ストラスブール駅

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ストラスブール駅
駅正面
Gare de Strasbourg-Ville
所在地 20, place de la Gare
67000 Strasbourg
所属事業者 フランス国鉄
所属路線 ノワシー=ル=セック - ストラスブール線
ストラスブール - サン=ルイ線
ストラスブール - サン=ディエ線
ストラスブール - ローテルブール線
ストラスブール - ストラスブール・ポール・デュ・ラン線
ホーム 33線
開業年月日 1883年8月15日
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ストラスブール駅(ストラスブールえき、フランス語: Gare de Strasbourg-Ville)は、フランスグランテスト地域圏アルザス欧州自治体(バ=ラン県ストラスブール市街地そばに位置するである。

通称、中央駅(gare centrale)。

1883年、旧ストラスブール駅に代わって、ドイツ帝国支配下のもと開業。乗り入れる5路線の内、1路線は国際路線である。フランス国鉄の駅であり、地域列車、国内列車のみならず、国際列車も発着する。同時に、ストラスブール自治体連合にとって主要乗換駅である。旅客者数に関しては、パリ周辺を除いて、リヨン・パール=デュー駅リール=フランドル駅に次いで、フランス国内第3位に位置する。

LGV東ヨーロッパ線2007年に開通したことに伴い、大規模な改修が行われた。コンコース面積を拡大する必要があったが、駅舎は歴史的建造物であったため、駅舎前面全体をガラス張りの大屋根で包み込み、駅前広場の一部を屋内コンコースとしてリニューアルした。

利用可能な鉄道路線[編集]

高速鉄道[編集]

夜行列車[編集]

ナイトジェットが運航する夜行列車が、週に3回、ウィーンリンツザルツブルクミュンヘンカールスルーエ-ストラスブール-パリを結ぶ[1][2]

地域列車[編集]

地域列車としては、グランテスト地域圏急行輸送(TER Grand Est)によって旅客運航がなされている。

ラッシュアワー時(土日祝日を除く)には、サルグミーヌ - クリメリ=メイノ駅間の列車が存在。

特別列車[編集]

  • ブリュッセル - ストラスブール(ストラスブールの欧州議会議事堂で行われる本会議の際に、欧州議会議員及びそのスタッフ専用の直行電車がタリスによって運航される。)
  • ストラスブール - ルルド(毎年行われる巡礼に際して、TGVによって運航される)
  • バーゼル・ファスナハトに際して、TERの夜間運転を実施。
  • ストラスブール - ビシュハイム整備場(整備場職員用に、TERの車両で毎日往復運航がなされている。)

交通機関[編集]

近郊公共交通機関[編集]

ストラスブール駅は、ストラスブール交通会社が運航するトラム5路線と乗換可能である。トラムのA線、D線、C線は「中央駅停留所」(A線、D線は駅の地下、C線は地上に存在)から、B線、F線は、ストラスブール駅から350m離れたFaubourg national停留所から乗換可能である。

バス路線も4系統(G系統、H系統、2系統、10系統)、ストラスブール駅前から乗車可能である。

脚注[編集]

  1. ^ Vienne” (フランス語). Nightjet. 2022年7月26日閲覧。
  2. ^ Nightjet : votre train de nuit Paris-Vienne à partir de 29,90€” (フランス語). フランス国鉄. 2022年7月26日閲覧。