クリストフ・エッシェンバッハ

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クリストフ・エッシェンバッハChristoph Eschenbach, 1940年2月20日 - )は、ドイツピアニスト指揮者

略歴[編集]

ドイツシレジア地方の都市ブレスラウ(現ポーランドヴロツワフ)に生まれる。幼時に両親を亡くし孤児となるが、ドイツの篤志家エッシェンバッハ家の養子として引き取られ、音楽教育を受ける。音楽的キャリアにおいては当初、優れたピアニストとして国際的に名声を馳せた。日本においても、音大ピアノ科生のアイドル的存在であった。モーツァルトのソナタや、ヘルベルト・フォン・カラヤンベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とのベートーヴェンの協奏曲の録音などがある。また教則本バイエルを初めとするツェルニーソナチネアルバムソナタアルバムなどの卓抜な演奏録音でも知られる。

ジョージ・セル、カラヤンなどの薫陶を受け、1970年代より指揮者に転進した。客演キャリアの後、北ドイツ放送交響楽団音楽監督として手腕を発揮した。一時期、アメリカでフィラデルフィア管弦楽団、フランスでパリ管弦楽団という欧米トップランクの両オーケストラの音楽監督を兼任した(北ドイツ放響の最終シーズンは3団体兼任)。また、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭ラヴィニア音楽祭パシフィック・ミュージック・フェスティバルなどの音楽祭の芸術監督も務めたほか、2007年メトロポリタン歌劇場来日公演でジェームズ・レヴァインの代役としてオペラを振るなど、幅広く活動している。2010年のシーズンよりワシントンD.C.ナショナル交響楽団及びケネディ・センターの音楽監督に就任した。

ドイツ系指揮者としてはクルト・マズアクリストフ・フォン・ドホナーニニコラウス・アーノンクールらのベテラン世代と、これから約20年下がったフランツ・ウェルザー=メストクリスティアン・ティーレマン準・メルクルらの若手世代の中間に位置する。

外部リンク[編集]


先代:
クリストフ・シュテップ
ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団
首席指揮者
1979年 - 1983年
次代:
レイフ・セーゲルスタム
先代:
ゲルト・アルブレヒト
チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団
首席指揮者
1982年 - 1986年
次代:
若杉弘
先代:
イヴァン・フィッシャー
ナショナル交響楽団
音楽監督
2010年 -
次代: