バンディクート目

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バンディクート目
ミミナガバンディクート
ミミナガバンディクート Macrotis lagotis
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: バンディクート目
Peramelemorphia
Ameghino, 1889
  • バンディクート科
  • ミミナガバンディクート科

バンディクート目(バンディクートもく、Peramelemorphia)は、動物界脊索動物門哺乳綱に属する有袋類の目。

分布[編集]

インドネシア東部、オーストラリアパプアニューギニア

形態[編集]

最大種はジャイアントバンディクートで体長39-56cm。最大体重7.4kg。体形は頑丈。頭部は細長い。頸部は短い。

多くの種は耳介が短い。歯列は多くの種で門歯が上顎10本、下顎6本、犬歯が上下2本ずつ、小臼歯が上下6本ずつ、大臼歯が上下8本ずつの計48本の歯を持つ。前肢は短く、後肢は頑丈。前肢の3本の指には頑丈な平爪があり、土を掘るのに適している。

育児嚢は後方へ開口する。漿尿膜胎盤が形成される。

進化[編集]

バンディクート目の有袋類における位置づけについては統一した見解は得られていない。近年の分子系統学的手法によってもいまだ結論は出ていないが、他の有袋類のグループからはかなりの遠縁だと強く示唆する研究結果が得られている。

分類[編集]

ミミナガバンディクート科をバンディクート科に含める説もある。

バンディクート科 Peramelidae

ミミナガバンディクート科 Thylacomyidae

絶滅種[編集]

生態[編集]

熱帯雨林砂漠など、様々な環境に生息する。

食性は雑食で、昆虫、植物の根、種子などを食べる。前肢で地面を掘り、吻端を地中に差し入れて採食を行う。

繁殖形態は胎生。妊娠期間は哺乳綱でも短く、12日で出産する種もいる。1回に1-7頭(主に2-4頭)の幼獣を産む。

人間との関係[編集]

開発による生息地の破壊、人為的に移入された動物による捕食や競合などにより生息数が減少している種もいる。

参考文献[編集]

  • 今泉吉典監修 D.W.マクドナルド編 『動物大百科6 有袋類ほか』、平凡社1986年、122-125、174頁。
  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ7 オーストラリア、ニューギニア』、講談社2000年、40-41、136-137頁。

関連項目[編集]