プロアクションリプレイ
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プロアクションリプレイは、イギリスのデイテル社が製造・販売しているコンピュータゲームの改造ツール(チートプログラム)シリーズである。
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[編集] 概要
通称は頭文字 (Pro Action Replay) をとって「PAR (ぱー)」、「アクションリプレイ」、「アクリプ」、「プロアク」、「プロリプ」など。 なお、製品名に「プロ」が付くのは日本特有であり、欧州では「Action Replay」(アクションリプレイ)、北米では「Game Shark」(ゲームシャーク)が製品名。
日本では長年、サイバーガジェット (旧カラット) が同シリーズの販売を行ってきたが、同社が自社商品としてコードフリークを発売するにあたり、契約を打ち切った。デイテルは日本法人であるデイテル・ジャパンを設立し、プロアクションリプレイシリーズの販売を行うことになった。
また、プレイステーション全盛期にはコピーソフトを起動させる為のプロテクト回避機能やゲームボーイソフトをプレイステーション上で動かす機能等を付加したデッドコピー品(いわゆる海賊版)が出回っていた事がある。(現在では、それらの商品は発売禁止となっている。) 但し、ゲームボーイソフトをプレイステーションで動かすツール自体は、カラットが代理店だった頃に同じブランドの一つとして発売されていた。(再現性は低かった。)
- ファミコン用改造ツール・プロアクションロッキーは、略称こそPARであるが、デイテルが開発した物ではない。(隔月刊プロアクションリプレイ誌において、NES版PARの再現・復刻を兼ねた企画から生まれたものである。)
よって正式なプロアクションリプレイシリーズには含まれない。
[編集] プロアクションリプレイの扱い
[編集] ハードメーカー
プロアクションリプレイはハードメーカー非公認の機器である。任天堂やSCEなどはこうした商品に対してライセンス提供は行っていない。 購入したときにPARの箱の口にはシールが貼ってあり「PARはハードメーカーのライセンス商品ではないので、そのことを承認したうえでシールを剥がしてください」と書いてある。
このほか、2000年代後半頃からのゲームハードは、ハード本体にPAR自体を拒絶する機構が組み込まれはじめている。 具体的には、ディスクの識別コードなどでそのソフトウエアがPARだと判別したときに、ソフトウエアの起動を中止するのである。 一例として、Wiiはソフトウエアアップデートを行うと、従来のPARが起動しなくなる事が確認されている。またニンテンドーDSでもニンテンドーDSiでは動作しないとデイテルでは発表している[1]
[編集] ゲームショップ
上記の通り、ノンライセンシーな周辺機器であるものの、一般的なTVゲーム流通で扱われることが多いため、ゲーム専門店やゲームを扱っている家電量販店では普通に販売されていることが多い。 最も、ゲームショップで本格的に並び出した時期は初代ポケットモンスターの全盛期だと思われる。(その時期から現在のような親しみやすいデザインのパッケージに変わっていった。)
[編集] ソフトメーカー
一部のゲームソフトには改造対策が行われているものがある。スクウェア・エニックスのPS版『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』において改造行為を行っているとみなされると、主人公の称号が「改造コードの星」「うらわざ改造王」に強制的に変更される(しかし、「うらわざ改造王」の称号は、改造行為等を一切行わないプレイでもやりこみで出る場合がある)。アトラスの『ペルソナ3』では登場キャラクターたちに改造行為を咎められる。これらは実害のない対策である。
一方、例えば任天堂のポケットモンスターシリーズでは、所持しているポケモンに不正なデータ書き込みがなされると、ゲーム中で使用できない「ダメタマゴ」に強制的に変換される。しかし、現在ポケモン改造は対策されていて「ダメタマゴ」になる確率は低い(むしろポケモンバトルレボリューションで正規のものがダメタマゴ化する事例が存在)。スクウェア・エニックスの『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』では、改造ツールを使った場合、改造対象が所持モンスターのステータス書き換えなどにかかわらず対戦などをする時に「不正なモンスターデータがあります」と表示され、対戦が不可能になる(ただし、不正フラグを消す改造コードも一時出回っていた)。このように実効力のある対策を行い、説明書にも改造行為に対する警告文を掲載しているケースもある。また、『メタルギアソリッド3』では改造対策が厳重に施されている。しかし現状では完全なチート対策は不可能なために、秘技コードが出回っているのが実情である。 かつては、PSの拡張コネクタにPARが装着されていると、PARを検知してゲーム自体起動しなくするプロテクトがあるゲームソフトも存在していた。
[編集] 秘技コードの制作元・出版社
プロアクションリプレイを活用し、ゲームを改造するために必要となるチートコード(秘技コード)の開発には、機材と改造対象となるゲームのステータス書き換えに関する理解力が必要となる。 そのため、チートコードは
- プロアクションリプレイ関連会社による開発
- マニアからの投稿
をもとに、Webサイトおよび雑誌掲載により一般ユーザーに提供される。
現在、チートプログラムを掲載している雑誌は月刊ゲームラボ(三才ブックス)、隔月刊コードフリークAR(ブレイン・ストーム)がある。なお、ブレイン・ストームにはコード解析チームが存在しており、随時、秘技コード速報として同社のホームページや、サイバーガジェットより販売店等へ提供されている。
[編集] ACCS
コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)では、DOA事件を根拠にプロアクションリプレイが違法であると主張している。 改造してWifiに接続することはサーバーに不具合がでる危険性がある。
[編集] 改造行為に対する賛否両論
上記の通り、ハードメーカーやソフトメーカーの多くはプロアクションリプレイを快く思っていないと考えられる。
しかしゲームで遊ぶ時間を充分に取れない社会人ゲーマーらにとっては便利なツールでもある。例えば長大巨編化の著しいロールプレイングゲームにおいてストーリーやエンディングのみを効率良く楽しんだり、難易度の高いアクションゲームなども時間をかけずにクリアすることができる。ただしそうした遊び方に対しては「所詮は不正である」といった蔑視も存在する。ほかにも物語上死亡したキャラクターをパーティーメンバーに加えて、ゲーム本編ではありえない状況を作り出すといった改造の楽しみ方がある。期間限定のデータ配信を、購入時期や在住地区等の事情で入手できなければ、改造して入手するという方法も存在する。期間限定のデータ配信が比較的多いポケットモンスターシリーズの例を挙げると、ミュウ等の伝説のポケモン等は、正規の入手法が限定されている。また、日本版以外では正規の入手法が存在しないという状況になってさえもいる。
また、ソフトメーカー側が裏技として改造と等価の機能を搭載する例もある。コナミのPS2版『イース -ナピシュテムの匣-』のチートモードなどの例が挙げられる。その他にもスクウェア・エニックスの『チョコボの不思議なダンジョン』におまけとして付属していた不思議なデータディスクのように、パーティーメンバー全員が初めから最高レベルなどの特殊なセーブデータを配布するケースもある。ただしこれらはいずれもメーカー側がユーザーに使用させる目的で用意したものなので、メーカーの意図しないデータ操作を行う改造とは性質を異にする。
[編集] オンラインゲームでの改造行為
非オンラインゲームでは「改造しようが所詮その人の勝手」と言えばそこまでであったが、オンラインゲームでは改造をしている人が圧倒的有利になるので改造をしない、又は改造したデータでオンライン対戦をしないのが最低限のマナーとなっている。
また 改造をしたゲームは当然開発者が想定していない状態であり、それによってオンラインのサーバーに不具合を発生させたら不正アクセスと同じ扱いで訴えられる事もあり得る。(開発者が想定をしていて、オンラインのサーバーに何の不具合が無くても訴える事は可能)
ブレインストームは隔月刊アクションリプレイにおいて「不正防止のため、そのゲームのオンラインモードにおいて影響が出る可能性のある改造コードは公開しない」と公言している。しかし個人でコードの解析をしたプレイヤーによって秘技コードが出回るなどし、改造行為が行われるケースも後を絶たない。また、デイテル・ジャパンが販売している「アクションリプレイコードブック(発行:プレイアーツ 発売:愛育社 )」ではwifi通信可能なDS、PS2のオンライン対応のゲームに多大な影響を与える改造コードを多数公開しており、普通に楽しんでいるファンの間で問題とされている。
[編集] 商品リスト
[編集] デイテル・ジャパン
- プロアクションリプレイMAX2(DS用)
- プロアクションリプレイMAX(DS用)
- プロアクションリプレイEz(DS用)
- プロアクションリプレイ(GBA用)
- プロアクションリプレイMAX(PS2用)
- プロアクションリプレイEz(PS2用)
- プロアクションリプレイ(PSP-1000/PSP-2000用
[編集] サイバーガジェット (販売終了)
- 速攻略 Vol.1~5(PS2用)
- プロアクションリプレイ3 Ver.3.5(PS2用)
- プロアクションリプレイ3(PS2用)
- プロアクションリプレイ3 Lite(PS2)
- プロアクションリプレイ2(PS2用)
- プロアクションリプレイCDX3(PS用)
- プロアクションリプレイCDX2(PS用)
- プロアクションリプレイ3(PS用)
- プロアクションリプレイ2(PS用)
- プロアクションリプレイ(GC用)
- プロアクションリプレイ2(SS用)
- プロアクションリプレイ(SS用)
- プロアクションリプレイ(SFC用)
- プロアクションロッキー(FC用)
- プロアクションリプレイKids Ver.1.2(GBA/SP用)
- プロアクションリプレイキッズ(GBA/SP用)
- プロアクションリプレイ2(GBA用)
- プロアクションリプレイ(GBA/SP用)
- プロアクションリプレイ4MAX〔普及版〕(GB用)
[編集] 廃盤品
- プロアクションリプレイ/Mk.II(SFC用)
※Mk.IIIまで開発されていたが、お蔵入りとなった。
- プロアクションリプレイ2(SS用)
- プロアクションリプレイCDX2(DC用)
※コード入力機能が削除された廉価版(体験版的)商品もあった。
- プロアクションリプレイ3/3α
※初期は振動機能が搭載され(専用のコード入力でのみ振動)、3αでは非搭載。
- プロアクションリプレイ4MAX(GB用)※事実上のGB/GBC用の最後の商品。
- プロアクションリプレイ3(N64用)
※ハイレゾパック同等の拡張メモリが同梱されていた。

