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|種 = '''カルガモ''' ''A. zonorhyncha'' |
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|学名 = ''Anas zonorhyncha'' [[ロバート・スウィンホー|Swinhoe]], [[1866年|1866]]<ref name="ioc">[http://www.worldbirdnames.org/bow/waterfowl/ Screamers, ducks, geese, swans], Gill F & D Donsker (Eds). 2018. IOC World Bird List (v 8.2). https://doi.org/10.14344/IOC.ML.8.2 (Retrieved 11 July 2018)</ref>{{ |
|学名 = ''Anas zonorhyncha'' [[ロバート・スウィンホー|Swinhoe]], [[1866年|1866]]<ref name="ioc">[http://www.worldbirdnames.org/bow/waterfowl/ Screamers, ducks, geese, swans], Gill F & D Donsker (Eds). 2018. IOC World Bird List (v 8.2). https://doi.org/10.14344/IOC.ML.8.2 (Retrieved 11 July 2018)</ref>{{Sfn|日本鳥学会目録編集委員会|2012|p=21}} |
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|和名 = カルガモ{{ |
|和名 = カルガモ{{Sfn|日本鳥学会目録編集委員会|2012|p=21}} |
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|英名 = spot-billed duck<ref name="iucn" /><br />[[:en: spot-billed duck|spot-billed duck]]<ref name="ioc"/>{{ |
|英名 = spot-billed duck<ref name="iucn" /><br />[[:en: spot-billed duck|spot-billed duck]]<ref name="ioc"/>{{Sfn|日本鳥学会目録編集委員会|2012|p=21}} |
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[[ファイル:Hina_karugamo01.jpg|thumb|250px|雛]] |
[[ファイル:Hina_karugamo01.jpg|thumb|250px|雛]] |
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[[ファイル:Anas zonorhyncha family.jpg|thumb|250px|カルガモの親子]] |
[[ファイル:Anas zonorhyncha family.jpg|thumb|250px|カルガモの親子]] |
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'''カルガモ'''(軽鴨{{ |
'''カルガモ'''(軽鴨{{Sfn|安部直哉|2008|p=109}}、[[学名]]:''Anas zonorhyncha'')は、[[鳥類|鳥綱]][[カモ目]][[カモ科]][[マガモ属]]に分類される[[鳥類]]。 |
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== 分布 == |
== 分布 == |
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[[中華人民共和国]]、[[日本]]、[[アムール州|アムール]]地方、[[朝鮮半島]]に分布する<ref name="shimada_et_al2006">"Tetsuo Shimada, Atsuki Azuma, Toru Kumagi, "Eastern Spot-billed Duck<!-- 英語版と日本語版で内容はほぼ同じなのだが、英語版は''Anas zonorhyncha''、日本語版は''Anas poecilorhyncha''となっていて亜種についても記述がある -->," ''Bird Research News''<!-- 2006年10月号 -->, Volume 3, No.1, Bird Research、2006、Pages 4-5.</ref><!-- iucnを用いようと思ったのだが、分布に隔離地であるブータンが含まれる(逆に東南アジア分布の狭義の''A. poecilorhyncha''の分布域にブータンがないなど、分類の変更に伴う修正の誤りか)など内容に疑問があるため国名は列挙できないがこちらを使用 -->。 |
[[中華人民共和国]]、[[日本]]、[[アムール州|アムール]]地方、[[朝鮮半島]]に分布する<ref name="shimada_et_al2006">"Tetsuo Shimada, Atsuki Azuma, Toru Kumagi, "Eastern Spot-billed Duck<!-- 英語版と日本語版で内容はほぼ同じなのだが、英語版は''Anas zonorhyncha''、日本語版は''Anas poecilorhyncha''となっていて亜種についても記述がある -->," ''Bird Research News''<!-- 2006年10月号 -->, Volume 3, No.1, Bird Research、2006、Pages 4-5.</ref><!-- iucnを用いようと思ったのだが、分布に隔離地であるブータンが含まれる(逆に東南アジア分布の狭義の''A. poecilorhyncha''の分布域にブータンがないなど、分類の変更に伴う修正の誤りか)など内容に疑問があるため国名は列挙できないがこちらを使用 -->。 |
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日本では主に[[本州]]以南に周年生息([[留鳥]])するが<ref name="shimada_et_al2006" />、北方に生息する個体には[[冬季]]に暖地へ移動するものも存在する([[渡り鳥]]){{ |
日本では主に[[本州]]以南に周年生息([[留鳥]])するが<ref name="shimada_et_al2006" />、北方に生息する個体には[[冬季]]に暖地へ移動するものも存在する([[渡り鳥]]){{Sfn|藤本和典|1992|pp=236-237}}。和名は「軽の池」([[橿原市]]大軽周辺とする説もあり)で夏季も含めて見られたカモであったことに由来すると考えられている{{Sfn|安部直哉|2008|p=109}}。 |
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== 形態 == |
== 形態 == |
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全長51.5 - 64.5センチメートル<ref name="shimada_et_al2006" />。翼長オス25.4 - 27.6センチメートル、メス24.3 - 26センチメートル{{ |
全長51.5 - 64.5センチメートル<ref name="shimada_et_al2006" />。翼長オス25.4 - 27.6センチメートル、メス24.3 - 26センチメートル{{Sfn|黒田長久|森岡弘之|1980|p=39}}。頭頂や背・腰は黒褐色{{Sfn|黒田長久|森岡弘之|1980|pp=14-88}}。次列風切の光沢は青紫色で、次列風切や三列風切羽縁に小型で不明瞭な白色部がある{{Sfn|黒田長久|森岡弘之|1980|pp=14-88}}。オスは腹部が濃褐色で、羽毛外縁(羽縁)の淡色部が小型になり胸部との差異が明瞭<ref name="imamura_sugimori">{{Cite journal|和書|author1= 今村知子|author2= 杉森文夫|year=1989|title= 羽色に基づく繁殖期のカルガモの雌雄判別|journal= 山階鳥類研究所研究報告|volume= 第21巻|issue= 2|publisher= [[山階鳥類研究所]]|location= 千葉|language=ja|pages=247-252|issn= 18833659|doi= 10.3312/jyio1952.21.247|naid= 130003572745|pmid= |id= |isbn= |url= https://www.jstage.jst.go.jp/article/jyio1952/21/2/21_2_247/_pdf/-char/ja|format= PDF|accessdate= 2022-08-14|quote= }}</ref>。尾羽基部を被う羽毛(上尾筒・下尾筒)が光沢のある黒<ref name="imamura_sugimori" />。メスは胸部と腹部の羽色の差異が不明瞭<ref name="imamura_sugimori" />。上尾筒や下尾筒が黒褐色で、羽縁が淡色だったり淡色の斑紋が入る<ref name="imamura_sugimori" />。 |
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オスは腹部が濃褐色で、羽毛外縁(羽縁)の淡色部が小型になり胸部との差異が明瞭<ref name="imamura_sugimori">今村知子、杉森文夫 「[https://doi.org/10.3312/jyio1952.21.247 今村知子、杉森 文夫:羽色に基づく繁殖期のカルガモの雌雄判別] 」『山階鳥類研究所研究報告』第21巻2号、[[山階鳥類研究所]]、[[1989年]]、247-252頁。</ref>。尾羽基部を被う羽毛(上尾筒・下尾筒)が光沢のある黒<ref name="imamura_sugimori" />。メスは胸部と腹部の羽色の差異が不明瞭<ref name="imamura_sugimori" />。上尾筒や下尾筒が黒褐色で、羽縁が淡色だったり淡色の斑紋が入る<ref name="imamura_sugimori" />。 |
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== 分類 == |
== 分類 == |
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以前は種''Anas poecilorhyncha''および亜種''A. p. zonorhyncha''の和名がカルガモとされていた{{ |
以前は種''Anas poecilorhyncha''および亜種''A. p. zonorhyncha''の和名がカルガモとされていた{{Sfn|黒田長久|森岡弘之|1980|pp=14-88}}。[[2016年]]現在のBirdlife Internatinal・[[2017年]]現在のClements Checklist (v2017)・[[2018年]]現在のIOC World Bird List (v8.2) では、いずれも本種を独立種として扱っている<ref name="iucn" /><ref name="ioc" /><ref>Clements, J. F., T. S. Schulenberg, M. J. Iliff, D. Roberson, T. A. Fredericks, B. L. Sullivan, and C. L. Wood. 2017. The eBird/Clements checklist of birds of the world: v2017. Downloaded from http://www.birds.cornell.edu/clementschecklist/download/. (Retrieved 11 July 2018).</ref>。 |
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== 生態 == |
== 生態 == |
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[[川|河川]]や[[湖沼]]・[[湿地]]・[[干潟]]・[[田|水田]]などに生息する<ref name="shimada_et_al2006" />{{ |
[[川|河川]]や[[湖沼]]・[[湿地]]・[[干潟]]・[[田|水田]]などに生息する<ref name="shimada_et_al2006" />{{Sfn|藤本和典|1992|pp=236-237}}。渡りは行わないが、北部個体群は冬季になると南下する{{Sfn|黒田長久|森岡弘之|1980|pp=14-88}}。 |
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[[餌]]は主に[[夜間]]にとる{{ |
[[餌]]は主に[[夜間]]にとる{{Sfn|藤本和典|1992|pp=236-237}}。食性は主に植物食で植物の葉や種子などを食べるが<ref name="shimada_et_al2006" />、昆虫なども食べる{{Sfn|藤本和典|1992|pp=236-237}}。2004年に長野県で狩猟された個体は、咥えていたものと消化管の内容物を含めて3.2 - 6.6センチメートルの[[オイカワ]]を30尾も食べていた報告例もある<ref>{{Cite journal|和書|author=水野千代|title= カルガモの魚類捕食に関する事例報告|journal=[[Strix]]|volume= vol.24|language=ja|issn=09106901|publisher=[[日本野鳥の会]]|location=東京|year=2006|pages=201-203}}</ref>。 |
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繁殖形態は卵生。集団繁殖地([[コロニー]])を形成することもある<ref name="shimada_et_al2006" />{{ |
繁殖形態は卵生。集団繁殖地([[コロニー]])を形成することもある<ref name="shimada_et_al2006" />{{Sfn|黒田長久|森岡弘之|1980|pp=14-88}}。草本や枯草・ササなどを組み合わせた直径22 - 30センチメートルに達する皿状の巣を作る<ref name="shimada_et_al2006" />。10 - 14個の卵を産む<ref name="shimada_et_al2006" />。抱卵期間は26 - 28日<ref name="shimada_et_al2006" />{{Sfn|黒田長久|森岡弘之|1980|pp=14-88}}。[[谷津干潟]]において子連れのメスが他個体の雛8羽、[[オカヨシガモ]]の雛3羽を殺した例が報告されている<ref name="shimada_et_al2002">Tetsuo Shimada, Kazuyuki Kuwabara, Saori Yamakoshi, Tomomi Shichi, "[https://doi.org/10.1007/s10164-002-0058-7 A case of infanticide in the Spot-billed Duck in circumstances of high breeding density]," ''Journal of Ethology'' Volume 20, Issue 2, 2002, Pages 87-88.</ref>。これは繁殖地が高密度になった影響で、親鳥が攻撃的になったためと推定されている<ref name="shimada_et_al2002" />。 |
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{{要出典範囲|繁殖期前期(交尾から営巣地の探索程度まで)はつがいで行動するが、メスが抱卵・育雛を行っている間、オスは概ねオスだけの群れを形成する。繁殖期が終わると、まずメス親とヒナとの関係が消失する。その後は不透明であるが、越冬期前には、雌雄で構成される大群を形成する|date=2018年7月}}。 |
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== 人間との関係 == |
== 人間との関係 == |
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=== 食害等 === |
=== 食害等 === |
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[[イネ]]などを食害する{{ |
[[イネ]]などを食害する{{Sfn|黒田長久|森岡弘之|1980|pp=14-88}}、水田を踏み荒らすことで種籾を埋没させ発芽率を低下させる害鳥とみなされることもある<ref name="shimada_et_al2006" />。 |
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=== 食用 === |
=== 食用 === |
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{{出典の明記|date=2018年7月|section=1}} |
{{出典の明記|date=2018年7月|section=1}} |
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本種は雑食の性質が強く、植物質の餌以外に[[タニシ]]などの動物質の餌も好んで食べるため、肉に臭みが出る傾向がある。そのため、日本では[[マガモ]]のように賞味される機会は少ない<!--(パンを食べることもある)フランスでは[[ジビエ]]料理で当たり前のように賞味されている。-->ものの、それでもマガモと比べて食味が極端に落ちるほどではなく、植物食の傾向が強い時期の肉はマガモと並んで美味とされる<!--{{要出典|date=2010年12月}}-->。[[狩猟]]鳥として人気があり、毎年20数万羽が撃ち落されていると言われる{{ |
本種は雑食の性質が強く、植物質の餌以外に[[タニシ]]などの動物質の餌も好んで食べるため、肉に臭みが出る傾向がある。そのため、日本では[[マガモ]]のように賞味される機会は少ない<!--(パンを食べることもある)フランスでは[[ジビエ]]料理で当たり前のように賞味されている。-->ものの、それでもマガモと比べて食味が極端に落ちるほどではなく、植物食の傾向が強い時期の肉はマガモと並んで美味とされる<!--{{要出典|date=2010年12月}}-->。[[狩猟]]鳥として人気があり、毎年20数万羽が撃ち落されていると言われる{{Sfn|藤本和典|1992|pp=236-237}}。 |
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=== 交雑 === |
=== 交雑 === |
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日本では、カルガモと、飼育されていたものが野生化したと考えられるマガモやマガモ系アヒルが交雑した事例が各地で報告されている<ref>{{cite web|url=http://www.jawgp.org/anet/jg013v.htm |title=東アジア・オーストラリア地域渡り性水鳥重要生息地ネットワーク(ガンカモ類)支援・鳥類学研究者グループ:JOGA 第10回集会「ガンカモ類外来種の現状と対策及び今後の課題」 ガンカモ類外来種の概況について|author=呉地正行|publisher=日本鳥学会|date=2008-09-13|accessdate=2019-01-01}}</ref>。また、カルガモと、放し飼いの[[アヒル]]や[[アイガモ]]との交雑が多く見られるようになっている<ref>{{cite web|url=http://www.naro.affrc.go.jp/org/narc/chougai/wildlife/ducks_v33.pdf |title=鳥種別生態と防除の概要:カモ類|work=鳥害対策|author=国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業研究センター 鳥獣害グループ |publisher=国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構|date=2009-09-03|format=PDF|accessdate=2019-01-01}}</ref>。 |
日本では、カルガモと、飼育されていたものが野生化したと考えられるマガモやマガモ系アヒルが交雑した事例が各地で報告されている<ref>{{cite web|url=http://www.jawgp.org/anet/jg013v.htm |title=東アジア・オーストラリア地域渡り性水鳥重要生息地ネットワーク(ガンカモ類)支援・鳥類学研究者グループ:JOGA 第10回集会「ガンカモ類外来種の現状と対策及び今後の課題」 ガンカモ類外来種の概況について|author=呉地正行|publisher=日本鳥学会|date=2008-09-13|accessdate=2019-01-01}}</ref>。また、カルガモと、放し飼いの[[アヒル]]や[[アイガモ]]との交雑が多く見られるようになっている<ref>{{cite web|url=http://www.naro.affrc.go.jp/org/narc/chougai/wildlife/ducks_v33.pdf |title=鳥種別生態と防除の概要:カモ類|work=鳥害対策|author=国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業研究センター 鳥獣害グループ |publisher=国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構|date=2009-09-03|format=PDF|accessdate=2019-01-01}}</ref>。 |
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日本のカルガモはアヒルとの種間雑種が存在しているとされる{{ |
日本のカルガモはアヒルとの種間雑種が存在しているとされる{{Sfn|藤本和典|1992|pp=236-237}}。アヒルの原種はマガモであり、3代も野生で放置されると[[飛翔]]するほどになるが、日本のカルガモもアヒルと交雑することで、元々は狩猟の対象であり、ヒトを恐れていたはずのカルガモも前述のようなヒトを恐れない行動をとるようになっていったと考えられ、都市部のカルガモの多くがアヒルとの雑種であり、[[遺伝子汚染]]が進行している。照明の多い都市部では夜間に飛翔する[[個体]]もある。外形に関する遺伝形質はカルガモの方が強いため、見た目はカルガモでも[[性格]]はアヒルに近いものが現れたと分析される<ref>藤本和典著、『生物いまどき進化論』、技術評論社、2009年12月10日初版第1刷発行、ISBN 9784774140568{{要ページ番号|date=2016-06-28}}</ref>。 |
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=== カルガモの引っ越し === |
=== カルガモの引っ越し === |
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日本では[[1984年]]以降、数年間に渡って[[東京都]][[大手町 (千代田区)|千代田区大手町]]にある[[三井物産ビル]]のプラザ池から[[皇居]]和田倉堀へ引っ越す本種の親子をメディアが取り上げ、ブームとなったことがある。同ビルに本社を置く[[三井物産]]では、[[1998年]]から[[2013年]]まで、女性社員が'''カルガモレディ'''として同池に営巣するカルガモを観察し、記録していた<ref>{{cite news|url=http://www.asahi.com/national/update/0613/TKY201306130040.html |title=5年ぶりのヒナ誕生を確認 三井物産本店のカルガモ |newspaper=朝日新聞|date=2013-06-13|archiveurl=https://web.archive.org/web/20130613080722/http://www.asahi.com/national/update/0613/TKY201306130040.html |archivedate=2013-06-13|accessdate=2014-05-25|deadlinkdate=2018-07}}</ref><ref name="tokyo150112">{{Cite news|title=都心でカルガモまた会える|newspaper=[[東京新聞]]|date=2015-01-12|url=http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2015011202000144.html|accessdate=2015-01-18|archiveurl=https://web.archive.org/web/20150118002206/http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2015011202000144.html|archivedate=2015- |
日本では[[1984年]]以降、数年間に渡って[[東京都]][[大手町 (千代田区)|千代田区大手町]]にある[[三井物産ビル]]のプラザ池から[[皇居]]和田倉堀へ引っ越す本種の親子をメディアが取り上げ、ブームとなったことがある。同ビルに本社を置く[[三井物産]]では、[[1998年]]から[[2013年]]まで、女性社員が'''カルガモレディ'''として同池に営巣するカルガモを観察し、記録していた<ref>{{cite news|url=http://www.asahi.com/national/update/0613/TKY201306130040.html |title=5年ぶりのヒナ誕生を確認 三井物産本店のカルガモ |newspaper=朝日新聞|date=2013-06-13|archiveurl=https://web.archive.org/web/20130613080722/http://www.asahi.com/national/update/0613/TKY201306130040.html |archivedate=2013-06-13|accessdate=2014-05-25|deadlinkdate=2018-07}}</ref><ref name="tokyo150112">{{Cite news|title=都心でカルガモまた会える|newspaper=[[東京新聞]]|date=2015-01-12|url=http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2015011202000144.html|accessdate=2015-01-18|archiveurl=https://web.archive.org/web/20150118002206/http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2015011202000144.html|archivedate=2015-01-18|deadlinkdate=2019-01-01}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://www.mitsui.com/jp/ja/kidsmbk/karugamo/index.html |title=「カルガモ日記」|publisher=三井物産|archiveurl=https://web.archive.org/web/20120320011216/http://www.mitsui.com/jp/ja/kidsmbk/karugamo/index.html|archivedate=2012-03-20|accessdate=2019-01-01|deadlinkdate=2018-07}}</ref>。この池は、同ビルの再開発のため2013年に閉鎖されたが、[[2021年]]3月までに新たな池が整備される予定である<ref name="tokyo150112" />。 |
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=== その他 === |
=== その他 === |
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一列に並んで歩く親子の様子から、複数の車両が同様に走行することやそれを悪用した反則行為を「'''カルガモ走行'''」(カルガモそうこう)と称するようになった<ref> |
一列に並んで歩く親子の様子から、複数の車両が同様に走行することやそれを悪用した反則行為を「'''カルガモ走行'''」(カルガモそうこう)と称するようになった<ref>{{Cite web|url=https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E8%BB%BD%E9%B4%A8%E8%B5%B0%E8%A1%8C/#jn-249588|title=かるがもそうこう【軽鴨走行】の意味|website=goo国語辞書|publisher=[[NTTレゾナント]]|accessdate=2022-08-14}}</ref>。 |
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[[1994年]]([[平成]]6年)[[1月13日]]から[[2014年]](平成26年)[[3月31日]]まで販売された90円[[日本の普通切手|普通切手]]の意匠になった<ref>{{Cite web |url=http://yushu.or.jp/stamp_date/futsuu.html |
[[1994年]]([[平成]]6年)[[1月13日]]から[[2014年]](平成26年)[[3月31日]]まで販売された90円[[日本の普通切手|普通切手]]の意匠になった<ref>{{Cite web |url=http://yushu.or.jp/stamp_date/futsuu.html|title=普通切手、慶弔切手一覧 |publisher=公益財団法人[[日本郵趣協会]] |accessdate=2014-04-01|archiveurl=https://web.archive.org/web/20140407102425/http://yushu.or.jp/stamp_date/futsuu.html |archivedate=2014-04-07|}}(ただし、発売開始の出典とはならない){{出典無効|date=2018年7月}}</ref><ref>{{Cite web |url=https://www.post.japanpost.jp/notification/pressrelease/2013/00_honsha/1206_01_01.pdf |title=新料額の普通切手及び郵便葉書等の発行等(2 販売を終了する普通切手・郵便葉書等の内容) |publisher=[[日本郵便株式会社]] |date=2013-12-06 |accessdate=2022-06-09|format=PDF}} </ref><ref>{{Cite web |url=https://www.post.japanpost.jp/notification/pressrelease/2013/00_honsha/1206_01_04.pdf |title=別紙3 販売を終了する普通切手の意匠等 |publisher=日本郵便株式会社 |accessdate=2022-06-09|format=PDF}} </ref>。 |
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== 脚注 == |
== 脚注 == |
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== 参考文献 == |
== 参考文献 == |
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* {{Cite book|和書|editor= |
* {{Cite book|和書|editor= 藤本和典|year=1992|date=1992-08-01|title=野鳥ポケット図鑑|publisher=[[主婦の友社]]|series=主婦の友生活シリーズ|isbn=9784635070171|language=ja|ref=harv}} |
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* {{Cite book|和書|editor= |
* {{Cite book|和書|editor= 安部直哉|year=2008|date=2008-10-01|title=山溪名前図鑑 野鳥の名前|publisher=[[山と溪谷社]]|isbn=978-4-07-602621-8|language=ja|ref=harv}} |
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* {{Cite book|和書| |
* {{Cite book|和書|author= [[黒田長久]]|author2= 森岡弘之|year=1980|date=|title=世界の動物分類と飼育 9 ガンカモ目|publisher=東京動物園協会|isbn=4-88622-053-3|language=ja|ref=harv}} |
||
* {{Cite book|和書|editor= |
* {{Cite book|和書|editor= 日本鳥学会目録編集委員会|year=2012|date=2012-09-15|title=日本鳥類目録|publisher=[[日本鳥学会]]|edition=改訂第7版|isbn=978-4-930975-00-3|language=ja|ref=harv}} |
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== 関連項目 == |
== 関連項目 == |
2022年8月14日 (日) 13:21時点における版
カルガモ | |||||||||||||||||||||||||||
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カルガモ Anas zonorhyncha
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保全状況評価[1] | |||||||||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Anas zonorhyncha Swinhoe, 1866[2][3] | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
カルガモ[3] | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
spot-billed duck[1] spot-billed duck[2][3] |
カルガモ(軽鴨[4]、学名:Anas zonorhyncha)は、鳥綱カモ目カモ科マガモ属に分類される鳥類。
分布
中華人民共和国、日本、アムール地方、朝鮮半島に分布する[5]。
日本では主に本州以南に周年生息(留鳥)するが[5]、北方に生息する個体には冬季に暖地へ移動するものも存在する(渡り鳥)[6]。和名は「軽の池」(橿原市大軽周辺とする説もあり)で夏季も含めて見られたカモであったことに由来すると考えられている[4]。
形態
全長51.5 - 64.5センチメートル[5]。翼長オス25.4 - 27.6センチメートル、メス24.3 - 26センチメートル[7]。頭頂や背・腰は黒褐色[8]。次列風切の光沢は青紫色で、次列風切や三列風切羽縁に小型で不明瞭な白色部がある[8]。オスは腹部が濃褐色で、羽毛外縁(羽縁)の淡色部が小型になり胸部との差異が明瞭[9]。尾羽基部を被う羽毛(上尾筒・下尾筒)が光沢のある黒[9]。メスは胸部と腹部の羽色の差異が不明瞭[9]。上尾筒や下尾筒が黒褐色で、羽縁が淡色だったり淡色の斑紋が入る[9]。
分類
以前は種Anas poecilorhynchaおよび亜種A. p. zonorhynchaの和名がカルガモとされていた[8]。2016年現在のBirdlife Internatinal・2017年現在のClements Checklist (v2017)・2018年現在のIOC World Bird List (v8.2) では、いずれも本種を独立種として扱っている[1][2][10]。
生態
河川や湖沼・湿地・干潟・水田などに生息する[5][6]。渡りは行わないが、北部個体群は冬季になると南下する[8]。
餌は主に夜間にとる[6]。食性は主に植物食で植物の葉や種子などを食べるが[5]、昆虫なども食べる[6]。2004年に長野県で狩猟された個体は、咥えていたものと消化管の内容物を含めて3.2 - 6.6センチメートルのオイカワを30尾も食べていた報告例もある[11]。
繁殖形態は卵生。集団繁殖地(コロニー)を形成することもある[5][8]。草本や枯草・ササなどを組み合わせた直径22 - 30センチメートルに達する皿状の巣を作る[5]。10 - 14個の卵を産む[5]。抱卵期間は26 - 28日[5][8]。谷津干潟において子連れのメスが他個体の雛8羽、オカヨシガモの雛3羽を殺した例が報告されている[12]。これは繁殖地が高密度になった影響で、親鳥が攻撃的になったためと推定されている[12]。
人間との関係
食害等
イネなどを食害する[8]、水田を踏み荒らすことで種籾を埋没させ発芽率を低下させる害鳥とみなされることもある[5]。
食用
本種は雑食の性質が強く、植物質の餌以外にタニシなどの動物質の餌も好んで食べるため、肉に臭みが出る傾向がある。そのため、日本ではマガモのように賞味される機会は少ないものの、それでもマガモと比べて食味が極端に落ちるほどではなく、植物食の傾向が強い時期の肉はマガモと並んで美味とされる。狩猟鳥として人気があり、毎年20数万羽が撃ち落されていると言われる[6]。
交雑
日本では、カルガモと、飼育されていたものが野生化したと考えられるマガモやマガモ系アヒルが交雑した事例が各地で報告されている[13]。また、カルガモと、放し飼いのアヒルやアイガモとの交雑が多く見られるようになっている[14]。
日本のカルガモはアヒルとの種間雑種が存在しているとされる[6]。アヒルの原種はマガモであり、3代も野生で放置されると飛翔するほどになるが、日本のカルガモもアヒルと交雑することで、元々は狩猟の対象であり、ヒトを恐れていたはずのカルガモも前述のようなヒトを恐れない行動をとるようになっていったと考えられ、都市部のカルガモの多くがアヒルとの雑種であり、遺伝子汚染が進行している。照明の多い都市部では夜間に飛翔する個体もある。外形に関する遺伝形質はカルガモの方が強いため、見た目はカルガモでも性格はアヒルに近いものが現れたと分析される[15]。
カルガモの引っ越し
日本では1984年以降、数年間に渡って東京都千代田区大手町にある三井物産ビルのプラザ池から皇居和田倉堀へ引っ越す本種の親子をメディアが取り上げ、ブームとなったことがある。同ビルに本社を置く三井物産では、1998年から2013年まで、女性社員がカルガモレディとして同池に営巣するカルガモを観察し、記録していた[16][17][18]。この池は、同ビルの再開発のため2013年に閉鎖されたが、2021年3月までに新たな池が整備される予定である[17]。
その他
一列に並んで歩く親子の様子から、複数の車両が同様に走行することやそれを悪用した反則行為を「カルガモ走行」(カルガモそうこう)と称するようになった[19]。
1994年(平成6年)1月13日から2014年(平成26年)3月31日まで販売された90円普通切手の意匠になった[20][21][22]。
脚注
注釈
出典
- ^ a b c BirdLife International. 2016. Anas zonorhyncha. The IUCN Red List of Threatened Species 2016: e.T22736042A95123703. https://doi.org/10.2305/IUCN.UK.2016-3.RLTS.T22736042A95123703.en. Downloaded on 11 July 2018.
- ^ a b c Screamers, ducks, geese, swans, Gill F & D Donsker (Eds). 2018. IOC World Bird List (v 8.2). https://doi.org/10.14344/IOC.ML.8.2 (Retrieved 11 July 2018)
- ^ a b c 日本鳥学会目録編集委員会 2012, p. 21.
- ^ a b 安部直哉 2008, p. 109.
- ^ a b c d e f g h i j "Tetsuo Shimada, Atsuki Azuma, Toru Kumagi, "Eastern Spot-billed Duck," Bird Research News, Volume 3, No.1, Bird Research、2006、Pages 4-5.
- ^ a b c d e f 藤本和典 1992, pp. 236–237.
- ^ 黒田長久 & 森岡弘之 1980, p. 39.
- ^ a b c d e f g 黒田長久 & 森岡弘之 1980, pp. 14–88.
- ^ a b c d 今村知子、杉森文夫「羽色に基づく繁殖期のカルガモの雌雄判別」(PDF)『山階鳥類研究所研究報告』第21巻第2号、山階鳥類研究所、千葉、1989年、247-252頁、doi:10.3312/jyio1952.21.247、ISSN 18833659、NAID 130003572745、2022年8月14日閲覧。
- ^ Clements, J. F., T. S. Schulenberg, M. J. Iliff, D. Roberson, T. A. Fredericks, B. L. Sullivan, and C. L. Wood. 2017. The eBird/Clements checklist of birds of the world: v2017. Downloaded from http://www.birds.cornell.edu/clementschecklist/download/. (Retrieved 11 July 2018).
- ^ 水野千代「カルガモの魚類捕食に関する事例報告」『Strix』vol.24、日本野鳥の会、東京、2006年、201-203頁、ISSN 09106901。
- ^ a b Tetsuo Shimada, Kazuyuki Kuwabara, Saori Yamakoshi, Tomomi Shichi, "A case of infanticide in the Spot-billed Duck in circumstances of high breeding density," Journal of Ethology Volume 20, Issue 2, 2002, Pages 87-88.
- ^ 呉地正行 (2008年9月13日). “東アジア・オーストラリア地域渡り性水鳥重要生息地ネットワーク(ガンカモ類)支援・鳥類学研究者グループ:JOGA 第10回集会「ガンカモ類外来種の現状と対策及び今後の課題」 ガンカモ類外来種の概況について”. 日本鳥学会. 2019年1月1日閲覧。
- ^ 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業研究センター 鳥獣害グループ (2009年9月3日). “鳥種別生態と防除の概要:カモ類” (PDF). 鳥害対策. 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構. 2019年1月1日閲覧。
- ^ 藤本和典著、『生物いまどき進化論』、技術評論社、2009年12月10日初版第1刷発行、ISBN 9784774140568[要ページ番号]
- ^ “5年ぶりのヒナ誕生を確認 三井物産本店のカルガモ”. 朝日新聞. (2013年6月13日). オリジナルの2013年6月13日時点におけるアーカイブ。 2014年5月25日閲覧。
- ^ a b “都心でカルガモまた会える”. 東京新聞. (2015年1月12日). オリジナルの2015年1月18日時点におけるアーカイブ。 2015年1月18日閲覧。
- ^ “「カルガモ日記」”. 三井物産. 2012年3月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年1月1日閲覧。
- ^ “かるがもそうこう【軽鴨走行】の意味”. goo国語辞書. NTTレゾナント. 2022年8月14日閲覧。
- ^ “普通切手、慶弔切手一覧”. 公益財団法人日本郵趣協会. 2014年4月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年4月1日閲覧。(ただし、発売開始の出典とはならない)[出典無効]
- ^ “新料額の普通切手及び郵便葉書等の発行等(2 販売を終了する普通切手・郵便葉書等の内容)” (PDF). 日本郵便株式会社 (2013年12月6日). 2022年6月9日閲覧。
- ^ “別紙3 販売を終了する普通切手の意匠等” (PDF). 日本郵便株式会社. 2022年6月9日閲覧。
参考文献
- 藤本和典 編『野鳥ポケット図鑑』主婦の友社〈主婦の友生活シリーズ〉、1992年8月1日。ISBN 9784635070171。
- 安部直哉 編『山溪名前図鑑 野鳥の名前』山と溪谷社、2008年10月1日。ISBN 978-4-07-602621-8。
- 黒田長久、森岡弘之『世界の動物分類と飼育 9 ガンカモ目』東京動物園協会、1980年。ISBN 4-88622-053-3。
- 日本鳥学会目録編集委員会 編『日本鳥類目録』(改訂第7版)日本鳥学会、2012年9月15日。ISBN 978-4-930975-00-3。