アーシャのアトリエ 〜黄昏の大地の錬金術士〜

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アーシャのアトリエ
〜黄昏の大地の錬金術士〜
ジャンル ロールプレイングゲーム
対応機種 プレイステーション3
開発元 ガスト
発売元 日本の旗 ガスト
アメリカ合衆国の旗 日本一ソフトウェア
欧州連合の旗 コーエーテクモゲームス
人数 1人
メディア BD-ROM1枚
発売日 日本の旗 2012年6月28日
アメリカ合衆国の旗 2013年3月5日
欧州連合の旗 2013年3月8日
価格 通常版:7,140円(税込)
プレミアムボックス:10,290円(税込)
対象年齢 CEROB(12才以上対象)
コンテンツ
アイコン
セクシャル
その他 ダウンロードコンテンツ対応
PlayStation®Network対応
インストールデータ容量:2300MB
セーブデータ容量:1800KB以上
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アーシャのアトリエ 〜黄昏の大地の錬金術士〜』(アーシャのアトリエ たそがれのだいちのれんきんじゅつし)は、2012年6月28日ガストから発売されたプレイステーション3ロールプレイングゲーム

錬金術によるアイテム作成を主題としたアトリエシリーズの14作目(外伝的作品を除く)である。今作の物語は、錬金術で栄華をきわめた文明が衰退し、滅びを迎えつつある黄昏の大地を舞台に、薬師の少女アーシャが行方不明になった妹のニオを取り戻すために、錬金術と光る花の秘密を知る旅に出るというものである。キャラクターデザインが担当している。

目次

ゲームシステム [編集]

システムは大きく分けてフィールドパートとワールドマップパート、戦闘パートに分かれている。街エリアで態勢を整え、ワールドマップで行きたい場所に移動し、そこで採取や戦闘をしつつ目標の達成を目指す。フィールド上にいる敵キャラクターと接触すると戦闘パートに移行する。戦闘はコマンド入力で操作し、攻撃とスキル、アイテムを使う日本製RPGではスタンダードなスタイルである。戦闘後は若干の猶予時間があり、その間は敵に触れても戦闘にはならないため、敵が密集していても安全に回復アイテムが使用できる。

仲間が2人以上いる場合、ゲージがたまると一定時間内に△、□ボタンを押すことでアクティブコマンドが使える。攻撃を行う時に追撃を加えたり、敵が攻撃してきた時に仲間をかばうことができる。2人がアクティブコマンドを使える場合、L1、R1ボタン、あるいは方向キー←→を押すことで使うキャラクターを変更できる。

仲間キャラクターはそれぞれ戦闘で使える「スキル」を持っており、それを使うことで戦闘を有利に進めることができる。レベルが上がると使えるスキルが増え、最終的に4種類の技が使えるようになる。一定のレベルに達すると強力な「必殺技」が使えるようになり、通常モンスターならほぼ一撃で倒せる上、体力の多いボスモンスターを相手にする時は重宝する。ただし、使う際は必殺ゲージが満タンになっている必要がある。

スタートボタンを押すとメインメニューが開き、アイテムの入れ替えや装備の着脱、ステータスの確認などができる。セレクトボタンを押すとノートが開き、目標を確認することができる。

各パートでは時折イベントが発生し、ストーリーや目標にかかわる重要なものもあれば、思わず笑いを誘うような変わったものもある。また、イベントがたまっていると、そのエリアから出てもう一度入ることで発生させることができる。

本作の最大の特徴として、採取や戦闘で得たアイテムを調合し、より優れたアイテムや素材を生み出す「調合」システムがある。調合は街エリアで行うことができ、これを使って強力な攻撃、回復アイテムを作ったり、納品依頼を解決することができる。調合できるアイテムはお店やフィールドで参考書を手に入れることで増えていく。特にアーシャは戦闘スキルがないため、敵が強力になる中盤以降は調合で作った攻撃アイテムが頼りになる。ストーリー進行にも関わる重要なシステムである。

従来作にあった、ストーリーにかかわる短期的なクリア目標は廃止された[1][2]:pp.22-23

本作には制限時間が設けられており、開始からちょうど3年となる4年目の4月1日にゲーム終了となる。行動できるのは前日の3月30日(このゲームではひと月が30日)までであるため注意が必要。ゲームオーバーになることはなく、状況に応じたエンディングとスタッフロールが流れる。スタッフロール後にクリアデータをセーブすることができ、このデータをロードすることで一部のデータが引き継がれた2周目がプレイできる。

あらすじ [編集]

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今作の物語は、錬金術で発展した文明が衰退し、人類が静かに滅びつつある黄昏の時代を舞台としている。錬金術の知識は一度失われた後に再発見されはじめているが、今作の舞台となる地域にはまだ伝わっていない。

このゲームではプレイヤーの選んだ行動に対して一日単位で時間が過ぎていき、3年経過すると物語の進行状況に関わらずゲーム終了となる。以下に物語の概略を示す。

主人公は薬師の少女アーシャ・アルトゥール。数年前に妹のニオが行方不明となって以来、天涯孤独の身となっていた。

ある日、この地域を訪れていた錬金術士のキースグリフとともにニオの幻影を見たことでその生活が一変した。キースグリフはニオの生存を示唆したが、ニオを助けて欲しいというアーシャの願いを拒絶した。その代りに、アーシャに錬金術と光る花について学び、自分の力で真理を探し出すように諭した。アーシャは、錬金術を理解するため、そしてニオを助けるために旅立つことを決意した。

アーシャは知人の紹介により有力者の支援を受け、城塞都市フィルツベルクで自分のアトリエを持つ。また、道中や街でそれまでになかった数の友人を持つことが出来た、アーシャはニオのことや、友人と楽しく過ごしたこと、錬金術を学んだことなどの大切な思い出を日記に書きとめていく。

手がかりを求めて遺跡などを探索するなかで、アーシャは何度かニオの幻影と出会う。ニオは少し言葉を交わしただけで消えてしまうが、そのあとには必ず普通には見られない光る花が周囲に残されていた。光る花について調査するために、古代文明の知識が保存された図書館、弐番館を訪問したアーシャは、そこで、「百年に一度咲く花」「雨を待つ花」「陽を避けて咲く花」のことを知り、探し求める。キースグリフは当初、自分に利がないということでアーシャを助けることを拒否していたが、しだいに真理に近づいていくアーシャに、師としての助言を与えるようになっていく。

キースグリフの指導を得たアーシャは光る花の秘密を解き明かし、ニオの居場所を突き止める。ここまででニオは、活動中の遺跡の管理システムによって、種を保存するために保護されていたことが示される。アーシャは管理システムを破壊してニオを取り戻すが、古代文明の善意の遺産を無為にしたことに悩む。

アーシャとニオの二人は家に帰り、ここで本編は一区切りとなる。この後も期限の3年が過ぎるまでゲームは続き、ニオを連れて旅に出ることができる。また、本編と並行して、アーシャの友人たちのエピソードが挿入されるが、それぞれのエピソードの結末をニオを取り戻した後に語られる[2]:pp.22-23

キャラクター [編集]

アーシャ・アルトゥール (Ayesha Altugle)
- 井上麻里奈
本作の主人公。ニオの姉。17歳。身長:157cm、A型。職業:薬士、のちに錬金術士。
人里離れたアトリエに住む少女。かつては祖父と妹・ニオと3人暮らしだったが、数年前に師でもあった祖父が他界し、ニオも行方不明になり、現在は1人で薬草や珍しい植物の採取をしながら、暮らしている。ある日、妹がどこかで生きていることが分かり、再会のために旅へ出ることを決意する。真面目で礼儀正しい性格。錬金術の腕は確かだが、本人はあまりそれを自覚していない(そもそも、自身の駆使する技術が錬金術であることを知らなかった)。
ニオ・アルトゥール (Nio Altugle)
- 伊瀬茉莉也
アーシャの妹。13歳。身長:148cm、A型。職業:家事手伝い。
数年前に薬の材料のアトリエ近くの遺跡へ採取に行ったまま行方不明となる。姉想いの優しい性格で、アーシャとは非常に仲が良かった。
レジナ・カティス(Regina Curtis)
- 水沢史絵
女性発掘家。23歳。身長:163cm、O型。職業:遺跡発掘。
女性でありながら有能で、街の商工組合とも繋がりを持つ。社交的で面倒見が良く、しっかり者。家は、大所帯。
キースグリフ・ヘーゼルダイン(Keithgrif Hazeldine)
- 中田譲治
古代の知識を集める旅をしている錬金術士。45歳。身長:180cm、AB型。職業:異国の錬金術士。
紳士的で冷静沈着だが、錬金術の知識の研究の為なら手段を選ばず、トラブルを起こす為、周囲からの評判は悪いものの、本人は全く気にしていない。
ユーリス・グルンデン(Juris Grunden)
- 鳥海浩輔
獣退治をするハンターの青年。20歳。身長:182cm、O型。職業:猟師。
家族を養う為に獣を狩って暮らしている。一族のしきたりに従い、古の龍を倒して、その鱗をまとい、一人前になりたいと思っている。しきたりに囚われる傾向があるが、本来は家族想いで優しい性格。妹が1人いる。
ウィルベル・フォル=エルスリート(Wilbell voll=Erslied)
- 瀬戸麻沙美
魔法使いの一族の少女。14歳。身長:141cm、B型。職業:魔法使い。
家訓の定めで、魔法の旅をしている。空を自由に飛ぶ魔法を探している。魔法の腕前は、知識こそ豊富な様だが、実践は不足している。小生意気で、ちゃっかりしている。
リンカ(Linca)
- 小清水亜美
マリオンの護衛を務める女性。20歳。身長:160cm、A型。職業:護衛業。
剣の腕は確かで、常人外れの戦闘技術を持つ。しかしその一方、一般的教養は全くといっていいほど持ち合わせておらず、常識外れな言動・行動をしては周囲を困らせている。なお、彼女の服装や髪型は、全てマリオンの趣味である。
マリオン・クィン(Marion Quin)
- 植田佳奈
22歳。身長:150cm、A型。職業:遠方から来た駐在員。
遠い地から派遣されて来た駐在員。遺跡の記録作成や、資源調査を目的としている。日々上司から無茶な依頼を受け、愚痴をこぼしながらも仕事はしっかりこなしている。DLCにて、追加パーティーキャラとして加入させることができる。
オディーリア(Odileia)
- 佐土原かおり
年齢不明。身長:157cm、血液型不明。職業:弐番館司書。
世界最大の図書館「弐番館」の司書。その実体はかつて錬金術士によって生み出されたオートマタ(機械人形)であり、弐番館の全ての蔵書の内容を記憶している。人形らしく機械的な口調で喋るが、一方で人間のようなお茶目な一面もある。食事を摂る必要はないはずだが、甘いものには目がない。彼女を作ったマスターは、キースグリフによく似ていたらしい。DLCにて、追加パーティーキャラとして加入させることができる。
ハリー・オルソン(Harry Olson)
- 真殿光昭
36歳。身長:175cm、O型。職業:ハリー商会経営者兼好事家。
フィルツベルクの商業に大きな影響力を持つ、ハリー商会のオーナー。かなりの変人だが、面倒見は良い。前時代の遺産を集めることに非常に熱心であり、その知識を披露することも多いが、どこまでが真実なのかはわからない。
メリエッタ・ミューア(Merietta Muir)
- 佐藤聡美
19歳。身長:157cm、B型。職業:ハリー商会の店員。
ハリー商会の経営する雑貨店「黒猫の散歩道」の店員。オーナーのハリーが趣味に没頭しているため、実質店を取り仕切っているのは彼女である。ハリーの趣味に不満をいう事も多いが、何だかんだで結局付き合っている。
アーニー・リトルトン(Ernie Lyttelton)
- 杉山紀彰
26歳。身長:175cm、A型。職業:交易商人。
各地を牛車で巡り、交易をしている青年。アーシャのアトリエにも薬の取引で出入りしており、アーシャとは家族のような関係を築いている。アーシャのことを常に気にかけており、アーシャからすると「お母さんのような存在」らしい。
ナナカ・グルンデン(Nanaca Grunden)
- 大亀あすか
16歳。身長:155cm、O型。職業:遊牧民の娘。
ユーリスの妹。うし飼いとして、良いうしの餌を探すために世界を巡っている。アーシャとは旅の途中で偶然出会い、年齢も近いことと、同じうし好きとして打ち解け、友人となる。神出鬼没で、あり得ない場所に突如うしと共に現れることもしばしば。
ラナン・エッツ(Ranun Ets)
- 松野太紀
25歳。身長:170cm、AB型。職業:放浪する人。
世界を旅しつつ、バグパイプを用いた音楽を奏でる青年。創作に生きる自由人を自称するが、言い換えればただの働く意欲のない若者である。彼とは正反対で、働くことを生きがいとするアーニーとの出会いで、彼の人生観は大きく変わることとなる。
フレッド・ロッドフォーク(Fred Rodfork)
- 稲田徹
30歳。身長:185cm、A型。職業:パン職人。
フィルツベルクに店を構えるパン屋の店主。大柄な体型からは想像もできないような、可愛いパンを作る。出来るだけ多くの人に自分のパンを食べてもらうことが彼のモットーであり、儲けはほぼ度外視しているようだ。
カイル・タレンバート(Kyle Tarenbert)
- 野島健児
26歳。身長:165cm、A型。職業:酒場のマスター。
ホルンハイムの酒場「白い鴉亭」の料理長兼マスター。軽い性格ですぐ女性をナンパしようとするが、かつてそのせいで仕事をクビになったことが何度もあるらしく、最近は自重している。酒場のマスターだが自身は酒が全く呑めない下戸。ユーリスとは幼馴染であり、顔を合わせれば互いに悪態をつくが、実は仲が良い。
ターニャ・フォルタ(Tanya Folta)
- 野水伊織
11歳。身長:154cm、A型。職業:塩屋。
空の向こうに広がる大塩湖にて、塩を取って生活をしている少女。遠く離れた都会に大して憧れを持っており、都会からやってきたアーシャに対して話を聞かせてくれるように頼んでくる。

主題歌 [編集]

関連商品 [編集]

オリジナルサウンドトラック [編集]

オリジナルサウンドトラック
サウンドトラック
リリース 2012年6月27日
ジャンル J-POPゲームソング
時間 202分33秒
レーベル ガスト (GUSTCD-10007~9)

2012年6月27日にガストから発売された本作のサウンドトラックアルバム。 BGMの他、オープニング・エンディングテーマやフィニッシュジングルを含む全94トラックをCD3枚に収録。 によるアーシャの描きおろしイラストのスリーブケース仕様。

作曲:阿知波大輔、下田祐、柳川和樹(順不同)

Twilight Hour [編集]

Twilight Hour
スタジオ・アルバム
リリース 2012年6月27日
録音 studio Fine, D-Sound, コーエーテクモスタジオ, FujiyamaRecordings 音泉
ジャンル J-POPゲームソング
時間 42分19秒
レーベル ガスト (GUSTCD-10010)

2012年6月27日にガストから発売された本作のボーカルアルバム。 ゲーム内で使用されたボーカル曲9曲すべてをフル収録。 左によるニオの描きおろしイラストのスリーブケース仕様。

  1. 花標 - 野見山睦未(バンドLocal busのボーカル)
    作詞・作曲・編曲:柳川和樹
    オープニングテーマ。
  2. Mystic Pendulum - Rurutia
    作詞・作曲・編曲:Rurutia
    ワールドイメージテーマ。
  3. いばら - やなぎなぎ(元supercellのゲストボーカル)
    作詞・作曲・編曲:柳川和樹
    イベントテーマ。
  4. Stargazer - 紗也研音所属のアーティスト)
    作詞:青木香苗、作曲・編曲:阿知波大輔
    バトルテーマ。
  5. 黄昏 - 妙(バンドtaikaのボーカル)
    作詞:下田祐・青木香苗、作曲:下田祐、編曲:阿知波大輔
    ストーリーテーマ。
  6. MARIA - 霜月はるか
    作詞:青木香苗、作曲・編曲:阿知波大輔
    バトルテーマ。メイリアと読む。
  7. 宵の星 - チリヌルヲワカ(元GO!GO!7188のボーカル中島優美を中心に結成したバンド)
    作詞・作曲:中島優美
    キャラクターテーマ。
  8. 夢を織る家 - 霜月はるか
    作詞:青木香苗、作曲・編曲:阿知波大輔
    アトリエテーマ。
  9. Altair - Annabel
    作詞:青木香苗、作曲・編曲:阿知波大輔
    エンディングテーマ。アルテアと読む。

脚注 [編集]

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  1. ^ 編集部:Ky (2012年6月15日). “アーシャのアトリエ」を先行プレイ。システムの簡易化と世界観の強化によって,より間口の広い“RPG”へと成長したシリーズ最新作”. 4Gamer.net (Aetas). http://www.4gamer.net/games/150/G015067/20120613051/ 2012年7月16日閲覧。 
  2. ^ a b 、2012、「巻頭特集 アーシャのアトリエ 黄昏の大地の錬金術師」、『電撃PlayStation』(Vol.521 2012.7.22)、アスキー・メディアワークス pp. pp.18-33

外部リンク [編集]