クロエ・セヴィニー

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Chloë Sevigny
クロエ・セヴィニー
クロエ・セヴィニー
2019年 カンヌ国際映画祭にて
本名 Chloë Stevens Sevigny
生年月日 (1974-11-18) 1974年11月18日(49歳)
出生地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 マサチューセッツ州スプリングフィールド
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
職業 女優ファッションデザイナー
ジャンル 映画テレビドラマ
活動期間 1982年 -
主な作品
映画
ボーイズ・ドント・クライ
アメリカン・サイコ
ドッグヴィル
ブラウン・バニー
荒野にて
デッド・ドント・ダイ
テレビドラマ
ビッグ・ラブ
アメリカン・ホラー・ストーリー
 
受賞
全米映画批評家協会賞
助演女優賞
1999年ボーイズ・ドント・クライ
ロサンゼルス映画批評家協会賞
助演女優賞
1999年『ボーイズ・ドント・クライ』
ゴールデングローブ賞
助演女優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)
2010年ビッグ・ラブ
その他の賞
インディペンデントスピリット賞
助演女優賞
1999年『ボーイズ・ドント・クライ』
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クロエ・セヴィニーChloë Sevigny1974年11月18日 - )は、アメリカ合衆国女優ファッションデザイナー、元ファッションモデル

来歴[編集]

生い立ち[編集]

マサチューセッツ州スプリングフィールドで生まれ、コネチカット州ダリアンという白人の富裕層が住む町で育つ。父親のH・デヴィッド・セヴィニーはフランス系カナダ人だが1996年に亡くなった[1]。母親のジャニー(旧姓マリノウスキ)はルクセンブルク育ちのポーランド系アメリカ人[2]。兄のポールはクラブのDJをしている[3]

170cmの身長を生かしブルックリンモデルをしたり、インターンとしてファッション雑誌の編集をしていた

キャリア[編集]

1995年に当時の恋人ハーモニー・コリン脚本を書いた『KIDS/キッズ』で女優としてデビュー。インディペンデント映画を中心に活動している。

デザイナーとして映画『ガンモ』の衣装デザインに関わった。

1999年公開の『ボーイズ・ドント・クライ』ではアカデミー助演女優賞の候補となり、全米映画批評家協会賞助演女優賞やロサンゼルス映画批評家協会賞助演女優賞を受賞した。

2006年放送開始のテレビシリーズ『ビッグ・ラブ』に出演し、2010年のゴールデングローブ賞助演女優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)を受賞した。

プライベート[編集]

イギリスのミュージシャンであるジャーヴィス・コッカーや、ロックバンド「A.R.E.ウェポンズ」のマット・マコーレーと交際していたことがある[4]

2020年5月2日、第1子となる男児を出産[5]

主な出演作品[編集]

映画[編集]

公開年 邦題
原題
役名 備考
1995 KIDS/キッズ
Kids
ジェニー
1996 トゥリーズ・ラウンジ
Trees Lounge
デビー
1997 ガンモ
Gummo
ドット
1998 ラスト・デイズ・オブ・ディスコ
Last Day of Disco
アリス
1999 ボーイズ・ドント・クライ
Boys Don't Cry
ラナ インデペンデント・スピリット賞 助演女優賞 受賞
全米映画批評家協会賞 助演女優賞 受賞
ロサンゼルス映画批評家協会賞 助演女優賞 受賞
1999 ジュリアン
Julien Donkey-Boy
パール
マップ・オブ・ザ・ワールド
A Map of the World
キャロル・マッカシー
2000 アメリカン・サイコ
American Psycho
ジーン
ウーマン ラブ ウーマン
If These Walls Could Talk 2
エミー
2002 10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス
Ten Minutes Older: The Trumpet
DEMONLOVER デーモンラヴァー
Demonlover
エリース
2003 パーティ★モンスター
Party Monster
ギッツィ
ドッグヴィル
Dogville
リズ・ヘンソン
ブラウン・バニー
The Brown Bunny
デイジー
ニュースの天才
Shattered Glass
ケイトリン・アヴィー
2004 メリンダとメリンダ
Melinda and Melinda
ローレル
2005 マンダレイ
Manderlay
フィロメナ
ブロークン・フラワーズ
Broken Flowers
カルメンのアシスタント
ミセス・ハリスの犯罪
Mrs. Harris
リン テレビ映画
ルーシー・リューの「3本の針」
3 Needles
クララ
2006 シスターズ
Sisters
グレース・コリエ
2007 ゾディアック
Zodiac
メラニー
2009 実験室KR-13
The Killing Room
エミリー
狂気の行方
My Son, My Son, What Have Ye Done
イングリッド
2013 ラヴレース
Lovelace
レベッカ
2014 リトル・アクシデント -闇に埋もれた真実-
Little Accidents
ケンドラ・ブリッグス
2016 Antibirth サディ
2017 彼女のいた日々
Golden Exits
アリッサ
ベアトリス・アット・ディナー
Beatriz at Dinner
シャノン
冷たい晩餐
The Dinner
バーバラ・ローマン
荒野にて
Lean on Pete
ボニー
スノーマン 雪闇の殺人鬼
The Snowman
Sylvia Ottersen / Ane Pedersen
2018 モンスターズ 悪魔の復讐
Lizzie
リジー・ボーデン 兼製作
2019 デッド・ドント・ダイ
The Dead Don't Die
ミネルヴァ・モリソン
クイーン&スリム
Queen & Slim
ミセス・シェパード
2022 ボーンズ アンド オール
Bones and All

テレビ[編集]

公開年 邦題
原題
役名 備考
2004 ふたりは友達? ウィル&グレイス
Will & Grace
Monet 1エピソードに出演
2006-2010 ビッグ・ラブ
Big Love
ニコレット・グラント 53エピソードに出演
ゴールデングローブ賞助演女優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門) 受賞
2012 アメリカン・ホラー・ストーリー: 精神科病棟
American Horror Story : Asylum
シェリー 6エピソードに出演
2015-2016 アメリカン・ホラー・ストーリー: ホテル
American Horror Story : Hotel
アレックス・ロウ 12エピソードに出演
2015-2017 BLOODLINE ブラッドライン
Bloodline
チェルシー・オバノン 24エピソードに出演
2019 見せかけの日々
The Act
メル メインキャスト

PV[編集]

その他[編集]

  • 日本では2000年森下仁丹より発売された「プチグミ」のテレビCMに出演したことがある。

参照[編集]

  1. ^ Chloe Sevigny Biography (1974–)”. Film Reference. 2009年4月17日閲覧。
  2. ^ Chloë Sevigny (II) Biography”. Yahoo! Movies. 2010年3月2日閲覧。
  3. ^ A&M Entertainment: Paul Sevigny”. A&M Entertainment. 2010年3月15日閲覧。
  4. ^ Brinton, Jessica (2009年5月17日). “Chloë Sevigny, the queen of cool”. London: Times Online (UK). http://women.timesonline.co.uk/tol/life_and_style/women/fashion/article6280331.ece 2009年10月7日閲覧。 
  5. ^ “親子3ショットをお披露目! クロエ・セヴィニー、第1子を出産”. ELLE. (2020年5月6日). https://www.elle.com/jp/culture/celebgossip/a32392098/chloe-sevigny-boy-birth-200507/ 2020年5月20日閲覧。 

外部リンク[編集]