アイスランド・クローナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

1,10,50,100クローナ硬貨
1,10,50,100クローナ硬貨

アイスランド・クローナ (アイスランド語: íslensk króna) は、アイスランド通貨単位である。略称はISK、複数形はクローヌル(Krónur)。補助通貨単位は「オイラル」で1クローナ=100オイラルだが、現在はまず使われない。

[編集] 概要

流通はアイスランド中央銀行が管理している。紙幣は500、1,000、2,000、5,000の4種類、硬貨は1、5、10、50、100の5種類が流通している。1クローナ≒1.37円(2008年7月13日現在)

コインには海の生物が描かれており、漁業が経済を支えてきた国ならではの硬貨と言える。1ISKは、5ISKはイルカ、10ISKはカペリン、50ISKは、100ISKはランプフィッシュとなっている。また、1ISK以外の硬貨の裏には雄牛巨人の4体の生き物が描かれている。これは、アイスランドの「守護神」である。その昔デンマーク国王がアイスランドを征服するために魔術師をアイスランドに派遣したところ、アイスランドの各方角にこの4体が存在していて征服をあきらめざるを得なかった、という伝説に基づいている。東を龍、北を鷲、西を雄牛、南を巨人が守護するとされ、東アジア四神にも通ずる部分がある。なお、1ISK硬貨の裏側には巨人しか描かれていない。

最近、アイスランド・クローナの価値は下がりつつあるが、通常のレストランで夕食を取ると6,000クローナ以上はかかる。アイスランドの物価は現在も非常に高い状態を維持しており、またインフレ率も2008年現在、前年比10%以上を記録し続けている。

ウィキメディア・コモンズ