繰り返した。ボコ・ハラムにはチャドなどから来た民兵も合流している。

2009年、ナイジェリア警察はボコ・ハラムの摘発に乗り出しバウチ州で幹部数名を逮捕、7月には治安部隊とボコ・ハラムの間でバウチ州、ヨベ州、カノ州カツィナ州において大規模な戦闘が行われ、700人を越える死者が出た。リーダーのモハメド・ユスフはナイジェリアの治安当局に逮捕され、収監中に脱走を図り射殺された[2] 。39歳であった。

2010年にはボルノ州での暗殺、バウチ州の刑務所襲撃(700人以上の受刑者が結果的に脱獄した)、グッドラック・ジョナサンが大統領に就任すると首都アブジャのナイジェリア軍兵舎敷地内の市場での爆弾テロ、クリスマスイブプラトー州キリスト教徒を狙った連続爆破テロなどを起こした。

2011年6月にアブジャで起こった警察本部駐車場での自爆テロ事件(2人が死亡)でも犯行声明を出している[3]

2012年1月6日北東部アダマワ州の州都ヨラで教会と美容院を襲撃し、11人を殺害した。さらに同日北東部ヨベ州で警察と銃撃戦を展開し、警察官2人が死亡した[4]。同年2月15日夜、コギ州の刑務所が襲撃を受け、看守1人が殺害、受刑者119人が脱走する事件が発生したが、後日、この事件の犯行声明を出している[5]

2013年5月14日、ナイジェリアのグッドラック・ジョナサン大統領は、ボコ・ハラムたちの攻撃は宣戦布告に該当するとして「テロリストの反乱」に対処するため、ボルノ州ヨベ州アダマワ州の3つの州に対して非常事態宣言を発令した[6]

脚注 [編集]

  1. ^ 『ナイジェリアの 「ボコ ・ハラム 」』、内外情勢の回顧と展望 平成25年(2013年)1月、公安調査庁、P36
  2. ^ "Times" article: Islamist sect leader shot dead after 600 killed in Nigeria siege
  3. ^ “ナイジェリア首都で自爆攻撃、同国初”. AFPBB News (フランス通信社). (2011年6月17日). http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2807016/7363714?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics 2011年6月18日閲覧。 
  4. ^ “武装集団襲撃で13人死亡 ナイジェリア北東部”. 47 News (AP通信社). (2012年1月8日). http://www.47news.jp/CN/201201/CN2012010701001508.html 2012年1月22日閲覧。 
  5. ^ “武装集団が刑務所襲撃、119人脱走 ナイジェリア”. AFP.BB.News (フランス通信社). (2012年1月17日). http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2858629/8487984 2012年2月18日閲覧。 
  6. ^ “ナイジェリア、3州に非常事態宣言 「テロリストの反乱」で”. CNN. (2013年5月14日). http://www.cnn.co.jp/world/35032053.html 2013年5月15日閲覧。 

関連項目 [編集]

外部リンク [編集]