nProtect
nProtect(エヌ・プロテクト)は韓国のインカインターネットが開発した、Webベースのウイルスやクラッキングを防御するソフトウェアの製品群である。通称nProなど。日本国内での販売とサポートは、GameGuardがテクノブラッド、その他の製品についてはネットムーブが行っている。
目次 |
[編集] nProtect Netizen
導入企業のホームページから無料でダウンロード・使用が可能で、導入企業指定のホームページを閲覧すると起動し、閲覧を終了すると自動的に終了するソフトウェア。 起動中はウィルス・スパイウェア・ワームなどをブロックする。主に銀行・カード会社系に採用されている。
- 主要機能
- RTD
- KeyCrypt
- AntiWorm
- PersonalFireWall
- PhishingBlock
- 他社セキュリティ対策ソフトとの共存
[編集] nProtect Personal
銀行・カード会社などで、HPを通じインスタントなセキュリティ機能を実現した個人ユーザー向けウィルス対策ソフト。月額決済制度を採用し、更新料金が無い事が特徴。
- 主要機能
- AntiVirus
- RTD
- Scanner
- KeyCrypt
- AntiWorm
- PersonalFireWall
- PhishingBlock
[編集] nProtect GameGuard
オンラインゲームが爆発的に普及するにつれ、外部不正ツールの使用、ゲーム内のアイテムを盗むといった“クラッキング”や“チート”行為が増加したため、これら不正行為の監視及び防御を行う不正対策ルートキット。 日本及び韓国が開発したオンラインゲームを中心にnProtect GameGuardが導入されている。
[編集] nProtect GameGuardの機能
nProtect GameGuardは以下の様な機能を備えている。
- コンピューターリソースへのアクセス権限の変更
- コードパターンによる外部ツールの検出
- オートマウス及びマクロツールのブロック
- ゲームクライアントの不正なアクセス操作遮断
- パケット、クライアントの暗号化
- CPU占有率の最適化
- クライアント環境のリアルタイム監視
また、「オンラインゲームユーザ ハッキング通報センター」というホームページが設けられており、不正ツールに関する情報を送ることができる。
オンラインゲームとクライアントPCとGameGuardとの三者間には相性があり、2007年7月26日にGameGuardが導入されたネクソンのMMORPGであるテイルズウィーバーでは、GameGuardによる不具合が多発し、オペレーティングシステムが破壊されるなど極めて深刻なものから、ユーザーがゲームにログイン出来なくなる等の障害も発生した(現在はHackShieldに変更している)。同じネクソン製のMMORPGマビノギでは、GameGuardを導入したものの、不具合が多発したため導入後3日で撤廃、代わってHackShieldを導入する予定であるとの告知が出されたが導入時期は不明である。これと同様の障害は、セガのMORPGであるファンタシースターユニバースや、カプコンのMOACTであるモンスターハンター フロンティア オンライン[1]等でも発生している。また、Gamepotのスカッとゴルフ パンヤでは、ゲーム起動中にWindows7のスタートメニューが開けなくなるという不具合があり、現在も改善されていない。
[編集] GameGuardが導入されている主な例
GameGuardは世界16ヶ国、約120種類のゲームに導入されている。日本国内でサービス中のゲームの中で、導入している代表的なタイトルは以下のとおり(五十音順)。
- 斜字はサービス終了のゲーム
- アークロード
- Alliance of Valiant Arms
- ELSWORD
- ガンストライク
- キノスワールド
- 巨商伝
- クロスファイア
- サドンアタック
- シールオンライン
- シルクロードオンライン
- スカッとゴルフ パンヤ
- SPECIAL FORCE
- 真・三國無双Online
- 新天上牌
- スプラッシュ! ゴルフ
- タワー オブ アイオン
- 天地大乱
- トリックスター
- ドリフトシティ
- ドルアーガの塔 The Recovery of BABYLIM
- ファンタシースターオンライン ブルーバースト
- ファンタシースターユニバース
- Prius Online
- meet-me
- 桃色大戦ぱいろん
- モンスターハンター フロンティア オンライン
- 野菜村
- ラグナロクオンライン
- LUNA twinkle!
- RED STONE
- リネージュ
- リネージュII
- Level-R
[編集] 問題点
- オンラインゲームとクライアントPCとGameGuardとの三者間の相性の問題は先述したとおりであるが、これに加えて一部のアンチウイルスソフトはGameGuardを悪意のあるソフトウェアと認識してゲームの起動を妨げる例もある。
- GameGuardを導入しているさまざまなゲームにおいてBOTの存在やプレイヤーの操作の自動補正ツールの存在が確認されている。非常に多くのゲームで使われているシステムであるため、おのずとそれを破る研究も発展するのは否めない。
- Google Chromeのようなマルチプロセスのソフトは、GameGuardが起動している間プロセス間通信が行えず正常動作できない。
- アクセス権を変更するルートキットという性質上、攻撃に悪用される可能性がある。
[編集] nProtect GameGuard排除の動き
ゲームヤロウのMMORPG『ノーステイル』、ゲームポットの『CABAL ONLINE』(2008年8月に撤廃)、NEXONの『テイルズウィーバー』(2009年3月18日)のように、nProtect GameGuardを一旦導入したものの不具合の多さから導入を取りやめるネットゲームも出てきている。ただし、諸般の理由により一旦撤廃したが再度導入されたゲームも存在する。
nProtect GameGuardはアンインストール後も完全に削除されない可能性があり、相性によるトラブルが発生している環境で深刻な問題となる場合があるため、一部ではnProtect GameGuardのアンインストーラー(gguninst.exe)を別途配布している事がある。また、アンインストーラーとゲームのアンインストールを実行しただけでは、サービスに残ることがあり、手動で削除する必要がある。ただし、nProtect GameGuard導入タイトルがインストールされたままnProtect GameGuardを削除した場合、ゲーム起動時に再インストールされてしまうので注意が必要である。他方で、このアンインストーラー(gguninst.exe)自体もまたアンチウイルスソフトからは「トロイの木馬」の一種として検出の対象にされており、パソコンで動作させることができないため、nProtect GameGuardのアンインストールが不可能である事も多い。
[編集] 脚注
- ^ “nProtect GameGuardバージョン変更のお知らせ”. ダレット (2007年8月17日). 2011年2月22日閲覧。
なお、このリリースは掲載当初と一部内容が異なっている。