ファンタシースターオンライン

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ファンタシースターオンライン(Phantasy Star Online)は、セガが運営するオンラインゲームである。PSOあるいはプソと略称される。

2000年12月21日ドリームキャスト用ソフトとして初登場した。日本で初めて成功した家庭用ゲーム機用オンラインゲームと言える作品で、第5回日本ゲーム大賞大賞を受賞した。後にバグの修正や難易度、レアアイテムなどが追加変更された「Ver.2」が発売され、ドリームキャスト生産終了以降はプラットフォームを変えてバージョンアップ版が複数発売された。

元々セガのゲーム機であるマスターシステムメガドライブで発売されていたファンタシースターシリーズの流れを汲む作品である。ただしストーリー内容については具体的に過去作との繋がりは薄いため、プレイしていなくても問題は無いように配慮されている。

なお、オンラインサービスとしては2007年3月31日23時59分にサービス終了とアナウンスされ、少し遅れた4月1日0時10分をもって、ドリームキャスト版とゲームキューブ版のオンラインサービスが終了。また2008年1月31日23時59分、Xbox版のオンラインサービスも終了した。

現在、オンラインモードのサービスが残っているのはWindows版のファンタシースターオンライン ブルーバーストのみである。

目次

[編集] 概要

本作は基本的にネットワーク対応RPGであり、ゲームのプレイには必ずしもインターネットの接続は必要ない。シングルプレイ用のオフラインモードが搭載されている。一時期は海外のユーザーとも共にプレイできるサーバーも存在した。オンラインモードは大規模な世界を多人数で共有するゲームではなく、比較的小さな空間を最大4人の比較的少人数で冒険するゲームである。

ドリームキャスト時代は最盛期で同時接続者数2万6000人(国内)、登録者数30万人(国内外)だったと言われている。

当時としては珍しくタイトルに「オンライン」が付いていたため、内容をよく知らないユーザーやオンライン環境が整っていないユーザーに敬遠されてしまった傾向があった。 しかし、ネットワーク環境が本格的に整備される以前に公開されたタイトルという事もあり、オフラインモードもかなり充実しており、「オンライン通信で協力プレイできるアクションRPG」という表現が当てはまる作品と言える。 近年見受けられるオンライン対応ゲームソフトの大半は、モンスターハンターファンタシースターユニバース等のように、たとえオフラインモードが存在しているとしてもネットワークに接続してプレイしないと本格的に楽しめないのとは対称的である。

ある程度習熟すると比較的短いプレイ時間でも楽しめるボリューム内容・ゲーム構成で、アクション要素が強いが、一方で容量の問題からストーリーに関する表現はかなり淡白な作りになっている。特に普通のロールプレイングゲームと違い、街は最低限の機能をもったものがひとつだけしかない。後のGC版、Xbox版に追加された新マップの拡張に伴い街が一つ追加されているが、機能的にはほぼ同一である。

ネットワーク接続することで追加クエストをダウンロードが可能となるなど、拡張性を意識した作りだったが、追加されたシナリオのバリエーションとクオリティはあまり高い物であるとは言いがたく、特定の地点まで行ってアイテムを取ってくるといったお使いクエストが大半を占める。ドラゴンクエストのような物語性を重視するプレイヤーよりも、ウィザードリィ不思議のダンジョンといった黙々とレベルを上げたり、アイテム探索を行うことが好きなプレイヤー寄りの内容と言える。なお、Windows版ファンタシースターオンライン ブルーバースト以前のバージョンでのセーブデータは、すべてゲーム機本体やメモリーカードなどに保管されるローカル保存形式で、セーブデータの改造による不正行為が非常に多かった。

また、時間の概念として現地時間ではなくインターネットタイムを導入しており、インターネットタイムによって一部の武器の攻撃力が可変するといったギミックが搭載されていたが、いわゆるマップの天候や昼夜が変わるといった仕様は盛り込まれていない。

本項目では注記が無い限り基本的に「ドリームキャスト版Ver1」「ドリームキャスト版Ver2」「PC版Ver1(DC版Ver2同等)」について記述されている。また、続編であるファンタシースターユニバースではロボット系のキャラクタを「キャスト」と呼んでいるが、PSOの世界観に基づき本項目ではあえて「アンドロイド」の表現を用いる。

また、以降使われる「DC」はドリームキャスト、「GC」はニンテンドーゲームキューブを、「EP1」はドリームキャスト版Ver1、Ver2、PC版を、「EP2」はゲームキューブ版、Xbox版、そしてブルーバーストの一部仕様を指す。

[編集] 世界観

ファンタシースターオンラインの世界観はサイエンスフィクションで、特にスターウォーズの影響を強く受けており「ライトセイバー」のような概観の剣やエネルギーの弾丸を発射する銃などが基本の武器アイテムとして用意されている。実弾を発射する銃器や金属の刃物なども多少存在はするが、希少なレアアイテムの一部としてのみ登場する。

作品中に登場する種族はヒューマン(人間)と、その遺伝子を改造したエルフのようなとんがった形状の耳を持つニューマン(新人類)、そして頭脳を含む全身を機械で作られたアンドロイドの3種族が一つの宇宙船"パイオニア2"に混在する形で同居している。ゲーム中ではオフラインクエストでニューマンについての種族差別を軽く触れるが、深いところまでは立ち入らない。本作ではヒューマンが一番地位が高く、次いでニューマン、アンドロイドといった関係にあるようである。特にアンドロイドは、感情的な差別とは違って「社会的地位(のある職業)を持つ事」「人工皮膚を着用(して人間に近い外観を)すること」を禁じられており、明確に区別されている。この種族差別設定はファンタシースターオンラインの後継作品に当たるファンタシースターユニバースと大きく違う相違点である。

初の日本製コンシュマーネットワークRPGだが、海外展開も視野において作られており、絵柄こそ明るめであるものの、キャラクターの顔の造形やシルエットはアメリカンコミックのテイストが濃い。 また、あるステージを境に音楽も暗く、危機感をあおり始めるようなものになり「頭や腕などを破壊されても黙々と近寄って襲ってくるロボット集団」や「倒すとなんとも形容しがたい声で消滅する敵」など、ゲーム序盤とうってかわって軽いホラー調になる点も特徴的である。

[編集] これまでに発売されたバージョン

本作は2007年現在に至るまで以下のバージョンが発売された。なお、「ブルーバースト」以外のパッケージはすべてオンラインモードのサービスが終了しているが、オフラインモードのプレイは可能である。

PHANTASY STAR ONLINE(DC)
2000年12月21日発売、6800円。いわゆる「無印」と呼ばれる最初期バージョン。テクニック修得は一律Lv15までで、ゲームランクはベリーハードまでしかない。
PHANTASY STAR ONLINE Ver2(DC)
2001年6月7日発売、4800円。無印のセーブデータを引き継いでプレイできる。無印とVer.2は一部の状況下を除き、一緒にオンラインモードで冒険することも可能。
バトルモード、チャレンジモード、最高難易度のアルティメットモードが追加され、レアアイテムも増えた。その他、フォースのみテクニックをLv30まで修得できる。
PHANTASY STAR ONLINE(Windows)
2001年12月20日発売、6800円。パソコン版、Ver2と同等内容だが、グラフィック面やロード時間はドリームキャスト版に比べ多少向上している。また、ドリームキャスト版とは別のサーバーで取り扱われた。後述する「BlueBurst」サービス開始に伴い2004年1月1日にネットワークモード終了。特に大規模な拡張更新などは行われなかった。
PHANTASY STAR ONLINE Episode1&2(GC)
2002年9月12日発売、6800円。通称EP2。ゲームボーイアドバンスのジョイキャリーシステム対応。
新マップと新ストーリーのEP2が追加、選べる職業にヒューキャシール、レイマール、フォーマーが追加。
また、職業別にテクニックの修得制限が分けられる。以降のシリーズは、この分別を踏襲する形で固定される。
DC版でダウンロード配信にて提供していた一部クエストを実装。
ハードの性能を活かしオフラインモードにおいてGC1台で画面分割による最大4人のパーティプレイが可能。
PHANTASY STAR ONLINE Episode1&2 Ver1.1(GC)
2002年12月12日発売・交換開始、6800円。アイテムを無限増殖できるバグがあり、リコールで修正・配布されたバージョン。一部ゲームバランスの修正もあり、先に発売されたEP2のプレイヤーと同一のサーバーでプレイすることはできない。旧版のセーブデータを引き継いでプレイできる。
PHANTASY STAR ONLINE Episode1&2(Xbox)
2003年1月16日発売、6800円。"Xbox Liveスターターセット"同梱。オンライン・オフラインにかかわらず、Xbox Liveに会員登録しなければゲームをプレイできなかった。ボイスチャットに対応、声質を変化させる機能が搭載されている。その他は基本的にゲームキューブ版と同等だが、互いに干渉できない別サーバーで運営された。2008年3月31日(月)をもって、オンライン、オンラインサービスに関する各種BBS・みんなの広場・サポーターズリンク全てが終了した。
PHANTASY STAR ONLINE Episode1&2 Plus(GC)
2003年11月27日発売、3980円。ゲームキューブ版Ver1.1にオフラインモード用のステージを追加した最終バージョン。
ゲームバランス変更や新規アイテムの追加は行われておらず、ネットワークモードについてはVer1.1と同等である。
EP3を除き、現在家庭用ゲーム機として最後に発売された作品となっている(2009年5月現在)。
全オンラインサービスが終了した後、プレイ可能なオフラインの最終バージョン。
GCだけの特徴、オフラインでも画面分割により最大4人まで同時にプレイできる。
前作同様ゲームボーイアドバンスのジョイキャリーシステムにも対応しており、前作まで全てを網羅した作品になっている。
生産量も少なく現在でもオークションや店頭では高値で取引されている。
PHANTASY STAR ONLINEシリーズ完全版と位置づけられる事が多い。
PHANTASY STAR ONLINE Episode3 カードレボリューション(GC)
2003年11月27日発売、6980円。アクションRPGではなく、カードゲームとしてリリースされた。
ストーリーの時間軸はゲームキューブ版EP1&2とWindows版Blue Burst EPIVよりも後である。
PHANTASY STAR ONLINE Blue Burst(Windows)
2004年4月9日クローズドβテスト、同年5月21日~7月5日までオープンβテスト、7月8日正式サービス開始。無料ダウンロード(レベル20に達するかアカウント登録から15日以降もプレイする場合は別途料金が発生)の他、パッケージ版は30日利用権付きで2079円、追加利用料金が30日で1260円。
オフラインモードは廃止されたが、オンラインでプレイする1人用という形で残っている。セーブデータはサーバーに保存されるので今までの作品と比べてチートされにくくなっている。1アカウントにつき4キャラまで作成可能。他にも、キャラ名に日本語等の全角の名前を付けることが可能になり、チームシステムの導入(これにより、以前は部屋名をチームと呼んでいたがパーティに変更となった)、数字キーによるアクションパレットの拡張、メインクエストの導入によるストーリー性の強化など、色々とパワーアップしている。
PHANTASY STAR ONLINE Blue Burst Episode IV(Windows)
2005年2月3日発売。上記「BlueBurst」の拡張パック。パッケージ版は3990円、サントラCDと専用レアアイテム交換チケットが付属。サントラCDの付かないダウンロード販売版は当初は3000円だったが、2008年6月に1000円に値下げされた(特典レアアイテムチケットは価格改定後も継続)。30日利用権は含まれておらず、レベル20に達するかアカウント登録から15日以降もプレイする場合は別途料金が発生。
現在この拡張パックは無料でダウンロードできるようになっており、以前にパッケージを購入したユーザーには追加で専用のレアアイテムが配布された。これ以降、新規で購入した場合は当初付属していた特典と追加特典の両方が貰えるようになっている。
ストーリーはエピソード2とエピソード3の間を補完するものとなっている。

[編集] キャラクタークリエイション

詳細は「ファンタシースターオンラインのキャラクタークリエイション」を参照

[編集] ステージ制度

本作はバージョンによってエピソード1と2の二部構成に分かれている。各種DC版とPC版にはエピソード1のみしか含まれていないが、GC・Xbox版にはエピソード1と2の両方が含まれる。また、ブルーバーストではそれに加えエピソード4が追加されている。エピソード3は本作のようにアクションRPGではなく、カードゲーム形式として発売された。

[編集] ゲームの大まかな進め方

冒険用のマップは、大小様々な部屋と通路が複数繋がって一つの大きなダンジョンとなっている。それぞれの小部屋には扉が設置されており、隣の部屋に移動するには扉のロックを解除する必要がある。ロックの解除には条件があり、基本的に扉のロックがかかっている部屋のエネミーを殲滅すれば開くようになるほか、スイッチを切り替えたり、その部屋とはまったく異なる部屋に出現する敵を殲滅するといったパターンもある。

また、マップ中には様々なトラップや、スイッチ切り替えで解除されるレーザーフェンスが設置されていたり、真っ暗な部屋の場合は電灯をONにしないと視界がほぼゼロといった多彩なギミックが仕掛けられており、それをうまく活用してゲームを進める形になる。こうしたギミックやエネミーの攻撃をかいくぐり、マップの最深部に到達すると、次の階層(エリア)へ移動するためのワープポイントがあり、それに入ることで次階層へと進入することができる。最深部に居るボス敵を倒すことで、そのステージをクリアしたとみなされ、次のステージへ進むことができる。

これを繰り返し、それぞれのエピソードの最終ステージにいる最終ボスを倒すと、「ノーマル」→「ハード」→「ベリーハード」→「アルティメット(ドリームキャストのVer2以降)」と、さらに敵の強さがあがった高難易度のゲームモードが開放される(基本的なストーリー展開に変化はない)。オフラインモードでは上記の通りラストボスを倒す事だけが次の難易度の出現条件だが、オンラインの場合はオフラインで同難易度に挑戦できるようになっている事に加え、個別に設定された制限レベルを満たしている必要があるため、オンラインになると次の難易度に挑戦できなくなる場合がある。

[編集] エピソード1のステージ

エピソード1に登場するステージは初心者~中級者向けを意識した難易度調整になっており、一人で冒険したとしても、比較的テンポよくゲームを進行させることができる。しかしこれは単に難易度がマイルドな仕上がりになっているわけではなく、絶妙なゲームバランス調節による物であり、上級者でも存分に楽しむことが可能である。

全エピソード中、最も難易度が低いステージ。敵も強くなく、比較的短いマップ構成のため、初心者の練習にももってこいとなっている。多少人間の手が加えられてはいるが、自然豊かで美しい景観となっている。
エリア1はセントラルドームから少し離れたところからスタートし、エリア2でセントラルドーム付近を探索する。セントラルドーム付近は晴天だったエリア1とは一転して曇り空で、雨が降っている。
アルティメットではマップデータが書き換えられ、真っ赤な夕日が映える景色になり、さらにはエネミーの大半が入れ替わるため、初めてプレイした際のインパクトが最も大きいステージとして知られる。
洞窟
溶岩地帯から地下水脈まで伸びるダンジョン。一部に明らかに人の手が加えられており、様々なトラップが数多く仕掛けられている。地表では報告されていない異型の怪物が多数出現する。
エリア1は溶岩が見え隠れする熱気のこもった洞窟。エリア2は一転して地下水の小川が流れる幻想的な雰囲気の涼しげな洞窟。エリア3は地下水も出なくなり暗く冷たいイメージの岩肌が露出する。遺跡に次いで長いマップ構成になっている。
アルティメットではマップデータの書き換えは無く、一部エネミーが入れ替わるだけである。
坑道
洞窟とは違い、いかにも近未来的で完全に人工的に作られた構造物となっている。大小多彩なマシン型エネミーが登場し、いくら破壊しても次から次へと現れては襲ってくる。
エリア1は整然とした施設で、現在も稼動中と言っても差し支えない程外観が保たれている。エリア2は所々破損・崩壊が始まっており、どちらかと言うと廃墟に近い。アルティメットではエネミーの入れ替えに加え、かなり薄暗くなる。
遺跡
坑道の奥深くで発見された入り口から進入できる。全体的に見受けられる意匠や、使われている科学技術を比較して、少なくともパイオニア1の人々が建造したものでないことは明らかである。無機物とも、有機物とも判別しにくい異端の怪物が現れ、プレイヤーに攻撃を仕掛けてくる。
全3エリア構成。ところどころで脈打つ壁や、未知文明の言語らしきものが刻まれたクリスタルが配置されており、エピソード1では最も広く長いマップ構成になる。
アルティメットではエネミーの入れ替えに加え、黒~青紫の寒色で統一されていたものから青緑~橙などの暖色が混じる色調に変更され、雰囲気が一新されている。

[編集] エピソード2のステージ

詳細は「ファンタシースターオンライン エピソード1&2#ステージ」、「ファンタシースターオンライン エピソード1&2 Plus#ステージ概要」を参照。

[編集] エピソード4のステージ

詳細は「ファンタシースターオンライン ブルーバースト#ステージ」を参照。

[編集] コミュニケーション

各種家庭用ゲーム機版のPSOではキーボード入力による日本語変換は独自の物(Xbox版はモバイルWnnを採用している)を用意しており、「なか」と入力して変換すると「中裕司」「社長」に変換できるといったジョークも組み込まれている。この独自辞書には変換ミスも多く、有名なものではゲームに登場するキャラクタ"リコ"のニックネーム「赤い輪のリコ」を最後まで無変換で入力し 最後に変換すると「赤岩紀子」と表示されるものなどがある。

最初に発売されたドリームキャスト版はキーボードが別売りのオプション(ドリームキャストにはPS2のようにUSB端子が付属しておらず、独自規格のコネクタしかなかった)だったため、プレイヤー間でコミュニケーションをいかにして行うかが開発時に問題となっていたようである。画面にキーボードを表示して文字をカーソルで選択する「ソフトキーボード」も用意されているが、このゲームではそれにとどまらず、以下のキーボードを必要としないコミュニケーション手段が用意されている。

[編集] ワードセレクトシステム

画面で必要な文型と単語を選択することで文章を構成することができる。この時に表示される定型文は現在の状況を多少反映しており、他のプレイヤーが最後に使ったワードセレクトの内容などによってトップに来る定型文が変わる事がある。できあがる文章は機械的でぎこちなく、独特である。

例:(助けてくれ、死にたかねえよ>みんな)(ツインブランド+99欲しい>みんな)等

PSOでは発売された地域に関係なく表示言語を「日本語」「英語」「フランス語」「スペイン語」「ドイツ語」にそれぞれ変更することができ、ゲーム中のあらゆる表記(キャラクタの台詞やアイテム名など)が設定した言語のものになり、外国のゲームをプレイしているような雰囲気を味わう事もできる。ワードセレクトで作った定型文もこの設定によって自動的に翻訳されて表示されるので、簡易ではあるが 異国のプレイヤーとのコミュニケーションを行うことができた。(Xbox版、BB以外)。

[編集] シンボルチャット

外形(丸や四角)に線や点、吹き出しのマークや効果音などを組み合わせて表情などを作っておいて 簡単なショートカットから感情表現として表示することができる。 作れる画像は顔に限らず、組み合わせの自由度が高いため、「ねそべっているドラえもん」や「を背景に佇むのシルエット」など 想像力次第で様々なアートワークを作り出す事が出来、手の込んだシンボルを作る事を目標とするシンボルチャット職人と呼ばれるプレイヤーも存在した。

[編集] ゲームシステム

PSOは非常にシンプルな作りになっている反面、ネットワークRPGにしては奥が深いゲーム性を持つ。近年の量産型MMORPGと比べる事自体が不毛であるが、現在プレイしても その操作性や(一部を除いた)ゲームバランス、システムは水準が高く いまも名作と言われ続ける所以である。

[編集] アクションパレット

PSOが初めてリリースされたドリームキャストのボタンは4ボタン、スタートボタン+LRトリガーで、メインで使うボタンは4つの色(赤・青・緑・黄)に着色されていた。

画面の右下にはそれと同じ配列と同じ色の"パレット"が表示されており、そこに"アクション"を振り分けて「同じ色のボタンを押す=そのアクションを起こす」といった視覚的なユーザーの誘導が行われている。

この「アクションパレット」は一部を除いた3つのボタン プラス特定のキーを押しっぱなしにしているときだけ姿を出す「裏パレット」にも登録する事で 最高6個のアクションを登録する事ができる。 例えば従来のRPGであれば「メニューを開いて回復薬を選択し、使う」という三重構造だったが、アクションパレットにあらかじめ回復薬を登録しておけば ボタン一つでいつでも回復アイテムを使う事ができるようになる。アイテムを使い切ってもパレットからは消去されないので、同じ回復薬を冒険中に拾えば またアイテムを登録しなおす事はない。

しかし複数の特殊能力を使う「フォース系」のキャラクターには絶対的にボタンとパレット数が足らないといった問題があり、赴くステージによって いちいちパレットをカスタマイズする手間があった。

この問題は、続編のドリームキャスト版Ver.2において裏パレットを開いた状態で上パレットボタンを押してショートカットウィンドウを開くことができるようにすることで改善された。その後、最新バージョンであるWindows版「ファンタシースターオンライン ブルーバースト」ではキーボードの数字キー(設定次第ではテンキー)にアクションパレットを割り当てる事でさらに拡張されている。

[編集] 通常攻撃

PSOでは「ノーマルアタック」「ヘビーアタック」「エクストラアタック」の3種類攻撃方法を使い分けて戦いを進める。

「ノーマルアタック」は命中率が高いが威力が弱く、「ヘビーアタック」は攻撃力が高い代わりに隙が大きく命中率が低い。「エクストラアタック」は後述するエレメントの発動に使い、命中率は非常に低い。

通常攻撃はタイミングよくボタンを押すと最高3連続攻撃を出す事ができ、段階を踏むごとに命中率に補正がかかるようになっている。 基本的に初段はノーマルアタックで牽制(けんせい)し、さらにノーマルアタックに繋げるかヘビーアタックに繋げる事になる。 もちろん初めからいきなりヘビーアタックやエクストラアタックで攻撃を仕掛けても良いが、攻撃を外してしまうと反撃を受けるリスクがあるためギャンブル的な戦いになってしまう。 堅実に戦うのなら初段はノーマルアタックが基本となる。

また、武器によって攻撃速度や回数が異なり、種類によっては同じタイミングでボタンを押しても敵に割り込まれたりするため、一種類の武器に固執して戦うのではなく、相手や状況によって武器を素早く切り替えて戦うのが武器戦闘の基本である。

[編集] テクニック攻撃

テクニックとは他のゲームでいう「魔法」にあたる能力で テクニックポイントを消費して発動する。これらを得意とするのはニューマン系の種族である。詳しくは「テクニック」を参照。

[編集] トラップ攻撃

トラップはDC版Ver2では難易度アルティメットのみ、それ以降のGC、Xbox版では最初からアンドロイド系のキャラクターだけが使えるようになった特殊攻撃で、Ver1には存在しない。"テクニックが使えない代わり"の機能である。

トラップには「ダメージトラップ」「フリーズトラップ」「コンフューズトラップ」の3種類があり、一度の冒険で使える個数には限りがあるが 冒険途中にある回復ポイントに立ち寄るか 一度 街に戻ってメディカルセンターで回復すれば最大値までチャージされる。 また、自分のレベルが上がれば、トラップを持てる最大値があがって行く。これらは設置するとプレイヤーキャラクターの頭上に現れ、一定時間が経つか 自分、もしくは仲間がそのトラップを破壊すれば すぐに効果を発動させる事ができる。EXアタックやテクニックと違い、効果は100%発動するので重宝する。

これとは別にダンジョンに最初から設置してあるものも存在し、こちらは敵味方関係なく効果を及ぼすが、攻撃して破壊した場合には誰にも影響を及ぼさない。また至近距離に近づくまで隠れて目視できないようになっている。これを遠距離から見破るにはトラップを見破る効果を持ったアイテムを使用するか、そういう効果を持った装備品を身につけるかする必要がある。なお、アンドロイドにはその機能が標準搭載されているため、特に何もしなくても隠されているトラップを見破る事が出来る。

トラップとは名ばかりで、ゲームのシステム上、乱戦状態で相手の目の前に置く→即自分で攻撃して発動させる、というのが基本的な使い方である。特に「フリーズトラップ」と「コンフューズトラップ」の利用頻度は高く、アンドロイド系のキャラクターならば扱いこなせるようになるのは必須であると言える。また、混乱と凍結は同時にかからないため、パーティにアンドロイドが複数いる時はお互いの意思の疎通ができないとトラップが無駄になる可能性がある。

[編集] 状態異常

何らかの有害な物質を体の中に送り込まれた状態。徐々にHPが減っていく。アンティドート、ソルアトマイザー、アンティLv1以上で治療可能。アンドロイド系の職業には無効。麻痺と同時にはかからない。
感電
文字通り感電。痺れて移動とアイテム使用しか出来なくなる。ソルアトマイザー、アンティLv2以上で治療可能の他、時間経過でも治る。アイテムが無いと自力治療が出来ないが、放っておけばすぐ治るので、余程切羽詰った戦闘中になったりしない限り、さほど支障は無い。DC版ではアンドロイド系のみなった状態異常だが、以降のバージョンで生身の種族もなるように変更された。エネミーにかかった場合は凍結と同じ効果で、一定時間行動不能になる。エネミーの場合はマシン属性にのみ有効。ボスエネミーにはかからない。
麻痺
体が思うように動かない状態。麻痺毒や超音波、強烈な打撃など要因は様々であるが、状態異常としてはどれも同じで、移動とアイテムの使用しか出来なくなる。アンティパラライズ、ソルアトマイザー、アンティLv3以上で治療可能。性質上アンティでの自力治療が出来ず、時間経過で回復しないので、ソロプレイ時にこれにかかり、回復アイテムを持っていない場合シティまで戻る(テレパイプも無い場合歩いて引き返すハメに)事になる地味に嫌らしい状態異常。アンドロイド系の職業には無効。毒とは同時にかからないのでポイゾナスリリーから麻痺を受けた場合、わざと毒を食らってアンティをかける手もある。エネミーにかかった場合は凍結と同じ効果で一定時間行動不能になるが、時間経過で回復してしまう。ボス及びマシン属性のエネミーにはかからない。
混乱
目が回って真っ直ぐ歩けなくなる。ソルアトマイザー、アンティLv4以上で治療可能。時間経過でも治る。武器攻撃も見当外れの方向になるが、対象の位置を中心に発動するタイプと全方位攻撃タイプのテクニックは影響を受けずに攻撃出来る。凍結と同時にはかからない。また、エネミーにかかった場合は一定時間、一番近くにいる対象を敵味方関係なく攻撃する。エネミーの攻撃力が高いアルティメットでは混乱での同士討ちを狙うだけで難所を超えられる場合もあり、重宝する。ボスエネミーにはかからない。
スロー
動きが鈍くなった状態。移動や攻撃などほぼ全ての動作がゆっくりになってしまう。ソルアトマイザー、アンティLv5以上で治療可能。時間経過でも治る。
シフタ
攻撃力が上昇した状態。厳密には状態「異常」ではないのでアンティなどで治療されてしまう事は無い(ただし、メディカルセンターでは消されてしまう)。時間経過で元に戻る。より高レベルのジェルンをかけられる事で上書きされて消える。より高レベルのシフタでも上書き可能。また、若干ではあるが攻撃速度が上昇するという性質も持つ。
デバンド
防御力が上昇した状態。厳密には状態「異常」ではないのでアンティなどで治療されてしまう事は無い(ただし、メディカルセンターでは消されてしまう)。時間経過で元に戻る。また、より高レベルのザルアをかけられる事で上書きされて消える。より高レベルのデバンドもで上書き可能。シフタとデバンドはセットでかける事が多いため、シフタとデバンドをひとまとめにして「シフデバ」と呼ぶ場合がある。
ジェルン
攻撃力が低下した状態。ソルアトマイザー、アンティLv6以上、より高レベルのシフタによる上書きで治療可能。時間経過でも治る。
ザルア
防御力が低下した状態。ソルアトマイザー、アンティLv6以上、より高レベルのデバンドによる上書きで治療可能。時間経過でも治る。プレイヤーに対する異常としてかかる事は少ないが、プレイヤーがエネミーに対してかける場合はジェルンとザルアがセットである事が多いので、ひとまとめに「ジェルザル」「ジェザル」などと呼ばれる場合がある。
凍結
一切の行動が出来なくなる。アンティLv7でのみ治療可能、一定時間が経過しても回復し、コントローラーのアナログキーを振る(所謂レバガチャ)ことで回復までの待ち時間を大幅に短縮できる。この状態で攻撃を受けた場合、ダウンせず、自動防御も起きず、ダメージ後に無敵時間も発生しないため、複数のエネミーに取り囲まれた場合、一気に倒されてしまう可能性がある。混乱と同時にはかからない。また、ボスエネミー及びエピソード4で登場するドルフォン、ズーなど一部エネミーにはかからない。

[編集] デスペナルティ

ゲーム途中で死んでしまうとその場にとどまるか、パイオニア2へ戻るか選択を迫られ、パイオニア2へ戻った場合はメディカルセンター(病院)に戻される。ステージ内の進行状況はそのままであるため、死んだ場所まで歩いて戻れば続けてプレイが可能となっている。ネットワークモードならば、その場にとどまり続けてテクニックやアイテムで蘇生してもらえばその場で復活する事もできる。

ドリームキャスト版Ver1・Ver2・PC版
「装備していた武器をその場に落とす」「メセタを全額その場に落とす」「装備していたマグのシンクロ率が下がる」
武器を落とすという事は他プレイヤーが即座に拾える状態になるという事であるため、落とすのを狙ってわざと足を引っ張り、死んだところで武器を回収してゲームを終了させ、持ち逃げを図る者が散見され、またバグを利用した技によって直接他プレイヤーを攻撃し文字通りの強奪をする者まで現れたため、後に修正される事になる。
GC版(Ver1.0、Ver1.1、Plus) Xbox版
詳細は「ファンタシースターオンライン エピソード1&2#デスペナルティー」を参照。
Blue Burst
詳細は「ファンタシースターオンライン ブルーバースト#デスペナルティー」を参照。

[編集] BGM

PSOにも他のゲーム同様にBGMが流れているが、本作では一つのミュージックデータに複数のループポイントが設定されており、エネミーとエンカウント(近寄ったり、攻撃を受けたり)するとシームレスに戦闘用にアレンジされたBGMに切り替わるという特徴を持つ。この「戦闘中にBGMが変化する」というのはファンタシースター3の時点で存在した演出で、それを踏襲したものである。

[編集] ビジュアルロビー

オンラインモードのサーバー(PSOではSHIP、船と呼ぶ)に接続すると最初に降り立つ場所はパイオニア2の街中ではなく、ビジュアル・ロビーに転送される。このビジュアルロビーはバージョンによって異なるが、一度に数十人のプレイヤーが混在することができ、プレイヤーが満員だった場合は同じサーバーの別の階層に転送される。また、階層ごとにロビーのグラフィックと形状は微妙に異なる。

[編集] 季節別ロビー

GC版以降、季節によってビジュアル・ロビーの装飾が変更されるようになった。装飾の内容や装飾の続く期間はバージョンや年度ごとに若干違う。また、ネットワークモードに接続している場合のみ、パイオニア2のシティ(ビジュアルロビーではなく、冒険エリアに突入するための準備用エリア)にも雪だるまといった装飾がされる。

  • お正月…平均1月1日~正月飾りがされる。
  • バレンタイン…平均1月29日~バレンタインの装飾がされる。
  • ホワイトデー…平均3月8日~ホワイトデーの装飾がされる。
  • 春装飾…平均3月22日~ビジュアルロビーに桜の木が植えられ、花びらが舞う。
  • 紅白装飾…平均3月29日~桜に加え、紅白の垂れ幕が下がる。
  • イースター…平均4月5日~聖誕祭仕様。色つき卵が装飾される。
  • ウェディング…平均6月7日~ロビーの音楽が変わり、装飾がされる。
  • 紅葉…平均9月27日~ビジュアルロビーが紅葉装飾される。
  • ハロウィン…平均10月11日~ハロウィン装飾がされ、音楽が変わる。
  • クリスマス…平均12月1日~クリスマスツリーや雪だるまが装飾され、音楽が変わる。

DC版では、パイオニア2のシティにオブジェが現れるだけとなっている。

[編集] ゴーゴーボール

一部の階層にはボールが出現してサッカーをプレイできるサッカーロビーが存在する(Ver2以降)。このサッカーロビーは厳密に決められたルールの元に稼動しているわけではなく、単に玉(プレイヤーが触れる事で蹴って転がせる)とゴール(玉を重ねるとスコアが加算されるポイント)が設置されているだけであり、どのように遊んでも基本的に自由である。玉には数種類のパターンがあり、形状によって飛距離が異なる。また、しばらく蹴らないでほうっておくか、一定時間がたつとマップの中心にリセットされる。しかしゲームシステムの仕様上、ボールやプレイヤーの位置などに同期ズレが発生しやすく、多少遊びにくい。

[編集] 武器の種類

詳細は「ファンタシースターオンラインのアイテム一覧」を参照

[編集] 防具とスロット

詳細は「ファンタシースターオンラインのアイテム一覧#防具とスロット」を参照

[編集] 属性とエレメント

詳細は「ファンタシースターオンラインのアイテム一覧#属性とエレメント」を参照

[編集] テクニック

詳細は「ファンタシースターオンラインのテクニック一覧」を参照

[編集] ゲームモード

オンラインモードでは通常の冒険のほかに、いくつかのゲームモードが存在する。 なお、バトルモードとチャレンジモードは通常冒険とは別のオリジナルマップで行われ、マップ中で手に入れたアイテムは基本的に手元に残らない。

[編集] 通常冒険

通常同様ゲームをプレイする基本モード。同じ難易度の同じエリアでも、オンラインでは複数人による協力プレイが前提となっているため、オフラインよりもエネミーが多少強化されている。また、オンラインでは「複数人が同時に踏まないと作動しないスイッチ」が登場するため、洞窟と遺跡については一人で最後まで攻略できなくなっている。

[編集] バトルモード

Ver2以降に導入された、他のプレイヤーと戦うことのできるゲームモード。現在のレベルやアイテムを持ち越して戦うモードや、全員特定のレベルまで一時的に戻って同じ敷布で戦うモードがあり、互いに当たり判定がある状態でラグオルを冒険する事もできる。

単純なバトルのほか、マップ中に落ちているお金を拾って、もっとも所持金額の多い者が勝つなど ルールも多様である。

[編集] チャレンジモード

Ver2以降に導入されたモードで、全員が限られたレベル、装備、アイテムで出された課題をクリアーするゲームモード。誰かが一度でも死ぬとその場でゲーム終了になり、また、ゲームバランスや謎解きなど、通常冒険とは大きく異なる。 クリア時のタイムでランクが変わり、すべてのマップを一定以上のランクにすると専用のレアアイテムがもらえる。また、タイム制度という特徴と最速スコアも記録されるようになっていたことから、より短い時間でクリアを目指す"タイムアタック"も盛んに行われていた。後継作品である「ファンタシースターユニバース」では素の状態でこのチャレンジモードに近いルール設定がされている。 また、チャレンジモードのステージを一つでもクリアするとビジュアルロビー中、名前が表示される部分に専用の称号が表示されるようになる。この称号はクリアーしたステージの数によって変化するため、もしも自分と同じ称号のプレイヤーがいれば、それは自分と同じステージまでしか到達していないプレイヤーであると言える。

[編集] チャレンジモードで手に入るアイテム

チャレンジモードで最高のSランクをすべてのステージで出すと、刃の部分が金色の通常グラフィックの武器、通称「S武器」がもらえるようになっている。また、S武器は「プレイヤーが自由につけられる名前+武器名」となっており、たとえば名前を「PSO」にし、ソード系の武器(SWORD)を選んだ場合は「PSO SWORD」となる。

また、S武器は一部のオンラインモード用クエスト中で条件を満たせば用意された中で好きなエクストラアタックを一つだけセットすることもでき(武器の種類によってセットできるエクストラアタックは異なり、エレメントの種類によって付加条件も異なる。又アンドロイドは精神・TPに関連したエレメントをセットすることは出来ず、セットした武器を装備する事も出来ない)、ある意味で完全オリジナルの自分専用武器を作ることが可能である。 基本的には、金色のフォトンの付いた汎用武器のグラフィックなのだが、一部にはレア武器のグラフィックもある。見た目が通常クエストで入手できる武器と同じでも、職業制限が異なる場合があるので注意が必要である。

オフラインチャレンジでは、景品としてランクに応じて防具が貰える。EP1では盾、EP2ではリングとなっている。

[編集] 特殊防具「マグ」

詳細は「ファンタシースターオンラインのアイテム一覧#特殊防具「マグ」」を参照

[編集] ストーリー


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


[編集] エピソード1

物語は母星の衰退により外の惑星へと人類を移住させる「パイオニア計画」が発端となって始まる。

人口増加や環境破壊により母星「コーラル」の寿命を感じた人類はパイオニア計画を発案、外惑星探査機が「惑星ラグオル」を偶然発見した事により計画は実行に移される。「コーラル10カ国同盟」が主導となり移民計画が立てられ、クルーに軍人や技術者を中心として構成された大型宇宙船「パイオニア1」が出発。その数年後、一般移民用の宇宙船「パイオニア2」がラグオルの衛星軌道上に到着し、パイオニア1(セントラルドーム)との通信回線を開こうとした瞬間、セントラルドーム付近に謎の爆発が起き(後にブルーバーストと呼ばれる)通信が途絶えてしまう。「未知の惑星に臨む」というスタンスで十分な装備を持っていったパイオニア1と違って、純粋な移民を主目的にしていたパイオニア2は軍人の搭乗数が少なかった為、独力でこの問題の調査に乗り出すことが不可能であると判断し、民間の傭兵的存在"ハンターズ"たちが爆発の原因究明と生存者の発見のために雇われる事となる。

依頼を受けハンターズが降り立ったラグオルの地表はセントラルドーム近郊で、既にテラフォーミングが施されコーラルに似た環境になっていたが、パイオニア1に同行した軍の物と思われる機材等が所々に散乱しており、その原因であろう凶暴化した原生動物に襲われる。原生動物を退けセントラルドームにたどり着いたハンターズは、その地下で伝説上のドラゴンに酷似した巨大生物と遭遇。 セントラルドーム地下からさらに伸びる洞窟に足を踏み入れたハンターズは、その中で異形とも言える生物を目にする。地上の原生動物の面影をどこか残しつつ、同時にあり得ない進化を遂げたような外観の生物の犇く先の地下水脈で、その元凶と対峙する。

地下水脈に乗って偶然流れ着いた先に、何らかの工場のような施設を発見する。明らかに人の手によって作られたものでありながら、パイオニア1の記録には一切残っていないそこにはパイオニア1に搭載されていたロボットが徘徊し、単なる作業用ではなく戦闘も行えるよう改造が施されていた。誰の手によって改造されたのか、パイオニア1との関連はあるのかを調査するため、ハンターズは襲いかかってくるロボット群を撃破しながら、施設最奥部のコントロールルームを目指す。

コントロールルームのさらに奥は一転してまがまがしい模様の壁や床と扉が存在していた。「遺跡」と呼ばれるその中には地上と同じパイオニア1の軍の機材が散乱し、同時に様々な真実が明らかになる。地上や洞窟にあったモニュメントはパイオニア1の手によって建造されたものでは無い事、坑道の存在を初めとした極秘の計画が別途進行中だった事、そしてパイオニア1の搭乗者であり高名なハンターズの1人でもあるリコ・タイレルの行方――。倒しても倒しても無限に湧き出てくる不可解な生物を退け、「遺跡」の最奥部でハンターズが見たものとは…

[編集] エピソード2

ファンタシースターオンライン エピソード1&2#ストーリーを参照。

[編集] エピソード3

ファンタシースターオンライン エピソード3 カードレボリューションを参照。

[編集] エピソード4

ファンタシースターオンライン ブルーバーストを参照。

[編集] 主な登場人物

詳細は「ファンタシースターオンラインの登場人物」を参照

[編集] エネミー

詳細は「ファンタシースターオンラインのエネミー一覧」を参照

[編集] 用語

フォトン
新しく発見された、非常に高いエネルギーを持つ粒子。そのままでもエネルギー源として有用であるが、収束させることで物理的な影響力を持たせる事が可能であり、結晶化させることも出来る。
空間に存在する未知のエネルギーをフォトンジェネレータによって1つのエネルギー粒子に変換することによって得られ、その性質上無限に近いエネルギーを得られる。本星では行き詰まりかけていたエネルギー問題を一挙に解決する画期的な新技術だったが、「エネルギーとして利用する技術」だけが先んじて発見・発展してしまったため、更なる新技術の開発で国家が競争する構図を生み出す原因ともなった。
最初期は特定の鉱石をフォトンジェネレータの触媒として使用していたが、次第にもっと効率が良く扱いやすいジェネレータが開発されて行き、今では鉱石を使用したフォトンジェネレータは伝統工芸として僅かに残すのみとなった。なお、ラグオルにもフォトンジェネレータの触媒に適した鉱石が存在するようである。
パイオニア1・パイオニア2
人間を未開の自然豊かな異星に移住させる「パイオニア計画」のため建造された超大規模の宇宙船とその艦隊で、パイオニア1には先住者の可能性を考慮し軍人と武器が豊富に搭載され、また環境開発のための技術者が多数搭乗していたとされており、これらを考慮すればゲーム中ラグオル地表で豊富に手に入る武器やアイテムはパイオニア1の人々が残したものと考える事ができる。
一方でパイオニア2には一般民間人が多数搭乗しているものの、軍人がほとんどおらず、戦力に関しては慢性的な人手不足である。
ブルーバースト
エピソード1のパイオニア2着陸直前に発生した大爆発に対して、後に名づけられた。衛星軌道上からでも確認できるほどの大爆発だったにも関わらず、地形や建造物に一切の被害が見られない事から、その詳細は一切不明。オープニングムービーでは爆発の瞬間、半透明なダークファルスの姿が見える。
D因子
フォトン技術における国家競争が激しくなっていた頃に飛来した隕石から発見された因子。高いエネルギーを保持する粒子であり、フォトンと非常に良く似た性質を持っている。が、フォトンと決定的に違う点として、それ自身が意思を持っているかのように、他の生命体に対して侵食・融合を行うという点である。因子自身が融合することによって侵食をするのは生命体だけであるが、非生命体であるコンピューター等に対しても何らかの影響力を持つようである。
D細胞
D型寄生細胞とも呼ぶ。D因子によって侵食された生物細胞の事。マグは、これを核にして作られている。飛来した隕石より発見されたD因子は絶対量が少なく、マグ等の「パーツ」になるような細胞しか作られなかったが、人間などのある程度の大きさを持った生物を侵食しつくしたりすればD因子の意思によって生命体が活動し始める。その生命活動は極めて特殊であり、ヒースクリフ・フロウウェンをして「奴らは死という概念自体がない」と言わしめるほど強靭な生命力を持つようである。
エモーショナルAI
D因子の働きを制御する事を目的として開発されたシステム。
MOTHER計画
D因子の飛来に始まり、D因子の解明からその技術利用を目的とした一連の計画。オスト博士とモンタギュー博士が先頭に立って推し進められてきたが、二人が目指す方向性が一致せず、パイオニア1の出発を機に計画が分裂する。
オスト博士はD細胞を利用した新生物の創造を目指し、その過程でデ・ロル・レを生み出し、ガル=ダ=バル島の施設では同じく超高性能AIオル・ガとD細胞の融合を果たし、プロトファルスを倒した際、D因子による「生きた傷」に侵されたフロウウェンの体を媒介に新たな侵食遺伝子を生み出すに至る。
モンタギュー博士はD因子の動きを制御するシステムの開発を目指し、エモーショナルAIを完成。試作機が製作されたところで軍の介入がありモンタギュー博士が失踪したため、頓挫している。

[編集] 受賞歴

他、計16個の受賞。

[編集] 備考

  • 家庭用初のブロードバンド対応ゲームでもある。ただしDCはアナログモデムが標準であり、プレイヤーの大多数もその環境で遊んでいた。それほど通信基盤が整っていない時代の作品にも関わらず、最盛期にはDC版のみで同時接続者2万6000人(国内)、登録者数30万人(国内外)ものユーザーを集めた。PCゲームを含め、当時のトップクラスである。
  • 後発の作品にも大きな影響を与え、ゲームシステムを模倣した作品が多く生まれた。モンスターハンターのスタッフもこのゲームを参考にしたと発言している。
  • それまで、大規模なアップデートが期待出来ないMO型ネットワークゲームは、規模と商売上の問題から、無料提供が主流だった。しかしDC版PSOでは、他のDCソフトでも行われていた月額サービス路線から、月400円の課金を行っていたが、この作品の成功により、以後のネットワークRPGでも料金を徴収するゲームが増えた。これを本作の功罪とする声もあるが、ビジネスモデルとして月額課金を成り立たせたことは、パッケージ売り切りではなく、長期運営による利益が計算可能ともなり、またASCII24の開発者インタビューでは、PSOは相当なパケットが流れる事による回線使用費を主要因としているため、HDD搭載によるアップデート有無のみで語れるわけでは無いようだ[1]
  • GC、Xbox版発売の時点で他機種混在でのオンラインプレイも予定されていたが、チートの多さにその案は見送られた。
  • 上記の理由や当時の風潮もあってか、アイテムのRMT取引はごく初期を除いてあまり活発ではなかった。
  • DC版Ver.1を極めたユーザーに再度刺激を与えるために、DC版Ver.2のアルティメットのバランスは極めて凶悪に設定されており、アルティメットで発掘した武器でなければ、ほぼ通用しない。通用しない理由の大半が「命中力が足りなくて当たらない」だった。加えて、エネミーの防御力が跳ね上がるため、シフタ・デバンド・ザルア・ジェルン等の補助テクニックをフルに活用しなければダメージを与えるのも困難となっている(特にアンドロイドのソロプレイは絶望的)。もっとも、この極端なまでの難易度差は単なるバランス調整失敗との批判の的になることが多いが、「やる事がなくなった人のための、"挑む"難易度」と発売前から語られていた通りのもので、これがゲーム最終段階のバランスであるとすれば、それも考慮の上であるかも知れない。
  • 以降の機種で緩和されたものの、ベリーハードまで非常に良好なゲームバランスであるのに、アルティメットで落差がある(敵の回避力が高いため、ハンターなどは高いヒット属性の武器がなければ通用しない)ことは継承された。基本的には、武器の能力以前にヒット属性が無ければ始まらないため、本来、ショップ販売品などから、ベリーハードまでで発掘される初期レア武器に切り替えて戦うべきなのだが、低い難易度で発見されたレア武器は補正ボーナスの発生率が低い上に補正数値も低いため、結局、高ヒット属性のチャージ系など、特定のショップ武器が役に立つという逆転現象が起き、アルティメットランクのレアが出るまでやりくりを強いられる形になってしまっている。
  • そうした事情のため、DC版では、マグやキャラクター能力を好みに育てても問題なかったが、GC版以降はある程度一貫した育て方でないと、アルティメットモードで苦戦する可能性が高い。特に攻撃力のあるフォースであるはずのフォーマーは命中の成長限界が極端に低く、アルティメットでは高ヒット属性なくして、牽制すらままならない。またテクニックは確実にHITするが、テク自体、打撃の連続攻撃と比較にならないほど威力が乏しいため、フォース系は、アルティメットオンラインでは味方強化と敵弱体化、回復に徹し、他の職業が殴るという役割分担が常套となる。
  • 当然のことながら、この命中率バランスはNPCにも適用されるので、アルティメットにおけるNPCは、ほぼお荷物。
  • 非推奨、および利用規約では禁止されているが エミュレーターサーバーに接続すれば、サービスを終了した機種でもオンラインプレイをすることが可能である。ただし、そういった非公式のサーバーに接続するには特殊な改造が必要な場合がほとんど(設定を変更するだけで済む場合もある。)で、なにか問題が発生しても誰にも苦情は言えないし、正式なサーバーとは若干挙動が違うなど、接続する場合はあくまで自己責任である[2]

[編集] オンラインサービスが廃止されたタイトル

2004年1月1日をもって、以下のタイトルはオンラインサービス廃止となった。

  • Windows版「PHANTASY STAR ONLINE」

2007年4月1日をもって、以下のタイトルのオンラインサービスが廃止された。

  • ドリームキャスト版「PHANTASY STAR ONLINE」
  • ドリームキャスト版「PHANTASY STAR ONLINE ver.2」
  • ゲームキューブ版「PHANTASY STAR ONLINE EPISODE I&II (Ver1.1)」
  • ゲームキューブ版「PHANTASY STAR ONLINE EPISODE I&II Plus」
  • ゲームキューブ版「PHANTASY STAR ONLINE EPISODE III C.A.R.D. Revolution」

2008年1月31日をもって、以下のタイトルのオンラインサービスが廃止された。

  • (初代)X-BOX版「PHANTASY STAR ONLINE EPISODE I&II」

[編集] 関連する有名人

多数の著名人がPSOをプレイしていると公言していた。下記はその一部。

  • 永野護 - 本作を「バーチャファイター2と並ぶ傑作だ」と評価。DC初期からのユーザーで、PSOにおける最も有名な廃人。Ver.2では永野氏デザインの武器が登場。各プラットフォーム毎にFSSロビーと呼ばれる永野ファンが集うロビーがある。DC版Ver2発売において、自信満々でアルティメットに乗り込み、コテンパンにされて平謝りする日記を公開していた。
  • 田中理恵 - 20時間連続プレイの経験有り。そのことで見吉ディレクターと意気投合。見事、オーディションで次作PSUヒロインの声優に選ばれる。PSO発売5周年を迎うイベントであるPSO5周年記念大感謝祭では、ストリーミング番組「ゲストとPSO BB!」に出演し、PSOBBをプレイする様子を披露した。

以下はその他にもプレイしていた著名ユーザー。

[編集] 脚注

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  1. ^ 参考アドレス ASCII24 国産オンラインゲームの先行者「PHANTASY STAR ONLINE」成功を支えたバックエンド(後編)[1]
  2. ^ 参考アドレス[2]
  3. ^ 2009年2月26日電撃PlayStation Vol.442、DENGEKI COLUMNS「ターゲット・ロックオン!!」より。

[編集] 外部リンク