ペッバーンボーン・ゴーキャットジム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ペッチバーンボーン・ゴーキャットジム
基本情報
本名 Karoon Jarupianlerd
通称 ペッチバーンボーン・ソー・タナピンヨー
階級 スーパーフライ級
身長 165cm
リーチ 170cm
国籍 タイ王国の旗 タイ
誕生日 (1985-08-15) 1985年8月15日(38歳)
出身地 バンコク
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 48
勝ち 39
KO勝ち 18
敗け 8
引き分け 1
テンプレートを表示

ペッチバーンボーン・ゴーキャットジム: เพชรบางบอน ส.ธนะภิญโญ: Petchbarngborn Kokietgym1985年8月15日 - )は、タイプロボクサーバンコク出身。第15代PABAフライ級王者。第14代PABAスーパーフライ級王者。PABA2階級制覇王者。

河野公平井上尚弥と対戦する為に「ペッチバンボーン・ゴーキャットジム」のリングネームで日本のリングに立っている為、多くの日本語表記の記事で「ペッチバンボーン・ゴーキャットジム」と表記されている。

来歴[編集]

2009年6月1日、バンコクラジャダムナン・スタジアムでウィーラサック・チュワタナとスーパーフライ級6回戦を行い、6回判定負けを喫しデビュー戦を白星で飾れなかった。

2009年8月30日、バンコクのラジャダムナン・スタジアムでプライカーン・GTジムと対戦し、プロ初勝利となる3回TKO勝ちを収めた。

2009年10月15日、バンコクのラジャダムナン・スタジアムでタミンカーオ・ソー・ターンティップとタイライトフライ級王座決定戦を行い、10回判定で引き分けた為、王座獲得に失敗した。

2009年11月30日、バンコクのラジャダムナン・スタジアムでタミンカーオ・ソー・ターンティップとタイライトフライ級王座決定戦を行い、8回TKO勝ちを収め王座獲得に成功した。前戦に引き分けたタミンカーオとのダイレクトリマッチを制し初戴冠を果たした。

2010年2月19日、パトゥムターニー県パトゥムターニー大学ヨーッモンコン・ウォー・センテープと対戦し、6回判定負けを喫した。

2010年3月26日、ウッタラディット県でデンチャイレック・クラティンデーンジムとフライ級6回戦を行い、6回判定負けを喫した。

2010年5月22日、兵庫県神戸市神戸市立中央体育館で高野誠三とスーパーバンタム級8回戦を行い、8回0-3(76-79、75-78、72-80)の判定負けを喫した。

2010年7月25日、愛知県刈谷市あいおいホールで松浦克哉とフライ級8回戦を行い、8回0-3(75-79、73-79、74-80)の判定負けを喫した[1]

2011年5月12日、スラートターニー県サムイ島ワンディー・シンワンチャーABCOスーパーフライ級コンチネンタル王座決定戦を行い、8回1分52秒、2-1(76-75、77-74、75-76)の負傷判定勝ちを収め王座獲得に成功した[2][3]

2012年2月20日、チュムポーン県トゥンタコー郡でロネレックス・ダルトと対戦し、12回3-0の判定勝ちを収めABCOコンチネンタル王座の初防衛に成功した。

2012年5月29日、プーケット県のバングラ・ボクシング・スタジアムでアルウィ・アルハブシと対戦し、初回2分14秒TKO勝ちを収めABCOコンチネンタル王座の2度目の防衛に成功した。

2012年7月24日、サムットサーコーン県でエルバート・グアルダリオと対戦し、12回3-0(116-112、117-111が2者)の判定勝ちを収めABCOコンチネンタル王座の3度目の防衛に成功した。

2012年9月10日、東京都文京区後楽園ホールで日本スーパーフライ級9位の河野公平とスーパーフライ級8回戦を行い、8回0-3(75-77、76-77、75-78)の判定負けを喫した[4]

2012年10月12日、バンコクのサトリウィッタヤ高校でキッド・スリヤナとPABAスーパーフライ級暫定王座決定戦を行い、2回1分42秒KO勝ちを収め王座獲得に成功した。

2012年12月31日、東京都大田区大田区総合体育館で金城智哉とフライ級8回戦を行い、初回1分2秒KO勝ちを収めた[5]

2013年4月9日、ソンクラー県ハートヤイ郡チラナコーン・スタジアムでマイケル・エスコビアとPABAフライ級王座決定戦を行い、12回3-0(117-111、116-113、115-112)の判定勝ちを収めPABA王座の2階級制覇を達成した。

2013年6月14日、チャイヤプーム県でアーディン・ディアレとWBOオリエンタルスーパーフライ級暫定王座決定戦を行い、12回3-0(115-113が2者、117-111)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。

2013年9月11日、大阪府大阪市大阪府立体育会館石田匠とスーパーフライ級8回戦を行い、2回1分30秒KO負けを喫した。

2013年12月27日、ムックダーハーン県のインドシナマーケットでジェミー・ゴーベルとPABAスーパーフライ級暫定王座決定戦を行い、2回1分50秒KO勝ちを収め1年2ヵ月ぶりにPABAスーパーフライ級暫定王座に返り咲いた。

2014年2月27日、カーラシン県でジョエル・クォンとPABAスーパーフライ級王座決定戦を行い、12回3-0の判定勝ちを収めPABAから正規王座に認定された。(記録上は暫定王座の初防衛)

2014年6月6日、ラオスサワンナケート県でアニス・セウフィンと対戦し、12回3-0の判定勝ちを収めPABA王座の2度目の防衛に成功した。

2014年7月25日、サムットプラーカーン県でフェルナンド・ルマカドとWBOアジア太平洋スーパーフライ級暫定王座決定戦を行い、12回3-0の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。

2014年10月3日、ナコーンラーチャシーマー県のワット・バーン・ライでキム・キチャンと対戦し、3回KO勝ちを収めPABA王座の3度目の防衛に成功した。

2014年11月8日、ナコーンラーチャシーマー県でマクレア・ガンディオンコと対戦し、9回KO勝ちを収めWBOアジア太平洋暫定王座の初防衛に成功した。

2015年1月10日、ナコーンパトム県でジョン・バジャワと対戦し、4回にバジャワが棄権した為PABA王座の4度目の防衛に成功した。

2015年3月1日、ナコーンパトム県でフランス・ダムール・パルエと対戦し、8回TKO勝ちを収めPABA王座の5度目の防衛に成功した。

2015年5月15日、ロッブリー県バーンミー郡でトミー・セランとWBOアジア太平洋スーパーフライ級王座決定戦を行い、5回TKO勝ちを収めWBOからWBOアジア太平洋王座の正規王座に認定された。(記録上は暫定王座の2度目の防衛)

2015年7月3日、ラオスのサワンナケート県でフランス・ダムール・パルエと対戦し、12回3-0の判定勝ちを収めWBOアジア太平洋王座の3度目の防衛に成功した。

2015年9月25日、プラチュワップキーリーカン県でエスピノス・サブと対戦し、12回3-0の判定勝ちを収めPABA王座の6度目の防衛に成功した。

2015年11月6日、プラチュワップキーリーカン県でヘンキー・バランサノと対戦し、5回KO勝ちを収めPABA王座の7度目の防衛に成功した。

2015年12月5日、バンコクザ・ロイヤル・プラザでジョン・バジャワとABCOスーパーフライ級コンチネンタル王座決定戦を行い、10回にバジャワが棄権した為、ABCOコンチネンタル王座への返り咲きに成功した[6]

2016年2月28日、バンコクラッチャダーピセーク通りスアンルム・ナイトバザールでフランス・ダムール・パルエと対戦し、2回KO勝ちを収めABCOコンチネンタル王座の初防衛に成功した。

2016年4月11日、ラムパーン県メータ郡ノルディ・マナカネと対戦し、12回3-0の判定勝ちを収めABCOコンチネンタル王座の2度目の防衛に成功した。

2016年5月4日、同年6月4日にリヴァプールエコー・アリーナ・リヴァプールポール・バトラーとWBO世界スーパーフライ級挑戦者決定戦を行うことが決定した[7][8]

2016年6月4日、リヴァプールのエコー・アリーナ・リヴァプールでポール・バトラーとWBO世界スーパーフライ級挑戦者決定戦を行う予定だったが、前日計量でバトラーに体重超過があり失格となった為、試合は中止となった[9]

2016年7月18日、WBO世界スーパーフライ級1位のオマール・ナルバエスの辞退、WBO世界スーパーフライ級2位のゾラニ・テテバンタム級転向の意向、上述のバトラー戦の中止を経て同年9月4日に神奈川県座間市スカイアリーナ座間でWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥と対戦することが決定した[10]

2016年9月4日、神奈川県座間市のスカイアリーナ座間でWBO世界スーパーフライ級王者井上尚弥と対戦し、10回3分3秒KO負けを喫し王座獲得に失敗した[11][12]

2017年1月9日、タイでサムエル・テフアヨと対戦し、12回3-0(120-106、119-107×2)の判定勝ちを収めPABA王座の8度目の防衛に成功した[13]

2022年7月12日、後楽園ホールで中嶋一輝とスーパーバンタム級8回戦で対戦し、5回2分3秒TKO負けを喫した[14]

2023年2月25日、亀田京之介とフェザー級10回戦で対戦し、10回判定0-3で破れた[15]

2023年8月5日、神戸市立中央体育館にてスーパーバンタム級6回戦で与那覇勇気と対戦し、6回1-2判定負けを喫した[16]

2024年3月2日、後楽園ホールで内構拳斗とスーパーバンタム級8回戦で対戦し、8回0-3の判定負けを喫した[17]

獲得タイトル[編集]

  • タイライトフライ級王座
  • ABCOスーパーフライ級コンチネンタル王座
  • PABAスーパーフライ級暫定王座(防衛0)
  • 第15代PABAフライ級王座(防衛0)
  • WBOオリエンタルスーパーフライ級暫定王座
  • PABAスーパーフライ級暫定王座(2期目、防衛1=正規王座に認定)
  • 第14代PABAスーパーフライ級王座(防衛7)
  • WBOアジア太平洋スーパーフライ級暫定王座
  • WBOアジア太平洋スーパーフライ級王座

脚注[編集]

  1. ^ 松田ジムの3選手がタイ相手に白星 刈谷市夜の部結果 ボクシングニュース「Box-on!」 2010年7月25日
  2. ^ Petchbanborn defeats Wandee Fightnews.com 2011年5月12日
  3. ^ 勝ったのはカニター、タイのWBC女子シルバー戦同門対決 ボクシングニュース「Box-on!」 2011年5月12日
  4. ^ 河野が世界ランカーに勝利 ボクシングニュース「Box-on!」 2012年9月10日
  5. ^ 河野が王座奪取 テーパリットを4回KO ボクシングニュース「Box-on!」 2012年12月31日
  6. ^ THREE THAIS TAKE ASIA TITLES ABCO公式サイト 2015年12月30日
  7. ^ Butler-Kokietgym in WBO title eliminator on June 4 Fightnews.com 2016年5月4日
  8. ^ 6.4英リバプールで井上尚弥の挑戦者決定戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年5月7日
  9. ^ スミスが圧勝V2、井上尚弥の挑戦者決定戦は中止 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年6月5日
  10. ^ 井上尚弥のV3戦決定、ロマゴン階級アップに刺激 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年7月18日
  11. ^ Inoue keeps WBO 115lb belt by tenth round KO over #1 Petchbangborn Fightnews.com 2016年9月4日
  12. ^ 井上尚弥が10回KO勝ちでV3、腰痛で本来の力出せず Boxing News(ボクシングニュース) 2016年9月4日
  13. ^ Asian Fight Scene (asianfightscene) - Facebook
  14. ^ 元OPBFバンタム級王者の中嶋一輝 かつての井上尚弥の挑戦者に5回TKO勝ちBoxing News(ボクシングニュース)2022年7月12日
  15. ^ WBA・S・バンタム級2位の亀田和毅が世界ランカーにTKO勝ち 金平会長「秋に日本で世界戦を」Boxing News(ボクシングニュース)2023年2月26日
  16. ^ 小林豪己V2失敗、36歳大内淳雅初戴冠 黒木優子はWBO&WBA女子統一王者に」Boxing News(ボクシングニュース)2023年8月6日
  17. ^ ホープ高見亨介が快勝 敗れた43歳の元王者、堀川謙一は引退 村田昴は無傷の6連続KOマーク」Boxing News(ボクシングニュース)2024年3月2日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

暫定王座決定戦 対戦者
キッド・スリヤナ
PABAスーパーフライ級暫定王者
2012年10月12日 - 2013年2月(返上)
次暫定王者
返上により消滅
空位
前タイトル保持者
デンチャイレック・クラティンデーンジム
第15代PABAフライ級王者

2013年4月9日 - 2013年9月(返上)

空位
次タイトル獲得者
裵永吉
暫定王座決定戦 対戦者
ジェミー・ゴーベル
PABAスーパーフライ級暫定王者
2013年12月27日 - 2014年2月27日
次暫定王者
正規認定により消滅
空位
前タイトル保持者
ノラシン・ゴーキャットジム
第14代PABAスーパーフライ級王者

2014年2月27日 - 現在

次王者
N/A