アイスランドペニス博物館

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博物館内部
様々なペニスの標本

アイスランドペニス博物館(アイスランドペニスはくぶつかん、Icelandic Phallological Museum)は、アイスランド共和国フーサヴィークにある、ペニスの収集・展示を目的とした私設博物館である。

館長兼オーナーのシグルズール・ハーターソンの個人コレクションを展示する。常時開館はしておらず、5月から9月の間の夏季限定の営業で、209点の生殖器標本および63点の民族学資料を展示する。

沿革[編集]

アイスランドの中等学校の校長シグルズール・ハーターソン(Sigurdur Hjartarson)は、1974年ウシのペニスを入手したことをきっかけにさまざまな生物のペニス標本を収集し始めた。

教員の協力により捕鯨基地から提供されたクジラ目の生殖器が最初期の収集物だったが、後に収集の対象は哺乳類全般に広がる。

1997年、ハーターソンは首都レイキャビクに自身のコレクションを展示する目的でアイスランドペニス博物館を開館。この頃、収蔵されていた標本は62点に上った。2004年、博物館はフーサヴィークへ移転している。

館内にはペニスのホルマリン漬け標本のほか、アイスランドの妖精や妖怪など伝承に関する資料や、をテーマとした芸術品なども展示されている。将来的にはアイスランドの陸と海に棲むすべての哺乳類のペニスを収集することを目指している。

ホモ・サピエンスのペニスは収蔵していなかったが、1915年生まれのアイスランド人男性が陰茎学の知識増進という趣旨に賛同して、自らのペニスを死後寄贈する契約を交わしていた。この男性は2011年1月初旬に逝去し、ペニスの摘出が行われ、標本が博物館の所蔵品に加わることになった[1][2]。このほかにもアメリカ人男性などがペニスの死後寄贈を表明している[3]。ペニス博物館は2008年の北京オリンピックにおけるハンドボール競技で銀メダルに輝きアイスランドを熱狂させたハンドボールアイスランド代表の選手のペニス像も所蔵している。選手のペニスを型取りし、銀メダルにちなんで銀で鋳造した像を寄贈されたということだが、報道によれば館長の娘が想像して作成した像であり、代表選手は「型取りなどしていない。我々とは無関係」と述べている[4]

収蔵物[編集]

ギャラリー[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ アイスランドにある「男性器博物館」の展示に初の人間の標本が加わる GiGAZINE, 2011年04月13日
  2. ^ Iceland's Penis Museum Gets Human Specimen For Display After Man Dies - Huffingtonpost.com 04/12/11 06:46
  3. ^ Barnard, Linda (2012年4月29日). “Hot Docs 2012: Icelandic penis museum's search for a human specimen”. The Toronto Star. http://www.toronto.com/article/725233--hot-docs-2012-icelandic-penis-museum-s-search-for-a-human-specimen 2012年5月27日閲覧。 
  4. ^ The Penises of the Icelandic Handball Team - The sculpture they inspired and the controversy they touched off. by Sarah Lyall, Slate, Aug. 8, 2012

外部リンク[編集]