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『ハヤブサ』は、日本のロックバンド・スピッツの通算9作目のオリジナルアルバム。2000年7月26日にユニバーサルミュージックより発売。レーベルはポリドール。初回盤のみスリーブケース仕様。
[編集] 概要
- プロデューサーに石田小吉(現石田ショーキチ)、エンジニアに寺田康彦(両者とも元SCUDELIA ELECTROのメンバー)を迎え、『Crispy!』から『フェイクファー』まで続いたポップな内容からはやや異なる面を見せ、スピッツのロックバンドとしての面を強調した作風になっている。
- 前作『フェイクファー』をリリースした1998年頃から世間のイメージと自分達の目指すロックバンドとしての方向性との矛盾にメンバーは悩み、草野いわく一時は解散・引退すら考えていたという。このため、本作ではいったんロックバンドとして自分達のやりたいことをやろうとしたものであると、メンバーはインタビューで語っている。
- レコーディングは全て日本で行われたが、一部の楽曲のミキシングと、マスタリング作業はアメリカで行われた。アメリカでのミキシングエンジニアはジム・スコット。マスタリングエンジニアは、これ以降のスピッツの作品にはかかせない存在となったスティーヴン・マーカッセンである。
[編集] 収録曲
- 今 (1:56)
作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:スピッツ & 石田小吉
- 曲中のバックコーラスはベースの田村が担当している。
- 放浪カモメはどこまでも album mix (3:02)
作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:スピッツ & 石田小吉
- 『メモリーズ』との両A面でリリースされた22ndシングル。本作ではジム・スコットによるリミックスバージョンとなる。
- いろは (2:59)
作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:スピッツ & 石田小吉
- 打ち込みのビートで始まるロックナンバー。石田と共同で草野もプログラミングを行なっている。仮タイトルは「ピュンピュン」。
- さらばユニヴァース (3:59)
作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:スピッツ & 石田小吉
- 仮タイトルは「指輪・宇宙」。サビでは韻を踏んでいる。ツアーパンフレットに黒田硫黄による同名の漫画が載っている。
- 甘い手 (6:24)
作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:スピッツ & 石田小吉
- 6分を超える曲。間奏部分に挿入されている男女の会話は、草野が見て感動したというソビエト映画「誓いの休暇」の一部。
- Holiday (3:21)
作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:スピッツ、石田小吉 & クジヒロコ
- メンバー曰く「ストーカーソング」。
- 8823 (4:15)
作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:スピッツ & 石田小吉
- タイトルは「ハヤブサ」と読む。ポリスを意識した曲。「君を不幸にできるのは宇宙でただ一人だけ」というフレーズが話題になった。椎名林檎も自身のライブで演奏したことがある。黒沼健原作の特撮ヒーロー番組『海底人8823』が元ネタだと渋谷陽一に指摘されたが、草野自身は自分が好きな西岸良平のマンガに登場するキャラクターから連想した。「ASIAN KUNG-FU GENERATION presents NANO-MUGEN COMPILATION 2009」にも収録。
- 宇宙虫 (2:37)
作曲:三輪徹也
- インストゥルメンタル。この曲のみプロデュースがSCUDELIA ELECTRO名義となっている。
- ハートが帰らない (4:13)
作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:スピッツ & 石田小吉
- 以前草野が歌詞を提供したことのある歌手、五島良子とのデュエット。最初、草野と五島は別々に歌をレコーディングしたが、五島が「わかりにくい」と言ったため二人同時にレコーディングし直した。
- ホタル (3:42)
作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:スピッツ & 石田小吉
- 21stシングル。
- メモリーズ・カスタム (3:17)
作詞:草野正宗 / 作曲:草野正宗、石田小吉 / 編曲:スピッツ & 石田小吉
- 『放浪カモメはどこまでも』との両A面でリリースされた22ndシングルに、石田小吉作曲による大サビと新しい歌詞を加え、再アレンジしたもの。ライブの盛り上げ曲。
- 俺の赤い星 (3:49)
作詞:草野正宗 / 作曲:田村明浩 / 編曲:スピッツ & 石田小吉
- 歌詞の内容は自虐的。全て英語の歌詞にするという案があった。
- ジュテーム? (3:14)
作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:スピッツ、石田小吉 & 甘健民
- 草野の弾き語りと甘健民の胡弓によるシンプルな曲。仮タイトルは「アカネ」(この仮タイトルは、次曲のタイトルに採用)。歌詞にカレーが出て来るのは遠藤賢司の「カレーライス」へのリスペクト。
- アカネ (3:53)
作詞・作曲:草野正宗 / 編曲:スピッツ & 石田小吉
- 仮タイトルは「こはる」。始めは「放浪カモメはどこまでも」「いろは」「8823」と共にアメリカでミックスダウンされたが、これは帰国後に再ミックスした音源。アメリカでのミックス音源はアナログ盤に収録。
[編集] アナログ盤『8823』
- 同時発売されたアナログ盤は、タイトルが『8823』(はやぶさ)となり、表ジャケットはCDの歌詞カード(モデルの少年の後ろからのアングル)と同じものが使用されている。
- CD収録音源とは別マスターを使用。アナログ盤は日本でマスタリングしたものをカッティングしている。また、「放浪カモメはどこまでも」「ホタル」「メモリーズ・カスタム」の3曲が未収録で、曲順はCD盤と逆になっている、また、「いろは」「宇宙虫」「アカネ」が別ミックスとなる(「宇宙虫」は打ち込みのベースが入るところがCDと異なっている程度)。
- 本秀康によるオリジナルコミックを収録。
- Side A
- アカネ(JimさんのMix)
- ジュテーム?
- 俺の赤い星
- ハートが帰らない
- 宇宙虫(Kaiser Knuckle Version)
- 8823
- Side B
- Holiday
- 甘い手
- さらばユニヴァース
- いろは(JimさんのGas Panic)
- 今