チロエオポッサム

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チロエオポッサム
チロエオポッサム
チロエオポッサム Dromiciops gliroides
保全状況評価[a 1]
NEAR THREATENED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 NT.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: ミクロビオテリウム目
Microbiotheria
: ミクロビオテリウム科
Microbiotheriidae
: チロエオポッサム属
Dromiciops
: チロエオポッサム D. gliroides
学名
Dromiciops gliroides Thomas, 1894
和名
チロエオポッサム
英名
Chiloe opossum

チロエオポッサムDromiciops gliroides)は、哺乳綱ミクロビオテリウム目ミクロビオテリウム科に分類される有袋類。

分布[編集]

チリ中部から南部[1][2]固有種

形態[編集]

体長8-13センチメートル[1]。尾長9-13.5センチメートル[1]。全身は短い体毛で密に覆われる。背面の毛衣は明褐色や灰褐色で、灰色の斑点が入る[1]。腹面の毛衣は淡黄褐色。尾は太く、脂肪を蓄積させることができる[1][2]

眼の周囲は輪状に黒い[1]。耳介は小型で丸みを帯びる。

メスには小型の育児嚢があり、その中に4つの乳頭がある。

分類[編集]

ミクロビオテリウム目では唯一の現生種とされる[1]

生態[編集]

湿度の高い森林に生息する[2]樹上棲[2]夜行性[1]樹洞、倒木や木の根元などに、木の葉で直径約20センチメートルの球形の巣を作る[1]。冬季になると冬眠する[1]

昆虫などを食べると考えられている[1]。飼育下では植物質を食べた例もある[1]

繁殖形態は胎生。1回に2-4頭の幼獣を産む[1][2]。幼獣は母親の育児嚢で生活する。生後2年で性成熟する。

人間との関係[編集]

生息地では不吉な動物とみなされることもある。

参考文献[編集]

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ3 中央・南アメリカ』、講談社2001年、140頁。
  2. ^ a b c d e 『週刊朝日百科 動物たちの地球 37 哺乳類I 1 カモノハシ・オポッサムほか』、朝日新聞社、1992年、27-28頁。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  1. ^ The IUCN Red List of Threatened Species
    • Diaz M. & Teta, P. 2008. Dromiciops gliroides. In: IUCN 2013. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2013.1.