アメリカン・サイコ
| アメリカン・サイコ American Psycho |
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|---|---|
| 著者 | ブレット・イーストン・エリス |
| 訳者 | 小川高義 |
| 発行日 | |
| 発行元 | |
| 国 | |
| 言語 | 英語 |
| 形態 | 文庫本 |
| ページ数 | 332 (上巻) 346 (下巻) |
| 公式サイト | www.kadokawa.co.jp (上巻) www.kadokawa.co.jp (下巻) |
| コード | ISBN 978-4-04-267301-9 (上巻) ISBN 978-4-04-267302-6 (下巻) |
『アメリカン・サイコ』(American Psycho)は、1991年に出版されたブレット・イーストン・エリスの小説作品。1980年代後半のマンハッタンを舞台に、ウォール街の投資銀行でヴァイスプレジデントを務める一方で快楽殺人を繰り返す主人公を描く。
2000年には、メアリー・ハロン監督、クリスチャン・ベール主演により映画化され、2000年1月に行われたサンダンス映画祭で初公開された。
目次 |
[編集] 概要
ニューヨークはウォール街の投資会社P&Pに副社長として勤務するパトリック・ベイトマンは人生を謳歌している。ロングアイランドに居を構える裕福な一家に生まれ、アメリカ屈指の名門のボーディングスクール、フィリップス・エクセター・アカデミーを卒業しハーバード大学に入学。その2年後にはハーバード・ビジネス・スクールで大学院課程も修了した。現在はトム・クルーズも住んでいる都心の一等地アッパーウェストサイドのアパートメントを借り、ベイトマンはいわゆるヤッピーの典型だ。昼間はジムに行って汗を流し、ニューヨークでも指折りの高級レストランで同僚達とテーブルを囲む。実際、その会社を所有しているのは他でもないベイトマンの実父であり、ベイトマン自身が仕事内容について作中で語る事は皆無である。むしろ、ウォール街で働くエリートビジネスマンというのは建前で、ベイトマンの本当の生活は夜に始まる。同僚達は皆、彼自身と同じく高学歴・高収入のエリート達ばかり。しかし、それと同時に彼らは哀しいほど浅はかで、同僚間の信頼や友情は殆どうわべだけの物。共通のヘアスタイル、共通の趣味、そして共通のブランドのスーツを着こなす彼らのライフスタイルは、時としてお互い誰が誰だか分からなくなってしまうほど似通っている。確立された個々のアイデンティティーなどそこには無く、そのコミュニティーに溶け込み順応する事(Fitting In)とその過程においての自己の同一性混乱(Identity Confusion)が本作のテーマの一つにもなっている。表面上は仲の良く、気さくな同僚達。しかし腹の内ではお互いが何を考えているか知っている者などいない。会社では皆、行きつけのレストランや名刺のデザインなどを比べあい優越感に浸るばかり。そんな中、ある日ベイトマンの前にルックス・学歴・身だしなみなど非の打ち所のない同僚、ポール・オーウェン(映画ではポール・アレン)が現れるが・・・
[編集] 映画
| アメリカン・サイコ | |
|---|---|
| American Psycho | |
| 監督 | メアリー・ハロン |
| 脚本 | メアリー・ハロン グィネヴィア・ターナー |
| 製作 | エドワード・R・プレスマン クリス・ハンリー クリスチャン・ハルシー・ソロモン |
| 製作総指揮 | マイケル・パサーネク ジェフ・サックマン ジョセフ・ドレイク |
| 出演者 | クリスチャン・ベール ウィレム・デフォー ジャレッド・レト ジョシュ・ルーカス サマンサ・マシス マット・ロス ビル・セイジ クロエ・セヴィニー カーラ・シーモア ジャスティン・セロー グィネヴィア・ターナー リース・ウィザースプーン |
| 音楽 | ジョン・ケイル |
| 編集 | アンドリュー・マーカス |
| 配給 | |
| 公開 | |
| 上映時間 | 102分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 英語 |
| 製作費 | $7,000,000[1] |
| 興行収入 | $34,266,564[1] |
| allcinema | |
| キネマ旬報 | |
| AllRovi | |
| IMDb | |
[編集] キャスト
| 役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
|---|---|---|
| パトリック・ベイトマン | クリスチャン・ベール | 草尾毅 |
| ドナルド・キンボール | ウィレム・デフォー | 野沢那智 |
| ジーン | クロエ・セヴィニー | 西田絵里 |
| コートニー・ローリンソン | サマンサ・マシス | 高田由美 |
| ポール・アレン | ジャレッド・レト | 高木渉 |
| イヴリン・ウィリアムズ | リース・ウィザースプーン | 笹井千恵子 |
| クレイグ・マクダーモット | ジョシュ・ルーカス | |
| ルイス・カルザース | マット・ロス | |
| デイヴィッド・ヴァン・パッテン | ビル・セイジ | |
| クリスティ | カーラ・シーモア | |
| ティモシー・ブライス | ジャスティン・セロー | |
| エリザベス | グィネヴィア・ターナー |
[編集] スタッフ
- 監督: メアリー・ハロン
- 脚本: メアリー・ハロン、グィネヴィア・ターナー
- 原作: ブレット・イーストン・エリス
- 製作: エドワード・R・プレスマン、クリス・ハンリー、クリスチャン・ハルシー・ソロモン
- 製作総指揮: マイケル・パサーネク、ジェフ・サックマン、ジョセフ・ドレイク
- 共同製作: アーニー・バーバラッシュ、クリフォード・ストライト、ロブ・ワイス
- 撮影監督: アンジェイ・セクラ
- 編集: アンドリュー・マーカス
- 音楽: ジョン・ケイル
- 音楽監修: バリー・コール、クリストファー・カヴァート
- 美術: ギデオン・ポンテ
- 衣装: アイシス・マッセンデン
- キャスティング: ビリー・ホプキンス、スーザン・スミス、ケリー・バーデン
[編集] 製作
原作の映画化にあたっては、実に多くの俳優やスタッフが検討された。いくつもの候補が挙がったのち、クリスチャン・ベール主演でメアリー・ハロンによる監督の企画が進められていたが、スタジオ側がレオナルド・ディカプリオの主演を発表し、これに不満を示したハロンが監督を降板。そこで監督にはオリバー・ストーンが検討されたが、ストーン、ディカプリオともに頓挫し、ハロンとベールが復帰している。
インタビューで監督が語るには、原作では残虐な表現をこと細かく描写していたのに対し、映画版ではあくまで主人公の心理描写と80年代後半のバブルの不条理性に対する皮肉に徹しているため、残虐描写は控えたという。 映画のエンディングでは、デヴィッド・ボウイの"Something in the air"が流れる。この曲は、世の中や自分自身、そしてパートナーへの愛情が冷めたある男についての曲である。残されたものは虚しい絶望、あきらめと制御不能の怒れる悲しみだけ。ボウイの傷ついた獣のように感情豊かな歌が、この作品に洗練を加えた。
[編集] 出典
- ^ a b “American Psycho (2000)” (英語). Box Office Mojo. 2010年6月13日閲覧。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- American Psycho - ユニバーサル・ピクチャーズによる公式ウェブサイト (アメリカ)
- アメリカン・サイコ - アミューズソフトエンタテインメントによるDVDの公式ウェブページ (日本)